ZAZEN BOYS・向井秀徳が語る、自身にとってのライブ、野音、祭りとは

2017.4.5
インタビュー
音楽

向井秀徳 撮影=西槇太一

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向井秀徳(Vo, G, Key)率いるZAZEN BOYSが5月6日、日比谷野外大音楽堂(以下野音)で自主企画ライブ『THE MATSURI SESSION』を開催する。ZAZEN BOYS、吉田一郎不可触世界、LEO IMAI、KIMONOS、向井秀徳アコースティック&エレクトリック(出演順)という、向井のスタジオ・MATSURI STUDIOゆかりのアーティストが一堂に会するこのイベントは、タイトル通り“祭り”という言葉がふさわしいイベントになること必至。“MATSURI STUDIOの蠢きを感じてほしい”という向井にイベントの見どころや“特別な場所”と語る野音への思いなどを聞いた。

――5月6日を楽しみにしているファンも多いと思います。

私のスタジオ、MATSURI STUDIOゆかりのアーティストが一堂に会するイベントは、2011年に同じ野音で開催した『THE MATSURI SESSION』以来ですからね。その時はZAZEN BOYSKIMONOSと私のソロである向井秀徳アコースティック&エレクトリックの3組だったんですけれど。

――今回、6年ぶりに開催しようと思ったきっかけは、どんなことだったんでしょうか?

野音は自分にとって、ある意味、特別な場所なんですよ。単なる野外会場ではないんです。“伝説の野音”なんて言われるように、昔から特別なコンサートの歴史を刻んできている。私も何度もやらせてもらっているんですけど、野音でライブをするってことに関して、他のコンサートとは違う心持ちになるわけですよ。野音でライブができるのって4月から10月までで、そんな(野外ライブに)ちょうどいい季節に、ああいう都心の官庁街のど真ん中にある公園の中という、あの特別な雰囲気ね。「今、どこにいるんだろう」ってちょっと不思議な気分になるんですよ。演奏していても、観客として見に行っても。特に初夏は、そう感じますよね。野音ではZAZEN BOYSでも、NUMBER GIRLでもワンマンをやらせてもらったし、それに加え、いろいろなイベントでも出演してきたんですけど、(11年の時は)“たまたま野音のブッキングができた”と懇意にしているイベンターさんから連絡がありまして。

――野音は抽選なんですよね?

そうなんです。みんないい季節にスペシャルなライブを開催したいから、野音を借りたいんだけど、いかんせん土日、祝日となると日にちが限られているから、抽選という形になる。そういうプレミアムな場所なんですよ。それで、そのイベンターさんが「たまたま今年、取れましたよ」と。イベンターさんとしても、いろいろなイベントの企画を持っていると思うんだけど、その中で我々に声をかけてくれた。それならば、野音という特別な場所でラッキーにも当たりを引いたんだから(笑)、単なるワンマンライブではなくスペシャルなことをやりたいと思ったのが6年前の『THE MATSURI SESSION』だったわけです。だから、今年の開催もまぐれ当たりで(笑)、「5月の、ちょうどいい時期に野音が取れたので、またやりませんか?」と言ってくれたので、それならMATSURI STUDIOに群がる連中が野音という場所に、地下から地上に現れるみたいなイメージでやりたいということで開催することになったんです。6年前の時はMATSURI STUDIOに群がる連中は3組だったんですけど、今回は増えている。連中が(笑)。ただ、出演者の数は増えても、メンバーがかぶっているから、人間の数としてはそんなに変わらないわけですけど(笑)、そんなふうに一堂に会して、MATSURI STUDIOという拠点で活動しながらこういうことをやっているんですよって一気に見てもらおうかな、と思ったわけです。今回は、最初に4人組のZAZEN BOYSが出て、それからLEO今井バンド、KIMONOSというLEO今井と私の2人組、というふうに段々人が減っていき、最終的に私ひとりだけになるというね。

――ああ。出演順は、そういうことだったわけですね。

基本的にMATSURI STUDIOにいつもいるのは、私ひとりなんで。ひとりで蠢いているわけですよ。だから、ちょっと寂しいんだけど、段々人が減っていって、最終的にひとりになるんです。

