中島美嘉との13年ぶりの共演に葉加瀬太郎が歓喜 『福岡音楽祭 ONKEI 2017』レポート
-
ポスト -
シェア - 送る
葉加瀬太郎と中島美嘉
5月27日(土)、福岡護国神社で『福岡音楽祭 ONKEI 2017』が行われた。
同音楽祭は昨年に初開催。公演スペシャル・アドバイザーとして2年連続出演を果たした葉加瀬太郎を始め、9組のアーティストが参加した。オープニングの鳥山雄司から、5組目のピアニスト・マチェック・ヤナスまで、インストゥルメンタル/ボーカルが交互に登場するバランスの取れた構成で進行。ホスト役を務める葉加瀬は鳥山、羽毛田丈史を除いた各アーティストの舞台に客演しコンサートを盛り上げた。
鳥山雄司
羽毛田丈史
葉加瀬太郎と元ちとせ
LE VELVETS
「真っ黒崎しげるで~す!」と顔黒ネタの自己紹介で登場したのは、松崎しげる。本番前、両隣の楽屋の葉加瀬やLE VELVETSが練習する中、自身は日焼け活動に勤しんでいた事を告白すると、葉加瀬が「企業努力!」とひやかし、場内は爆笑。トークでは終始、お笑いで沸かせていた松崎だが、歌では大真面目。松崎自身が慕っていた尾崎紀世彦の「また逢う日まで」や「愛のメモリー」といった昭和の名曲を歌い上げ、客席を酔わせる。
葉加瀬太郎と松崎しげる
昨年デビュー50周年を迎えた森山良子は、デビュー曲「この広い野原いっぱい」でスタート。日が沈み、周囲が夕闇に包まれ出した頃、「みなさまと共に、ここ護国神社で平和を一心に願いながら聴いて頂きたいと思います」とアコースティックギターの弾き語りで「さとうきび畑」を歌うと、オーディエンスが一緒に大合唱する感動の一幕も。
森山良子
中島美嘉のステージでは2曲目の「朧月夜~祈り」から葉加が参加。同曲は中島と葉加瀬がコラボレーションしたシングル曲で、2004年9月にリリース。ふたりの共演は同年夏のツアー以来の13年ぶりとなった。葉加瀬は「また、こうしてやれて嬉しいです!」と話し、再会を喜んだ。
葉加瀬太郎と中島美嘉
ラストの葉加瀬は19時20分頃に登場。暗くなった広い会場にヴァイオリンの音色を響き渡せる熱演だ。「それでは。最後は騒いでいこうと思います!」と『情熱大陸』のイントロを奏でると、福岡護国神社に集まった5,500人の観客も総立ち。4時間超にもおよんだ『福岡音楽祭 ONKEI 2017』はこうして締めくくられた。
葉加瀬太郎
出演アーティスト各々のステージに葉加瀬が客演する野外ライブのスタイルは、毎年開かれている『情熱大陸ライブ』を彷彿とさせる。参加アーティストを見回しても、これまでに同イベントの出演したミュージシャンとも重なり、さながら福岡版『情熱大陸ライブ』といった趣きだ。
福岡で熱過ぎる盛り上がりとなったラストの「情熱大陸」。この勢いは、7月の大阪・万博記念公園、8月の東京・葛西臨海公園で行われる『情熱大陸ライブ』でも見られそうだ。
01.鳥山雄司
The song of life/Smile at strangers/Let me go
02.LE VELVETS
O Sole Mio /WITH ONE WISH ~ひとつの願い抱いて~/Turandot -CLASSIC PASSION Style
03.羽毛田丈史
地球に乾杯/New Standard Palace
04.元ちとせ
ミヨリの森/ワダツミの木/君の名前を呼ぶ
05.マチェック・ヤナス(Piano)
WALKIN' ON THE RAINBOW/KA-KA-DU/Aina
06.松崎しげる
見上げてご覧夜の星を/また逢う日まで/愛のメモリー
07.森山良子
この広い野原いっぱい/この道が教えてくれました/涙そうそう/さとうきび畑/聖者の行進
08.中島美嘉
ORION/朧月夜~祈り/僕が死のうと思ったのは/雪の華
09.葉加瀬太郎
ひまわり/風の向こうに/Someday Somehow/瑞風/Loving Life/情熱大陸