大竹しのぶ×北村一輝×鈴木杏で『欲望という名の電車』12月にシアターコクーンで上演!
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大竹しのぶ 北村一輝 鈴木杏
テネシー・ウィリアムズの不朽の名作『欲望という名の電車』が、12月にBunkamuraシアターコクーンで上演される。
現代アメリカにおける最高の劇作家といわれるテネシー・ウィリアムズの名を世界的に高めた不朽の名作『欲望という名の電車』。1947 年にブロードウェイで初演の幕をあけて記録的なヒットを重ね、ピューリッツア賞などそのシーズンのほとんどすべての賞を受賞。51年にはヴィヴィアン・リーのブランチ、マーロン・ブランドのスタンリーで、エリア・カザン監督によって映画化され、アカデミー賞を受賞するなど大ヒットした。
今なお世界中で上演され続けているこの『欲望という名の電車』が、02年の蜷川幸雄演出以来、実に15年ぶりに Bunkamura シアターコクーンに登場する。今回の演出は、英国人のフィリップ・ブリーン。ヒロインのブランチには大竹しのぶ、スタンリーには北村一輝、ブランチの妹でスタンリーの妻ステラには鈴木杏が決定している。大竹と北村は舞台初共演、鈴木とは舞台デビュー作となった03年の『奇跡の人』以来の共演となる。
【あらすじ】
舞台は、ニューオリンズのフレンチクォーター。「欲望」という名の電車に乗り、「墓場」という名の電車に乗り換え、「天国」という名の駅に降り、ブランチ・デュボアは妹のステラ・コワルスキーの家にたどりついた。彼女たちは南部の大農園ベル・リーブで育った古き良き時代の上流階級の出である。ブランチは妹の貧しく猥雑な生活に驚くが、ステラの夫スタンリーはブランチの上品さが目障りで良く思わない。二人は出会った瞬間から反目し合い、ことあるごとに衝突する。スタンリーの友人ミッチの愛に、過去から逃れてきたブランチは最後の望みをかける。が、その願いは叶わず、絶望的な孤独の中にブランチは次第に狂気へと落ちてゆく。
大竹しのぶ(ブランチ・デュボア役)
蜷川さんと「また欲望やろう」と、そう約束したのは5年前でした。あのヒリヒリするテネシー・ウィリアムズの世界にまたゆけます。『地獄のオルフェウス』で私たちに演劇の素晴らしさを教えてくださった、フィリップと再び芝居を作れます。蜷川さんに「うん、これならいいよ」と言ってもらえるように頑張ります。
北村一輝(スタンリー・コワルスキー役)
新劇の代表作『欲望という名の電車』、スタンリー役を演じるマーロン・ブランドは最高でした。そして蜷川版では堤真一さんが演じたこの大役。ブランチは前作に続き大竹しのぶさん。全身全霊をかけるという言葉でも補いきれない気持ちですが、フィリップ演出のもと魅力的な作品になるよう演じたいと思います。
鈴木杏(ステラ・コワルスキー役)
初舞台の場所だったシアターコクーンで、初舞台の時に出逢えた大竹しのぶさんと、約15年ぶりにご一緒できる幸運に、もうすでに心が震えています。今の自分を余すことなく、溢れ出る全てで向き合いたいです。
〈公演情報〉
シアターコクーン・オンレパートリー2017
DISCOVER WORLD THEATRE vol.3『欲望という名の電車』
作◇テネシー・ウィリアムズ
演出◇フィリップ・ブリーン
翻訳◇小田島恒志
出演◇大竹しのぶ北村一輝 鈴木杏 他
●東京公演 2017年12月◎Bunkamura シアターコクーン
●大阪公演 2018年1月◎森ノ宮ピロティホール
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〈お問い合わせ〉Bunkamura 03-3477-3244(10:00~19:00)