――普通はイベントって……

ええ。段々人が増えていきますよね。それが逆に減っていくというね(笑)。夕方に始まって、日暮れに差し掛かって、徐々に暗くなっていく。そして私ひとりになって終わるというせつなさも演出したりしてね。今回は、吉田一郎というZAZEN BOYSのベーシストのソロである吉田一郎不可触世界も出演するんですけど、それはオープニング・アクトか、もしかしたらユニットとユニットの合間に演奏するかもしれないです。吉田一郎は2年前に『あぱんだ』というソロ・アルバムを作ったんですよ。あるとき突然、「実はずっとひとりで一人で曲を作って、レコーディングしてたんです。これを世に出したい」と私に言ってきたんです。ZAZEN BOYSの活動の合間合間にこそこそと制作していたらしい(笑)。

向井秀徳 撮影=西槇太一

――こそこそと(笑)。

その作品が非常に吉田一郎のパーソナリティが色濃く出ていて、吉田一郎の世界観が感じられるとてもいい作品なんですよ。それをリリースしたわけなんですけど、彼はソロとしてのパフォーマンス経験はなかったんですね。それで、作品を発表した後、サンプラーを使ったり、鍵盤を使ったり、いろいろ試行錯誤しながらライブの経験を積んでいって、現在ではバックトラックも使って、ベースを弾きながら歌うというやり方を確立している。だから今回、吉田一郎の一人舞台を観てもらおうかなと、観たことがない人もいっぱいいるんで思ったわけですよ。吉田一郎は07年に野音でやったZAZEN BOYSのワンマンライブでZAZEN BOYSに加入したんです。ZAZEN BOYSとしての初ステージが野音だったんですよ。そういう意味でも、今回、野音で吉田一郎が一人舞台を踏むというのはトピックではないかと思うんです。ZAZEN BOYSに入って10年経って、ソロで野音の舞台に立つというね。思えば、10年前の野音の時、彼はやっぱりすげえ緊張していましたよ。

――その吉田さんが野音のステージにひとりで立つとき、どんな心持ちなのか楽しみですね。

楽しみですねぇ。

――それにしても前もって出演順を発表してしまってもいいんですか?

出演順でビックリさせようと思ってませんし、最終的に私ひとりになるぞということは最初に言っておこうかなと思って。……お客さんも段々減っていってしまうのは避けたいんですけどね(笑)。そうなるとだいぶ物悲しいものがあるんで。そうなったら、それはそれで面白いかもしれないけどね。

――野音は特別な場所とおっしゃいましたが、野音には観客としても何か特別な思い出があるんでしょうか?

09年に山下洋輔さんの『結成40周年記念! 山下洋輔トリオ復活祭』というイベントを見に行ったんですよ。それは本当に気持ちいのいい季節だったんですけど、山下洋輔トリオが結成されて以降のメンバーの変遷を辿って、第1期メンバーからずっと歴代メンバーを集めて、順番に1期2期3期というふうにメンバーが入れ替わりながら、山下洋輔トリオのヒストリーを再現するわけですよ。そして、最後は歴代メンバー全員で大狂乱セッションを繰り広げるというイベントだったんですけど、あれは楽しかったですね。山下洋輔さんもずっとピアノを叩きまくりで、3時間か4時間近くやったのかな。一回、夕立が来て、二重の虹がかかったんですよね。ちょうどいい頃に。野音で山下洋輔トリオのヒストリーが盛り上がってきて、虹がかかるなんて、やっぱり野音持ってるなぁって(笑)。野音っぽいと思いました。

――野音はライブを見ながら飲むビールも美味しいですよね。

ええ。ただ、売店が一つしかないんですよ。おばちゃんがやっている。ビールが売り切れるんです。だから缶チューハイを、みんな飲みだすんですけど……って、これは私が行くようなライブの話ですけど(笑)、みんなアルコールを召し上がるんですね。おばちゃんひとりじゃ捌ききれない。売店をね、増やしたほうがいいと思うんですよ。その手のライブの時は。

