楠本桃子のゲームコラムvol.37 技を閃いて勝機を掴め『ロマンシング サ・ガ3』
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※製品紹介サイトより引用
本日紹介するゲームは『ロマンシング サ・ガ3』!
“ロマサガ3”という愛称で呼ばれる本作は、『ロマンシング サ・ガ』シリーズの3作目にあたります。1995年11月11日にスクウェアから発売されたスーパーファミコン用ソフト。本作は、発売から20年以上経った今もなお愛されており、そのBGMの完成度の高さから、ゲームミュージックオーケストラにおいても演奏される機会が多いのです。
シリーズをプレイしたことがない方でも、ストーリーやキャラクターは作品ごとに独立しているため、ロマサガシリーズはどの作品から遊んでも楽しむことができます。本作含めたロマサガシリーズはバーチャルコンソールでも配信されているため、今からでも快適にプレイが可能です。
そして、先日ついにスマホとPS vitaでのリマスター版の発売が発表されました! 今回は予習と復習を兼ねて『ロマサガ3』の魅力を紹介したいと思います。
【物語の行方はプレイヤー次第! フリーシナリオシステムで何度も遊べる】
※製品紹介サイトより引用
本作の目玉システムといえば、“フリーシナリオシステム”。物語の主人公は8人の中から自由に選択が可能で、選択したキャラによりストーリーが変化することはもちろん、「どのルートでどうやってエンディングを迎えるのか」という選択もプレイヤー次第です。イベント中に選んだ選択肢により、思いもよらぬ結末になってしまうことも……。
フリーゆえに、様々なイベントを楽しみつつ寄り道してのプレイも、エンディングに進むためにメインイベントだけを追い、他のイベントは一切手をつけないといったプレイもできてしまいます。主人公ごとに複数のエンディングが用意されているため、周回プレイにも熱が入ります。
また、一緒に旅をする仲間も自由に選択することができるため、パーティーの戦略の幅も広がります。どのキャラを仲間にするのか、迷いが出るほど魅力的なキャラクターが揃っているので、じっくりと悩んで最強パーティーを組んでみてください。
強力な技を使える戦士や術士をはじめ、妖精やゆきだるまといった変わった仲間も存在します。いろんなキャラクターに声をかけてみましょう。仲間キャラには“LP”というステータスが設定されており、LPがゼロになってしまうとその仲間キャラは消滅してしまうので、注意をしながら戦闘を行うことが重要です。
【強力な技を閃け! 行動によって変化する戦い方!】
※製品紹介サイトより引用
本作ではRPGに必要不可欠である“レベル”という概念が存在しません。戦闘を行い勝利した際に、ランダムでステータスが上昇する、といった特殊な成長方式となっています。
武器も様々な種類のものが用意されており、キャラクターごとに得意な武器が設定されています。同じ武器種類を使用して戦闘を続けていると、武器熟練度もどんどん上がり強力になっていくため、各キャラクターに合った武器を装備させてあげましょう!
そしてロマサガシリーズに欠かせないお馴染みのシステムといえば、陣形システムと閃きシステム!
陣形システムは戦闘中の陣形を設定でき、設定した陣形に応じて様々な効果を発動させるというもの。攻撃力、防御力の上昇、自動回復の発生、素早さ上昇など、その効果は陣形により大きく異なるため、戦う相手に合わせて臨機応変に対応することが必要となってきます。
閃きシステムは、戦闘中にキャラクターが技を閃く、というもの。一度閃いた技は今後自分の所持技となり、自由に使用をすることができます。技を閃いた時の喜びは大きく、ロマサガシリーズの中でも最高にアドレナリンを得ることができる瞬間となっています!
同じ技を使用し続けると、技の極意が習得でき、他のキャラクターにもその技の装備を行うことが可能となります。たくさんの技を閃き、極意を習得することが、パーティー全体のパワーアップに繋がります。
【古き良きRPGでありながら、新しいことに挑戦したRPG】
※製品紹介サイトより引用
本作は90年代RPGの面白さをベースにしながらも、挑戦的なシステムで人気を博したゲームでした。
レベルという概念の廃止、自由にストーリーを進めることのできる自由度の高さ、新しいバトルシステムなど、挑戦的だったシステムはどれもユーザーの心に刺さり、数多くのファンを獲得したのです。
ゲームのメイン部分はもちろん、ミニゲームである施政(玉座イベント)、軍事(マス・コンバット)、商会経営(トレード)もそれぞれがひとつのゲームとして成立できる面白さを秘めています。
小林智美氏による美麗なキャラクターデザイン、伊藤賢治氏による音楽も愛され続けており、本作の大きな魅力のひとつとしてあげられることが多いです。
スマートフォン、PS vitaでパワーアップした『ロマンシング サ・ガ3』に会える時が、今から楽しみです! 当時感じた感動を胸に、改めてプレイをしたいと思います。