安藤真野さん「ヨハネス・ブラームス国際コンクール」ピアノ部門優勝
2015.9.13
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権威あるコンクールを日本人女性ピアニストが制覇
ペルチャッハといえば夏の避暑地、そしてヨハネス・ブラームスがそこで交響曲第二番を作曲したことでも知られる村だ。9月11日に、同地で開催されている「第22回 ヨハネス・ブラームス国際コンクール」のピアノ部門の最終ラウンドを制して安藤真野(28)が優勝した。安藤真野は現在デトモルト音楽大学のソリスト科で学びつつ、ドイツを中心に活発な演奏活動をしているピアニストだ(彼女の経歴は、リンクした彼女の公式サイトを参照のこと)。
ブラームス国際コンクールは「ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、声楽、室内楽」の六つの部門が開催される、欧州でも権威あるコンクールの一つだ。日本からも以前より数多くの若き音楽家が出場しており、前回大会では上野通明がチェロ部門で優勝している。
今回のピアノ部門では、安藤のほか萬谷衣里、太田沙耶の両名もピアノ部門最終ラウンドまで進んでいた。
安藤真野は現在ドイツ在住なのですぐには日本でのリサイタルは期待できないが、早晩その機会は訪れよう。その日まで、本人のYouTubeチャンネルで配信されている演奏で渇を癒やしていただきたい。ここで紹介するのは2013年10月の演奏、曲はショパンのスケルツォ第四番だ。