――本当はいけないと思うんですけど、持ち込んでいる人もいますね。

ああ。私はやっぱおばちゃんの売店が好きなんで。あそこで普段は飲みもしない缶チューハイのフレーバーを……レモンチューハイとか、グレープフルーツとかだったら、まだいいんですよ。青リンゴサワーしか残ってないと、それを飲むしかない。それはそれでいいんですけどね(笑)。

――向井さんはZAZEN BOYSKIMONOS、ソロの3組で演奏するわけですから、肉体的にも精神的にもなかなかタフな1日になりそうですね。しかもラストはひとりでお客さんと対峙するわけで。

ええ、ええ。3組それぞれに形式が違うから、頭の切り替えができるかな?っていうふうに最初は思ってたんですけど、やっている本人は変わりませんからね。もちろん曲はそれぞれの持ち曲になるわけですけど、MATSURI STUDIOでいろいろなことをやっていますってことを、ただお客さんに見てもらいたいという気持ちなので、そんなに混乱はしないと思います。

――体力的にも大丈夫ですか?

体力的にね。そうなんですよ。物理的に長い時間になりますから、最後の向井アコエレの時は、酩酊具合が心配になりますね(笑)。

――LEO今井さんがKIMONOSに加え、自身のバンドで出演するところも見どころの一つではないでしょうか? 岡村夏彦(ギター)、シゲクニ(ベース)、白根賢一(ドラム)というバンドのメンバーがなかなかつわもの揃いで。

うん。この数年、そのメンバーで彼は活動していて、現在のLEO今井バンドのバンド感はですね、LEO今井ウィズ・サポート・プレイヤーということではなく、非常に一体感があってですね、パフォーマンスの内容もぐっと来るんです。私も何回も見ていますけど、メンバーの個性がすごく立っていて、LEO今井の曲をバンド・サウンドとして非常に強いものにしている。彼らはMATSURI STUDIOで作品を作っているわけではないんだけども、気持ち的に私としては、非常に近い場所にいる人達だと思っているんで、今回、出演してもらうことにしました。THE MATSURI SESSIONの仲間達というふうに私はとらえているわけです。

――気持ち的に近いというのは?

バンドとして一体になると言うか、バンドのサウンドが重なり合って、塊になると言うか、その当たり前の考え方を持っているんですよ。

向井秀徳 撮影=西槇太一

――5月6日の『THE MATSURI SESSION』も含め、向井さんは現在、主にZAZEN BOYSKIMONOS、向井アコエレの3つでライブ活動を行っていますが、向井さんの中ではその3つはどんなバランスで存在しているんでしょうか?

バランスはそんなに取っているつもりはないです。どれにプライオリティを置くという考え方もしていないですけど、KIMONOSはLEO今井と何かやろうかっていうちょっと無邪気な気持ちから始まったものが段々、真剣になっていったという経緯がありますから、定期的に集まって、練習をして、作品を作ってというものではないかもしれないですね。気楽というわけでもないんだけど、もっと気持ちは軽い。ZAZEN BOYSがメインと言ったらメインになるかもしれないですけども、やっぱりバンドをやりたいという気持ちは大きいですね。私がソロでやる意味合いっていうのは、身軽さですよね。たとえば、バンドだったらある程度の物理的な経費がかかるわけですから、せっかくイベントに誘ってもらっても出演できないこともあるわけですね。だけど、ひとりだったら経費ってバンドよりはかからないんで、より身軽にいろいろなところに参加できる。それとね、バンドでもソロでも歌を歌うわけですけど、バンドの中でアコギを弾いて歌っても、アコギ、聴こえませんわね。アコギをフィンガー・ピッキングで弾いても、ZAZEN BOYSの吉田一郎のベースや松下敦のシンバル音にかき消されるわけですよ。でも、たまにはぼそっと歌ったり、表現したりしたい時もあるわけですよ。同じ曲の同じ言葉をぼそっとね。ぼそっとZAZEN BOYSで歌っても、松下敦のキック・ドラムのアタックに完全にマスキングされて口パクみたいになって全然聴こえない。それに負けないためには、あるいはカシオマン(吉兼聡)の高音のチョーキング・フィードバックに負けないためには、発声方法をバンド・サウンドにしないといけないわけですよ。それでバンド・サウンドが生まれるわけで、それが楽しいんですけど、ソロの場合はそのコントロールが自分ひとりの中でできるんで、がなろうが、呟こうが、ぼそぼそと歌おうが、いろいろなことができるわけですね。そんなふうに全部を司るという意味ではソロも楽しいんですよ。

