げんこつ団初の番外公演は古民家で繰り広げられる観客参加型のミステリーホラーナンセンス悲喜劇!

2017.5.24
ニュース
舞台


げんこつ団が、来たる5月26日(金)より、練馬区にある文化交流複合施設「東京おかっぱちゃんハウス」で、初の番外公演『コミュニティ』を上演する(5月28日まで)。

げんこつ団は1991年に活動を開始した老舗の女性劇団だ。彼女らは、時に「女性版・和製モンティパイソン」と称せらるほどの、過激なナンセンスと諷刺の求道者である。その独特かつ妥協のない笑いへのアプローチは、マニアックな“強者”喜劇ファンを引き寄せ続けてきた。

そんなげんこつ団が、結成から四半世紀余を経て、初の番外公演をおこなう。題名は『コミュニティ』。そして会場は、練馬区の文化交流複合施設「東京おかっぱちゃんハウス」。演劇ファンにはあまり聞き慣れないが、上石神井の住宅街に佇む、敷地100坪、築60年の大きな古民家なのだ。

そこで行われる芝居、ジャンル的にはミステリーホラーナンセンス悲喜劇とのこと。一体どういうことなのか。「ミステリーホラーとナンセンスと悲劇と喜劇、では決してなく、ミステリーホラーナンセンス悲喜劇です。なんと呼べばいいのか、わかりません」と、劇団からアナウンスされている。

公式ブログによると、「おかひじき祭り」なる奇祭に集まる一族の相続争いが描かれるようだ。ともかく、実際に作品を見るまで、全容はようとして知れない。知れないが、宣伝ヴィジュアルがちょっとだけ「犬神家」風だったりすることも鑑みるに、たとえば横溝正史や夢野久作はたまた笙野頼子なんかの「土俗的不条理猟奇譚」が好きな向きにとっては、無性に気になる公演と言えるのかもしれない(あるいは言えないのかもしれない)。

さらに「その未来のすべては、何故だかあなたの手に委ねられる」とも告知されており、「観客参加型」の趣もあるようなので、ますます一筋縄ではゆかない。

脚本・音響は一十口裏、演出を一十口裏・植木早苗が手掛け、出演は植木早苗・春原久子・大場靖子・河野美菜・望月文・川端さくら(乙女装置)・三明真実(アリエス)・津波恵・伊藤美穂・遠藤弘章(東京タンバリン)・中山裕康・辻崇雅(10・Quatre)。

は土曜日夜が完売、金曜日夜と日曜日夜は比較的余裕があるようだが、いかんせん僅か三日間の公演で、キャパシティが小さいので油断はできない。変わった芝居を観て刺戟を得たい人は、いますぐに予約したほうがよさそうだ。

公演情報
げんこつ団 番外公演vol.1『コミュニティ』
 
■日時:2017年  5月26日(金)〜5月28日(日)
■タイムテーブル:
26日(金)=14:00・18:30
27日(土)=14:00・18:30(完売)
28日(日)=13:00・18:00
(受付・開場は開演の30分前から)
■会場:東京おかっぱちゃんハウス
西武新宿線「上石神井駅」北口から徒歩7分(練馬区上石神井3-30-8)
■料金 3,000円 全席自由
・古民家公演のため若干の椅子席の他は、全て座布団席となります。
・客席の構造上、途中入場をお断りする場合があります。
・未就学児のご入場はお断りします。
・ご入場は当日受付順となります。

 
【STAFF&CASTS】
■脚本・演出/一十口 裏
■演出/一十口 裏・植木早苗
■出演/
植木早苗 春原久子 大場靖子 河野美菜 望月文 川端さくら(乙女装置)
三明真実(アリエス) 津波恵 伊藤美穂 遠藤弘章(東京タンバリン)
中山裕康 辻崇雅(10・Quatre)
■協賛・声の出演/オフィスチャープ
■協力/株式会社テンカトル 株式会社アリエス 乙女装置 東京タンバリン 渡辺仁美
■制作/げんこつ団事務所

■問い合わせ・制作/げんこつ団事務所
info@genkotu-dan.official.jp
03-6913-8012
■コミュニティサイト(稽古日記更新中)  http://genkotu-dan.xxxx.jp
  • イープラス
  • げんこつ団
  • げんこつ団初の番外公演は古民家で繰り広げられる観客参加型のミステリーホラーナンセンス悲喜劇!