back number、30万人を動員した自身最大規模の全国ツアーに幕 ベストアルバム『アンコール』の初となるアナログ盤発売も決定

2017.6.12
レポート
音楽

back number『All Our Yesterdays Tour 2017 supported by uP!!!』さいたまスーパーアリーナ公演 撮影=佐藤祐介

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back numberの全国ツアー『All Our Yesterdays Tour 2017 supported by uP!!!』が6月10日、11日の沖縄コンベンションセンター展示棟でファイナルを迎えた。2日間のライブには、各日3,500人が来場している。

back number『All Our Yesterdays Tour 2017 supported by uP!!!』さいたまスーパーアリーナ公演 撮影=佐藤祐介

BGMの音が途切れ、客席が暗転するとステージ全体を覆うほどの巨大なLEDディスプレイにイメージ映像が映し出され、デビュー曲でありベストアルバムの1曲目「はなびら」でライブがスタートした。back numberとサポートメンバーの村田昭(key)、藤田顕(G)、矢澤壮太(G.Cho)を加えた6人は、ディスプレイに映る映像の後ろ側に半透明に浮かんでいるように見えるドラマチックな演出で登場。LEDディレスプレイが上がってメンバーの姿が現れると、会場は大歓声につつまれそれを合図に「高嶺の花子さん」、「そのドレスちょっと待った」とアップ曲を連投し、一気に会場の温度は上昇した。

back number『All Our Yesterdays Tour 2017 supported by uP!!!』さいたまスーパーアリーナ公演 撮影=佐藤祐介

 

清水 依与吏(Vo.G)が「ファイナルですけど、確かにこのセットリストで曲をやることはもう一生ないんですけど、大事にしてもらっている曲だと思うので。何よりも俺たちが大事にしなきゃいけないので大事に1曲1曲やっていくんで、何か曲の中から持って帰ってもらえたら助かります」と挨拶すると、「花束」へ。「クリスマスソング」、「fish」で一気に真骨頂のバラードに引き込んだかと思うと、「アップルパイ」や、早くも気温30度で夏気分の沖縄にぴったりの「SISTER」で会場全員が体を揺らす。

back number『All Our Yesterdays Tour 2017 supported by uP!!!』さいたまスーパーアリーナ公演 撮影=佐藤祐介

back number『All Our Yesterdays Tour 2017 supported by uP!!!』さいたまスーパーアリーナ公演 撮影=佐藤祐介

一転し、スクリーンに女性の心の声のような短い文章が次々と浮かび、客席の全員がその言葉に引き込まれる。心に秘めたかなわぬ恋をうたった「幸せ」は、オーディエンスを一気にディープな世界にひきずりこんでいった。この文章は、デビュー時からお互いの作品をリスペクトしあう歌人・小説家の加藤千恵さんによるもの。本編最後のMCでは「自分たちがいいと思う曲と歌詞を作り続けるしかできないと思うんで、でもやっぱりそれをやり続けたいと思う」「もっともっとそういう意味で期待にこたえられるバンドにならなきゃと思います」との言葉も。

back number『All Our Yesterdays Tour 2017 supported by uP!!!』さいたまスーパーアリーナ公演 撮影=佐藤祐介

 

ライブは、ベストアルバムのツアーらしくヒット曲の数々を多数盛り込みながらも、オリジナルアルバム収録の名曲を新旧とりまぜた選曲となった。そして、本編ラストはデビューアルバムに収録の、ライブには欠かせないナンバーに成長した「スーパースターになったら」で締めくくられた。

back number『All Our Yesterdays Tour 2017 supported by uP!!!』さいたまスーパーアリーナ公演 撮影=佐藤祐介

back numberはアンコールで再び登場すると、最後は彼らが2009年にインディーズで初めてリリースしたミニアルバム『逃した魚』に収録されたライブの人気曲「海岸通り」で会場全体を揺らし、ライブの幕を閉じた。

back number『All Our Yesterdays Tour 2017 supported by uP!!!』さいたまスーパーアリーナ公演 撮影=佐藤祐介

『All Our Yesterdays Tour 2017 supported by uP!!!』は、back number が2016年にリリースしたベストアルバム『アンコール』をたずさえて千葉・幕張メッセ幕張イベントホール2DAYS(2017年2月25日、26日)からスタートさせた全国ツアー。自身最大規模で全国のアリーナ15会場を2日ずつ、合計30公演で30万人を動員し、は全公演即日ソールドアウト。最終公演直前の6月3日、4日に行われたさいたまスーパーアリーナでは各日2万人、1会場での自身最大の動員を記録している。

また、back numberにとって初となるアナログレコードが9月27日にリリースされることが決定。ベストアルバム『アンコール』を180g重量盤4枚組みLP豪華BOX仕様で発売する。

セットリスト

”All Our Yesterdays Tour 2017” FINAL 沖縄コンベンションセンター展示棟
1.はなびら
2.高嶺の花子さん
3.003
4.そのドレスちょっと待った
5.花束
6.クリスマスソング
7.fish
8.黒い猫の歌
9.アップルパイ
10.MOTTO
11.SISTER
12.幸せ
13.助演女優症
14.恋
15.ハッピーエンド
16.君の恋人になったら
17.光の街
18.stay with me
19.繋いだ手から
20.青い春
21.スーパースターになったら
-アンコール-
EN1.世田谷ラブストーリー
EN2.日曜日
EN3.海岸通り

 

 

リリース情報

ベストアルバム『アンコール』アナログLP 完全生産限定盤 

 
2017年9月27日(水)発売
 
収録曲:
■DISC 1   
[A]
1.高嶺の花子さん
2.花束
3.ハッピーエンド
[B]
1.クリスマスソング
2.はなびら
3.黒い猫の歌
4.fish
 
■DISC 2
[A]
1.君がドアを閉めた後
2.青い春
3.光の街
4.stay with me
[B]
1.MOTTO
2.恋
3.世田谷ラブストーリー
4.半透明人間
5.日曜日
 
■DISC 3
[A]
1.春を歌にして
2.僕の名前を
3.SISTER
4.助演女優症
[B]
1.繋いだ手から
2.エンディング
3.そのドレスちょっと待った
4.わたがし
 
■DISC 4
[A]
1..電車の窓から
2.ヒロイン
3.幸せ
4.アップルパイ
[B]
1.003
2.手紙
3.思い出せなくなるその日まで
4.スーパースターになったら
 
UMJK-9066/9
10,000円(税抜)
※Metropolis Mastering LondonのTIM YOUNG氏がHALF SPEED CUTTINGという手法でカッティングを行い重量盤にてプレスいたします。
※重量盤とは?
使用している塩化ビニル材料が通常は約120gなのに比べ重量盤は約180g。そのため通常盤よりも回転が安定し再生クオリティが向上します。

 

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