――ステージから見たい風景や作りたい空間は、3つの形態で違うものを求めているんでしょうか?

うーん、そうね。ZAZEN BOYSはメンバー4人がいて、その4人の呼吸とサウンドが乱れあって、それぞれに渦が巻き起こり、段々、その渦巻きがステージ上で一つの大きな竜巻になって、その竜巻が昇り龍に姿を変える。そして、それが観客席に向かっていって、観客席にも興奮の渦巻きが生まれ、それが段々大きな台風になる。バンドでやる時はそういった小さな渦の集まりがでっかい台風になるというイメージを持っているし、そういう現場にしたいと思っています。ソロでやる時はひとりですからね。より一対一感がありますね。私とあなた。その向き合う感じはあります。

――その一対一感っていうのは、“相手をノックアウトしてやろう”なんですか、それとも“相手と一つになりたい”なんですか?

どっちもあるんですよ。基本的にはコミュニケーションを欲している。それが音楽をやる一つの理由ですよね。自分が歌うことで、何か感覚を共有したい。それがコミュニケーションってことなんですけど、多少なりとも通じ合いたいという欲求はあります。それはバンドであっても、ソロであっても、いろいろな形であっても、基本的には同じなんです。ただ、そこには自分の表現をぶつけて、クラクラさせたいという気持ちも含まれているんです。だが、それは突き放したいということではない。自分の感情、感動を人にぶつけて、そこで反応してもらいたいということなんです。

――KIMONOSではどんな風景を見たいと思って、ライブをやっているんですか?

コラボレーションという、私とLEO今井のふたりの化学反応を求めていますね。ステージ上での向井とLEO今井のときめきあいと言うか、バンドの化学反応とは違う個人と個人の表現のぶつかりあいだったり重なりあいですね。そこにはふたり組でしか生まれないおもしろさがありますね。特にLEO今井という個性的な表現者とコラボレーションするおもしろさっていうのがある。別の誰かではなく、LEO今井と向井でやるから、私は楽しいんですね。

――なるほど。6日の『THE MATSURI SESSION』ではその3つに吉田一郎不可触世界、LEO今井バンドを加えた計5組、それぞれに違った風景が楽しめるわけですね?

ええ。ただ、その根底にはMATSURI STUDIOの地下室の匂いが漂っている。一貫してね。そういうことになると思います。

向井秀徳 撮影=西槇太一

――ところで、向井さんにとってMATSURI=祭りとは、どんなものなんでしょうか?

当然、エネルギーを発散する場所だったり時ですよね。ただ、私が自分のスタジオを、MATSURI STUDIOにした理由は、いつも祭りをやっているぐらいのテンションで行きたいという気持ちもあるんだけども、毎日、賑やかに、ワーワー騒いでいたいというわけではなくて、祭りが終わったら、“祭りの後の寂しさ”と言いますけど、ふと冷静に戻る、日常に戻るわけじゃないですか。そんな言わば狂乱と日常の繰り返しが渦巻きになる。人間の複雑な感情も同じことだと思っているんです。ただ毎日毎日がハッピーに、お祭り気分でやろうってことではないわけですよ。

――だから野音のライブも人数が減っていって、最後はひとりになる、と?

そこにつながるかもしれないね。そうだね。

――ひょっとして、音楽の原体験としてロックよりも祭りっていうものが先にあったんですか?

