星野源&花澤香菜「夜は短し歩けよ乙女」舞台挨拶で“乳首ドリル”全消しを悲しむ
左からキャストの秋山竜次(ロバート)、花澤香菜、星野源、監督の湯浅政明、原作者の森見登美彦。 (c)森見登美彦・KADOKAWA/ナカメの会
アニメーション映画「夜は短し歩けよ乙女」の舞台挨拶が本日4月8日に東京・TOHOシネマズ 新宿にて行われ、星野源、花澤香菜らが登壇した。
「夜は短し歩けよ乙女」は同名小説をもとにした作品で、星野は主人公“先輩”を、花澤は先輩が恋する黒髪の乙女を演じる。そのほか舞台挨拶には先輩の学友・パンツ総番長を演じる秋山竜次(ロバート)や監督の湯浅政明、原作者の森見登美彦も登場した。
自身が演じたキャラクターをイメージした衣装を身にまとったキャスト陣が、MCから「印象深い夜の思い出は?」という質問が投げかけられると、星野は「夜ふかしが大好きで翌日に何もないと朝の4時くらいまでテレビを観たり、ゲームしたりという感じです。最近で思い出深い夜は去年の大晦日は紅白のあとで別の歌番組にすぐ出なくちゃならなくて、終わった瞬間に走って車で移動して車中で年を越したんです。『間に合いました!』みたいなのを体験できたのが素敵な夜でした」としみじみと振り返る。
花澤は「一昨日の夜レコーダーに録画した番組の整理をしてたんですが、間違えて録画を全部消してしまって! 私のよしもと新喜劇が全部消えるという苦い思い出です……」とショッキングなエピソードを明かす。すると星野は「そこにあった“乳首ドリル”が全部消えたんですね……」とすかさずツッコミを入れ、花澤は「本当ですよおー」とさらに悔しそうな表情を浮かべた。
その後、原作者の森見が花束を抱えて登場。湯浅が「森見さんは原作者なのに映画を観て振り落とされてしまったクチ」と話すと、森見は「箱入り娘として大事にしすぎてたので、最初はびっくりしてしまったんですが、観れば観るほど味が出る中毒性がある」と感想を述べる。星野は「原作は森見さんの心の中の世界に連れて行ってもらえる感じですごく好き。映画は“湯浅ブースト”がかかっててこの世界じゃないところに最終的に連れて行ってもらえる。なんじゃこりゃあ!っていう面白さが大好き」「見どころは2人のミュージカルシーンです。歌うんだと最初はびっくりした」とコメントし、花澤は「いろんな感性を刺激されて、今ならなんでもできるかもと思える素敵な映画」と声を弾ませた。秋山は自身が演じたキャラクターにちなんで「この期間中くらいはパンツを履き替えずに観ていただいたらいいんじゃないかなと思う。『期間長し、来てよねお客』」と作品をアピールした。
最後に星野が「最後になるにつれ、めくるめく世界になっていくので楽しみにしてほしい。訳のわからないところに思う存分連れて行かれてください」とこれから映画を観る観客にメッセージを伝え、登壇者たちはステージを下りた。
(c)森見登美彦・KADOKAWA/ナカメの会