すごーい！　アニメ声優たちがフレンズとなってどったんばったん大騒ぎ！　舞台「けものフレンズ」開幕

2017年6月14日（水）から品川プリンスホテル クラブeXで舞台「けものフレンズ」が開幕した。

「けものフレンズ」とは、2017年１月から放送のTVアニメ。ゆる～く優しい世界観を描く内容と、数々の名言などで爆発的な人気を博した。特別に編成されたユニット“どうぶつビスケッツ×PPP（ペパプ）”が歌うオープング主題歌は、テレビ朝日系列の“ミュージックステーション”にも出演し、お茶の間を賑わわせた。なお、今年8月にはさいたまスーパーアリーナで行われるアニサマ（『Animero Summer Live 2017 –THE CARD-』）への出演も決定している。

舞台のメインキャラクターのサーバル、フェネック、アライグマとジャパリパークのペンギンアイドルユニット“PPP”は、アニメで声を担当した声優がキャストを務めるということでも大きな話題となっている。

舞台は、サンドスターによってオカピ（野本ほたる）が生まれ、サーバル（尾崎由香）と出会うところから始まる。サーバルに「オカピちゃんのことみんなに紹介したいんだ！」と言われ、広大なサバンナを移動。

みずべちほーでは、“PPP”のライブが開催されている。を持っていないサーバルとオカピは、ライブのスタッフをしていたクロヒョウ（稲村梓）とマンモス（仁藤萌乃）に入場を止められてしまう。「はちゃんとしたところで買わなきゃダメ。」そう、不正入手は絶対にいけません！

ジャパリパークではもうすぐ記念祭があるとのこと。シロナガスクジラ（伊藤梨花子）によって発表された今回の記念祭のテーマは“バトル”。サーバルをリーダーにアイドルグループ“サバンナガールズ”を結成し、記念祭で“PPP”とバトルをすることに!?

メンバー集めや探し物に奔走するサーバル、オカピら一行。記念祭で観客を魅了するのはどちらのグループになるのだろうか。

アニメにも登場したサーバル、フェネック、アライグマ、ロイヤルペンギン、コウテイペンギン、ジェンツーペンギン、イワトビペンギン、フンボルトペンギン以外に舞台に登場するキャラクターはオカピ、マンモス、ヒツジ、ホワイトタイガー、サーベルタイガー、オオフラミンゴ、タヌキ、クロヒョウ、チーター、シロナガスクジラたち。いずれもアニメでは見かけなかったフレンズたちだが、舞台ではどんな活躍を見せてくれるのだろうか。

アニメとは違うストーリーだが、案ずることなかれ！　なによりフレンズたちがわちゃわちゃと仲良くしている様はとても可愛らしくて癒される。みんなサバンナの仲間だ。

アニメのオープニングやBGMは舞台でも健在。舞台終盤ではスティックライト（ペンライト）を振って、歌い、踊るフレンズたちを応援できる場面も。歌い、踊るフレンズを応援しながら、舞台の「けものフレンズ」の世界を堪能してほしい。

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●「千秋楽までどったんばったん騒ぎたいと思います！」キャスト17名による囲み会見

相羽あいな（イワトビペンギン役）：みんなで全力で楽しんで頑張ります！

根本流風（コウテイペンギン役）：皇帝の名に恥じぬよう、千秋楽まで頑張っていきたいと思います。

小野早稀（アライグマ役）：アライさんのように、千秋楽まで突っ走っていきたいと思います！

尾崎由香（サーバル役）：千秋楽までどったんばったん騒ぎたいと思います。

本宮佳奈（フェネック役）：千秋楽まで、みんなで怪我なく楽しくできればいいなと思っています。頑張ります。

佐々木未来（ロイヤルペンギン役）：プリンセスを舞台でも演じられることの喜びを噛みしめつつ、千秋楽まで頑張っていきます。

田村響華（ジェンツーペンギン役）：千秋楽までみんなで一生懸命頑張ります！

築田行子（フンボルトペンギン役）：千秋楽まで事故なく怪我なく、冷静と情熱の間で頑張ろうと思います！

石井玲歌（チーター役）：プレッシャーは大きいですが、みなさんに楽しんで頂けるよう頑張ります。

加藤里保菜（タヌキ役）：タヌキのフレンズとして一生懸命生きます！

酒井蘭（ホワイトタイガー／サーベルタイガー役）：よろしくお願いします！

仁藤萌乃（マンモス役）：みなさんに楽しんで頂けるように、何より自分たちが一番に楽しんでいきたいと思います。

野本ほたる（オカピ役）：最後までオカピ頑張ります！

西川美咲（ヒツジ役）：見て下さった方が笑顔でほっこりした気持ちで帰れるような舞台を作っていきたいと思います。

幸野ゆりあ（オオフラミンゴ役）：心が平和になるような、この『「けものフレンズ」の作品を、来ていただいたお客様みなさんにリアルで体験していただけるような舞台にしていきたいと思っています。

稲村梓（クロヒョウ役）：楽しんで頂けるように、全力で楽しみたいと思います！

伊藤梨花子（シロナガスクジラ役）：初舞台なので緊張しますが、千秋楽まで頑張りたいと思います。

――：演出家の村上さんより、みどころなどのお話をお願いします。

脚本・演出 村上大樹：まだブーム真っ最中の「けものフレンズ」をこれだけ早く舞台化するということで、かなり集中して何をやるかを決めました。全部が時間との戦いの中で、ようやく初日を迎えることができて、ワクワクしている状態です。見どころはやっぱりあのアニメの世界をどういうふうに舞台にするかに尽きると思います。かばんちゃんがいない中で、どういう世界になるのかというのをオリジナルで描いているので、お話自体は原作アニメとはかなり違います。
稽古をやっていくにつれて、声優のみなさんがどんどんキャラクターそのものになっていったので、ご本人が全身を使ってフレンズを表現しているところが何より一番楽しいかなと思います。それと一緒になってやっている役者のみなさんもよくこれだけ集まったなと。若い舞台女優さんの中で、「けものフレンズ」に出てほしいという人がだいたい集まってますので！　これだけのフレンズが歌ったり踊ったりするさまっていうのはかなり壮観です。
二次元のものを真似して作ろうというのではなく、僕たちなりにみんなで「三次元になったときにジャパリパークってどういう風にあって、どんな楽しいことが起きるんだろう」というのを考えて作ったものです。ジャパリパークを体感できるのはここでしかないことなので、ぜひ特別な経験をしに来て頂ければと思っております。

取材・文・写真：松本裕美

（c）けものフレンズプロジェクトS