水曜日のカンパネラ 『走れメロス』モチーフの新曲を配信リリース、全編モンゴルロケのMVを公開

2017.5.24
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水曜日のカンパネラ

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水曜日のカンパネラが新曲「メロス」をデジタルシングルとして5月26日にリリースすることを発表した。

水カンといえば先日、日本ダービーとコラボレーションした配信限定生ライブが一夜で累計再生回数50万再生を超えたことが話題になったばかり。そんな矢先にリリースされる「メロス」は、2月にリリースされたアルバム『SUPERMAN』後、初めてリリースされる新曲で太宰治の短編小説『走れメロス』がモチーフとなっている、ケンモチヒデフミが作詞・作曲を担当した楽曲。

楽曲の配信に先駆けて公開されたミュージックビデオは、東京競馬場からの配信限定生ライブを行なった、日本ダービーとのコラボレーションプロジェクト「東京遊駿」の第2弾として制作されたもので、全編モンゴルロケの作品となっており、水曜日のカンパネラとしては海外撮影された2作品目のミュージックビデオとなる。

水曜日のカンパネラ史上最大規模となるこのミュージックビデオは、総勢300人以上の出演者、スタッフを動員し、昼間は25℃、夜はマイナス5℃にもなるモンゴルで、現地の人々の全面協力のもと、実際に周辺に住んでいる地元の子供達100人と100頭の馬と共にコムアイも自ら馬に乗り手綱を操りながら撮影を敢行。監督は、サカナクション「years」、水曜日のカンパネラ「アラジン」「松尾芭蕉」「ツチノコ」「メデューサ」などを手がけた山田智和が担当している。

今回の主役は、ある一人のモンゴル人の少女で、その成長にフォーカスをあてコムアイとの偶然の出会いや別れ、子供達との交流を描いた作品で、子供達と馬が織り成す躍動感、子供達と共にモンゴルという土地に溶け込んだコムアイのナチュラルな表情が見所となっている。

■コムアイコメント
砂漠のように波打ちながら延々と続く荒野に、太陽が照りつけて、砂嵐が轟々鳴って、みんなで目を細く開けて、今日撮りたいものをじっと見守る。100頭の馬と100人のこども。とわたし。と、アノちゃん。
今回のヒロインのアノちゃんは、もともと出演をお願いしていたサーカス団の女の子が怪我で入院してしまい、ピンチヒッターとして撮影前日にキャスティングされた。美しい18歳で、部外者の私をモンゴルの世界に案内してくれた。石の名前や、馬の名前。乾ききった馬の糞は、燃料にするので呼び名が変わることとか。このビーズの飾りはモンゴルではおでこにつけるんだ、とか。
この乾燥した広大な地では、昼は35度の真夏になり、夜は氷点下の真冬になる。みんな野菜より肉を食べる。とても険しいように聞こえるかもしれないけれど、自然のなかでほったらかしにされて、頑張らなきゃいけないとき、ふしぎと、大きな安心を感じる。
最初に車を降りて土の上に放り出された時、それまで、眠いな、すでに疲れた、と思っていたのに、向こうの向こうまでひたすらにだだっぴろいので、身体の芯から嬉しくなった。ずっと中身がこわくて開けられないでいた箱を開けたような、すっきりしたかんじ。
ここでは、こどもたちは、ジャガイモを転がしたようにころんころん遊びまわって、馬をひっかけ走り、どつき合い、馬から降りて寝転がり、また馬を走らせ…。何度も同じカットをやり直しても、待たされても、ずっと目を細めてニコニコしている。
モンゴル人は本当に機嫌が良い。隙あらば風に吹かれてそよそよ〜って顔をする。山の向こうを感じてるような顔をする。
手伝ってくれたモンゴルの人たちも、アジアの他の国の人よりも感覚が似ている気がする。 同じ遺伝子が、二つの違う環境で生きていて、再会したような、懐かしさを感じた。
 帰ってからも耳の穴から黒い砂がザラザラ出て来たけれど、いい加減ザラザラ出てこなくなってしまって、さみしい。
砂嵐と太陽に当てられ帰る頃にはすっかり顔がモンゴル人になっていた、信頼のおける撮影チームのみんな、ありがとう。
インスピレーションをくれた、繊細で美しいサラブレッド、競馬場で働く馬を愛する皆様、新しい楽しみを教えてくれてありがとう。
モンゴルのご機嫌で頼れるみんな、ありがとう。 企画に関わったひとたち、機会を与えてくれたひとたち、確かでないものを信用してくれてありがとう。 素晴らしいいきものたちに感謝します。
by コムアイ

 
リリース情報
デジタルシングル「メロス」

メロス

2017年5月26日(金) 配信スタート

 

ライブ情報
水曜日のカンパネラ・ワンマンライブツアー 2017 〜IN THE BOX〜
6/7(水) 札幌・PENNY LANE24 18:15/19:15 (WESS:011-614-9999)
6/9(金) 函館・金森ホール 18:15/19:15 (WESS:011-614-9999)
6/10(土) 青森・青森Quarter 17:00/18:00 (GIP:022-222-9999)
6/14(水) 仙台・Rensa 18:15/19:15 (GIP:022-222-9999)
6/16(金) 静岡・SOUND SHOWER ark 18:15/19:15 (ジェイルハウス:052-936-6041)
6/24(土) 福井・響のホール  17:00/18:00 (FOB 金沢 025-229-5000)
6/25(日) 新潟・studio NEXS 17:00/18:00 (FOB新潟 025-229-5000)
7/7(金) 名古屋・DIAMOND HALL 18:15/19:15 (ジェイルハウス:052-936-6041)
7/9(日) 高松・festhalle 17:00/18:00 (DUKE高松 087-822-2520)
7/11(火) 福岡・DRUM LOGOS 18:15/19:15 (BEA 092-712-4221)
7/13(木) 鹿児島・CAPARVO HALL 18:15/19:15 (BEA 092-712-4221)
7/16(日) 岡山・YEBISU YA PRO 17:00/18:00 (夢番地岡山:086-231-3531)
7/17(月・祝) 広島・CLUB QUATTRO 17:00/18:00 (夢番地広島:082-249-3571)
7/19(水) 大阪・ZEPP OSAKA BAYSIDE 18:15/19:15 (清水音泉:06-6357-3666)
7/26(水) 新木場・STUDIO COAST 18:15/19:15 (ディスクガレージ:050-5533-0888)
8/18(金) 沖縄・ミュージックタウン音市場 18:00/19:00 (PMエージェンシー:098-898-1331)
:¥3,919 “サンキュー一休さん”(税込/整理番号付)[D別]