ウエケン50歳バースデーを祝うスペシャルナイトに、石橋凌、小泉今日子、ゆずらが集結
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ベーシスト/プロデューサーの上田健司が、自身の50歳の誕生日である2015年8月30日に、ビルボードライブ東京にてバースデーライブ【Ueda KENji 50th. BIRTHDAY FESTIVAL~Female night~】を行った。
この日MCを務めたのは、上田と同じ札幌出身で、長年音楽活動を共にしてきた怒髪天の増子直純。「ハッピー・バースデー・トゥ・ユ~」と口ずさみながら登場した増子は「近っ!」とステージ間近に着席する観客を巻き込んだトークで会場を沸かせた。増子の呼びかけで登場した本日の主役、上田健司は、ザ・ローリング・ストーンズのキース・リチャーズがツアーで着用したものと同じ派手な青のシャツに身を包み(2ndステージでは、同じくキース着用の赤のシャツにチェンジ)、怒髪天のギタリスト、上原子友康と組んだユニットMOIL&POLOSSAの「スーパーカー」でライブをスタートさせた。
この日のショーは、上田がプロデュースを手掛けた楽曲と、そのアーティストの代表曲を、ベースの上田に加え小関純匤(dr)、名越由貴夫(g)、akkin(g)、高野勲(key)、伊東ミキオ(key)と日本を代表するミュージシャンで結成されたウエケンバンドによって披露するスペシャルライブ。上田がプロデュースする女子5人組バンドDrop’sボーカルの中野ミホや、今年で25周年を迎える宍戸留美など、バラエティに富んだウエケンワールドに歓声が起こった。
次にPUFFYが登場、歌詞がカッコいいと上田も絶賛する「誰かが」とPUFFYの大ヒット曲「アジアの純真」で更に会場を盛り上げた。続いて登場したLINDBERGの渡瀬マキは上田作詞、作曲の「僕の影君の影」で会場をしっとりと落ち着かせたかと思うと、「今すぐKISS ME」のコール・アンド・レスポンスで再び観客を沸かせた。
会場が大いに盛り上がったところで、スペシャル・ゲストのゆずが登場! ゆずの登場は完全シークレットだっただけあって、ゆず2人が現れると、会場中から黄色い声が飛び交った。1曲だけの演奏だったが、名曲「栄光の架橋」の生歌熱唱に観客全員が胸を打たれ、滅多にない貴重な瞬間に、「最前列でゆずを見られるなんて失禁ものです!」と増子も興奮した様子だ。
熱気が冷めやらぬ中、続いて登場したのは永遠のアイドル、キョンキョンこと小泉今日子。会場から大歓声と「かわいいー」という声が響く中、「日本の宝に触らないで」とタッチ禁止令を出す増子とは反対に、にっこり笑顔で客間を歩くキョンキョンに大スターのオーラを感じた。上田が一方的に送りつけた楽曲がキョンキョンに気に入られたことがきっかけで親交を深めたという2人は、「samida-rain」とヒットソング「あなたに会えてよかった」の2曲を披露し会場を盛り上げた。
1stステージラストには石橋凌が登場。約30年振りの共演という小泉と石橋はがっちりと抱き合い、大物スター同士のその姿に歓声が上がった。この日は俳優ではなくロック歌手として登場した石橋は、上田が手掛けた「乾いた花」と「AFTER’45」を熱唱し、ロック魂を見せた。最後に出演者全員がステージに上がり再び上田を祝福、幸せそうな笑顔を浮かべた上田は出演者と観客に向かって「今日ここに来てくれてどうもありがとうございました」と、感謝の気持ちを述べた。
2ndステージは、スケジュールの都合上1stステージに出演できなかった加藤いずみが登場。一度オファーを断ったものの上田の猛烈なオファーに駆け付けた加藤は、「好きになってよかった」などラブソングを披露した。2ndステージラストはキョンキョンをメインに出演者と観客全員で「学園天国」を大合唱し、この日のアニバーサリー・ライブは幕を閉じた。ウエケンテイスト満載のナンバーを豪華な出演アーティスト達によって一挙に味わうことが出来た素晴らしいショーとなった。
写真:石井麻木
◎公演情報
【UEda KENji 50th.BIRTHDAY FESTIVAL~Female night~】
ビルボードライブ東京
2015年8月30日(日)
1stステージ 開場17:00/開演18:00
2ndステージ 開場20:15/開演21:00
MC:増子直純(怒髪天)
フロントアクト:MOIL&POLOSSA(上原子友康&上田健司)
キャスト:小泉今日子、宍戸留美、中野ミホ(Drop’s)、PUFFY、渡瀬マキ(LINDBERG)、石橋凌(1stステージのみ)、加藤いづみ(2ndステージのみ)
シークレット・ゲスト:ゆず(1stステージのみ)
ウエケンバンドメンバー:上田健司(Bass)、名越由貴夫(Guitar)、akkin(Guitar)、高野勲(Keyboard)、伊東ミキオ(Keyboard)、小関純匡(Drums)