【会見ほぼノーカット】NEWS小山慶一郎がありのままをさらけ出す!

レポート
舞台
2015.9.14
「グレート・ネイチャー」舞台写真

「グレート・ネイチャー」舞台写真

舞台「グレート・ネイチャー」囲み取材の模様を丸ごとレポート!

9月12日(土)から東京グローブ座にて、アイドルグループNEWSの小山慶一郎が主演する舞台「グレート・ネイチャー」が初日を迎えた。「School of Nature」通称SONと呼ばれる山奥の学校に赴任してきた教師・篠崎(小山)。そこは、世の中に見放された問題児ばかりが集まる伝説の学校だった。先輩教師(久ヶ沢徹・中山祐一朗)や生徒(谷澤恵里香)の言動に戸惑いながら、日々奮闘する篠崎。青春や生きることの意味を問う壮大な授業が始まる…。

9月12日、初日本番まであと数時間というタイミングで、報道陣に向けて舞台の一部を披露するプレスコールと囲み取材が行われた。囲み取材では演出の松村武(カムカムミニキーナ)とともに教師役らしく白シャツにネクタイ姿、スーツパンツで登場した小山。入ってすぐに「お忙しい中ありがとうございます」と報道陣に感謝の言葉を伝えてからの取材となった。

この囲み取材、ほぼノーカットでお送りします。

――舞台はなんと3年ぶりになるんですね。

小山「そうですね。毎日報道番組があるのでなかなかお芝居をする時間が取れなかったんですけど、帯番組も少し慣れてきたところで、新たな挑戦をさせていただいきたいと思いまして」

――どうですか?舞台は。

小山「もちろん好きですし、大変さもわかっていたんですけど、自分が毎日(報道番組を)やりながら、夜、稽古ですし。ああ、こんなに時間がないものなんだ!と実感がわきましたね」

――舞台の演出の仕方とか、作品づくりがいつもと違うんですよね。

松村「そうですね、妙なつくりをしていますね」

小山「妙ですね(笑)」

松村「台本があって覚えるだけ、というのではなく、その場で稽古しながら生まれたものを取り込んでいくというつくり方をしたので、毎日気が抜けない、スルーできない日が続くんです」

――松村さんとしては小山さんのどんなところを引き出したいと思ったんですか?

松村「いろんな面をね。この『グレート・ネイチャー』という作品は自然にふるまうことがテーマで、人間の自然な状態を出そうとしてまして。小山くんの自然な状態が物語の中で出ればいいなと思っていました」

「グレート・ネイチャー」松村武@会見

「グレート・ネイチャー」松村武@会見

――ということは、結構“素”が出ていると?

小山「出てます。そもそも最初の稽古で(松村が)『じゃ、ちょっとやってみて』と。乱暴だなーと思いました(笑)台本にないセリフを出していくという環境は初めてだったので。これまでは、決められた台本の中で、「、」「。」のところまできちんとやってほしいという演出家の方もいましたし。松村さんに関しては「とりあえずそういうことをやってみて」…もちろん「そういうこと」の中にもきまりはあるんでしょうが、そこってセンスが問われるところだと思うんです。すごく頭を使うので、毎日帰って疲れてソファで寝ちゃうという日々でした(笑)

――さきほど拝見したシーンではいろいろ振付とかもありましたが、あれは素なんですか?

小山「あれは台本では全然違う内容だったんです」

松村「そう、全然ね。」

小山「僕が稽古中になにかやりだしちゃったことを(松村が)『いいな!』って言いだして」

松村「あれは、“夢中になった先生”というのを出したくて、内容は何でもよかったんです。“夢中になった瞬間”が踊りを指導しているときに見えたんで。それでいきましょう、と。」

小山「それから僕のコーナーとなってしまって。責任持ってやらないと、と(笑)」

――踊りがやはり「アイドル」だなあと思いました。

小山「これ、のちのち観ていくとどういう教師かがわかるので「ああ、だからああいうダンスのシーンがあったんだ」とつながってきたりしますよ。あの場面の先がまだまだあるんですよ。これは教えられない。劇場に観に来ていただかないとね。」

――かなり熱血な感じの教師役ですね?

小山「そうですね。(オープニング)映像を見ていただきますと、アタマの中は松岡修造さんいっぱいで。セリフはないですが「おまえらいくぞー!」って感じはあって。修造さんをイメージしながら…修造さんが大好きなので、子どもたちにテニスを教えるぞ!という感じでやりました」

――修造さんには許可は得ているんですか?

