蜷川『元禄港歌-千年の恋の森-』来年1月復活、市川猿之助、宮沢りえら出演
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東急文化村ホームページより
演劇ロマンに満ち、数多くの観客を熱狂させた傑作舞台『元禄港歌-千年の恋の森-』が2016年1月、シアターコクーンに復活する。しかも市川猿之助、宮沢りえ、高橋一生、鈴木杏、段田安則ほか当代随一の豪華キャストが集結する。演出は、シアターコクーン芸術監督である蜷川幸雄だ。
『元禄港歌‐千年の恋の森‐』は、「作:秋元松代」×「演出:蜷川幸雄」の初タッグとなった舞台『近松心中物語』の大成功から1年後の1980年に誕生、好評を得て、上演が重ねられてきた。
活気溢れる元禄の時代。大店筑前屋を舞台に描かれる、結ばれない男女、哀しい秘密を背負った親子。 まさに、秋元戯曲の神髄ともいえる、陰影ある人物造形に加え、幾重にも重なった宿命が交錯し、物語は疾走していく―。 町から町へと流れ三味線弾きを生業とする瞽女の一行。迫害される念仏信者たち。 社会の底辺を必死で生き抜く人間たちの命の煌めきが、この物語に低通する神話性を感じさせる。
【演出:蜷川幸雄(シアターコクーン芸術監督)】
初演で苦労をしたこの作品を再演できるのはとても嬉しい出来事です。 りえちゃんがいて、段田さんがいて、良い俳優たちとの仕事はこれ以上ないほどの喜びでもあります。 そして、この仕事で猿之助さんとご一緒できるとは思っていませんでした。とっても嬉しいです。 猿之助さん、楽しみにしています!
【糸栄:市川猿之助】
憧れの作品の上演、また、蜷川さんがお元気なこと、何より嬉しく思っております。 徳三郎さん、紫先生、そして、美空ひばりさんへの想いを胸に、務めさせて頂きます。
【初音:宮沢りえ】
又もや、大きなハードルを与えて頂いた恐怖と興奮に満ちています。 蜷川さんからの愛ある檄をガソリンに走り切りたいと思います。 そして素敵な共演者の方達との出会いに感謝です。
【万次郎:高橋一生】
『から騒ぎ』(08年)以来、久々に蜷川さんの演出を受けさせて頂きます。 戯曲の中にある、人間の業や哀しさといった、人であるが故の≪心≫が生み出す状景を前に、 今回頂いた万次郎役を通して自分がどう作品と向き合い芝居をしていくのか。それが今から楽しみです。
【歌春:鈴木杏】
蜷川さんをはじめ、スタッフの方々、そして素晴らしい共演者の方々と同じ現場に居ることができる、 最高のチャンスに興奮しています。三味線など、課題は想像以上にたくさんあると思いますが、 一つ一つしっかりと向き合って、愛らしい歌春になっていきたいです。
【信助:段田安則】
言葉も含め非常に美しい上方の世界が描かれていて、上方出身としては嬉しい作品です。 信助という役は平幹二朗さんが演じられてきましたので、僕で良いのか…という不安はありますが、 猿之助さんと久々の共演、しかも、母子という間柄の共演をとても楽しみにしています。 やはり良いものは良い、と思わせてくれる、無条件に演劇を観る喜びに溢れた作品だと思いますので、 馴染みのない方にも是非観て頂きたいですね。
シアターコクーン・オンレパートリー2016
「元禄港歌 -千年の恋の森-」
【 作 】秋元松代
【演出】蜷川幸雄
【出演】市川猿之助、宮沢りえ、高橋一生、鈴木杏、市川猿弥、新橋耐子、段田安則 ほか
【スタッフ】 音楽:猪俣公章 劇中歌:美空ひばり 衣裳:辻村寿三郎
【東京公演】
2016年1月 Bunkamuraシアターコクーン
[
[お問合せ] Bunkamura 03-3477-3244(10:00~19:00)
【大阪公演】
2016年2月 シアターBRAVA!
[お問合せ] キョードーインフォメーション0570-200-888(10:00~18:00)
http://www.kyodo-osaka.co.jp/
【協力】松竹株式会社
【企画・製作】Bunkamura