音楽の原体験として、祭り、縁日、お神輿…いろいろな記憶はありますよ。人がいっぱい集まってきて、お神輿があってという祭りの形ももちろん体験しているんですけど、子供の頃、村の祭りっていうのがあって、私、参加したんですよ、太鼓を叩きながら。その祭り自体は何年かに一度しか行われないもので、かつ地区に持ち回りがあって、その時に18歳から23歳の男子が太鼓を叩く役目につける。そういう取り決めがいっぱいある祭りなんですけど、ちょうど私が佐賀にいた頃、その順番が回ってきまして、強制的にやらなきゃいけなかったわけですよ。通過儀礼みたいな感じで。それで、太鼓神輿を担いで町内を1日かけて、練り歩くわけなんですけど、ワッショイワッショイじゃないんです。太鼓の叩き方も決まっていて、非常にスローモーで、すごく厳かなんです。行列でずっと移動していくんですけど、その速度も極端に遅くて、だから1日かかる。各地にポイントになる祠が何か所かあって、それをずっと回るわけです。それは賑やかに騒いで、神さんを奉ろうってものではないですね。もっとシャーマンっぽいものでしたね。祭りの形っていっぱいあって、そういう厳かな部分も含まれているわけですよ。ただ、『THE MATSURI SESSION』にはそういう厳かな、厳粛な心持ちはそんなに必要ないと思います。

――ライブ活動や映画音楽の制作など、精力的に活動されていますが、音源としては、12年のZAZEN BOYSの『すとーりーず』が最後ですよね。

ごぶさたですよ。

――『すとーりーず』をリリースした時のインタビューで、「次回作は18年だ」って冗談でおっしゃっていたんですけど、このまま行ったら本当に18年になっちゃうんじゃないかって。

ハハハハ(笑)。いや、ホントそうですよね。ZAZEN BOYSの新作っていうのは、ずっと取り掛かりたいと思っているんですけど、まだ取り掛かれていない。こういうアプローチで、こういうアイディアがあって、これをZAZEN BOYSでやってみたい――というのはいっぱいあるんですけど、それをまとめるとなると、つまり制作しようとなると、ある程度の期間を決めて集中しないといけないですよね。悩ましいところではあるんですけど、いただいたライブ活動のお誘いに応えていると、どうにもこうにも制作期間と演奏活動の折り合いがつかない。その折り合いをどうにかつけてやっていかなきゃいけないことは分かっているんですけど、集中するとなると、なんだかんだやりながらってできないですよね。その中で無理やりにでも期間を決めなきゃいけないんですけど、そう思っておったら3、4年経つんです。

――ライブだけやっていれば満足ってわけではない、と?

それはもちろん。やっぱり新しいアイディアも出てきますからね。うん、だから今年中には作り始められるよう目指しますよ。やっぱり、お客さんにも楽曲としての新物を聴いてもらいたいという気持ちもありますからね。

――最後に6日の『THE MATSURI SESSION』。どんなライブになったら大成功だというふうに考えていますか?

MATSURI STUDIOの地下室の蠢きを感じてもらえて、MATSURI STUDIOにいるような気持ちになってもらえたら。最後は私ひとりになるわけですけど、帰らないでください。本当に私ひとりだけになると、だいぶ悲しいんでね。

――いや、誰も帰らないと思いますよ(笑)。

ハハハハ(笑)。どうなるかな。楽しいんじゃないかな。野音なんで堅苦しいものではなくて、シンプルにお祭りみたいな雰囲気になるんじゃないかな。

――お客さんもきっとお酒が進むでしょうね。

(売店の)おばちゃんに言っておかないと。ストック多めにしておいてねって(笑)。


取材・文=山口智男 撮影=西槇太一

向井秀徳 撮影=西槇太一

イベント情報
THE MATSURI SESSION
5月6日(土)日比谷野外大音楽堂
出演:吉田一郎不可触世界 / ZAZEN BOYS / LEO IMAI(LEO今井 岡村夏彦 シゲクニ 白根賢一) / KIMONOS / 向井秀徳アコースティック&エレクトリック (出演順)
開場16:45/開演17:30
前売¥4,800/当日¥5,300(税込・全席指定)
(問)ADN STATE 050-3532-5600