小山「いや、いただいてないです(笑)いつかお会いする機会があったら、本当に修造さんが大好きなので、こういうことをやらせていただきました、って言えたらいいですね」

――教師役というのはどうですか?人にものを教えるという立場について。

小山「教師役というのはなかなか自分にくる役だとは思っていなかったんですが、キャスターという仕事をやらせていただくようになって、ああ、僕も教師という役をやらせてもらえるようになったんだな、という感覚があって、やる役の幅がちょっと広がったんじゃないかって気がします」

――ファンの方にどんな小山さんを見ていただきたいですか?

小山「松村さんがおっしゃってましたが、自然な、素な状況がいつ出てもおかしくないような状況が舞台の上で繰り広げられていて、アドリブというか、決まってない場所が何か所かあるんです。そこで自分がどれだけ舞台の上で今日のお客さんの反応と今日の舞台上の役者の反応とで変えていけるのかな、という勝負もあるんです。毎日違うことが起きる芝居だと思ってます。そこで僕のアタフタ具合を…てんぱっていると思うので。キャスターの僕に慣れている方もいらっしゃると思うので僕のアタフタ具合を観ていただければ」

――レポートをなさっているときみたいに「ギャー」とかそういうリアクションも?

小山「(舞台は)リアクションはもっと大きくとっていい場所なので、その辺は出せると思うんですけど。かたっ苦しくはないですよ!」

――大股開きになる場面もありましたね。

小山「ええ、先ほど(フォトコールでその場面を取材陣に)カシャカシャいっぱい撮られて(笑)普段僕が見せていない表情や姿を。すごく松村さんに考えていただいてその辺は恥ずかしがることなく役としてやりたいと思います」

――小山さんの魅力とは?

松村「今(小山が)言っていたように、役としては、演劇だけをやってきた人にとっても難しい役だと思うんです。それをいとも簡単にやれているんです。稽古が始まって数日で「あ、結構やれているんだ!と思いまして、以降、丸投げみたいなシーンをいっぱい作ろうと。実際彼にもいっぱい作ってもらってますし。今日お見せした場面だけだとわからないと思いますが、あの場面のあと、話が重くなっていくんです。こんなにアドリブやっているのに最終的に重くなっていくところも(小山が)背負ってます。いろんなところを楽しめると思います。

小山「後半に向かって今まで笑っていたのに、あれ?」ということがあります。その辺は1本軸がある物語なので。気を抜かず、集中力を高めて」

――舞台には時間軸があって“10年後”というのがありますが、小山さんの10年後はどういう風になっていると思いますか?

小山「僕、10年後は41歳ですから…夕方のあの椅子(笑)に座っていたいですね。そこをベースにしながら他のお仕事をさせていただくことを目標に(笑)今、東京オリンピックに向けてそこまではあそこにいたいって思いを持ちながらやっているんですが、そこから先も座らせていただけるチャンスがあるなら41歳でもあそこに座っていたいですね」

――10年後は結婚なんてことも…

小山「夢としてはもちろんありますけど、今はこの芝居をやったり報道番組をやったり…まあ、おいおいと」

――事務所の先輩からおめでたいニュースが飛び込んできましたが。国分太一さんの。

小山「はい。おめでとうございます。僕もみなさんと同じタイミングで知りました(笑)」

――先輩へのお祝いのコメントとしては何かありますか?

小山「そうですねえ。NEWSのアルバムの中にウェディングソングが1つあるので、それを渡してみようかなと」

――うまいこと宣伝しましたね(笑)

小山「ええ、何かあれば使ってください(笑)」

――ちなみに国分さんとの交流は?」

小山「なかなかないですが、うちのメンバーのシゲ(加藤シゲアキ)は、同じ番組をやらせていただいて、たまにVTRに出させていただいたりもしています。カウントダウンコンサートなどで会う機会しかないのでお会いできたときにはおめでとうございます、と伝えたいです」

――同じキャスターの先輩ですし。

小山「太一さんみたいな技量はまだ僕にはないので。その辺は勉強しながら」

――もしかしたら10年後、結婚も、ニュースキャスターも!?

小山「(笑)そのときはまた(取材に)来てください!」

――ニュースを伝える中では、今辛いニュースもありますが…大雨の被害もあったりと心を痛めていらっしゃるのでは?

小山「そうですね。もちろん自分もニュース伝えてはいますけど、TVを観る限り避難生活をされている方もまだいらっしゃいますし、中には行方不明の方もいらっしゃいますので、いち早く無事が確認されてご家族と会える機会が早く訪れたら、と祈りながら自分もニュースを伝えています」

――宮城はじめ、東北地方にも実際に行かれてますしね。

小山「東北には80回以上、いや数の問題ではないですが行かせていただいてます。知り合いの方もたくさんできて、他人事ではないと感じて心配になってしまいますね。そういう意味でも自分も行って安全を確かめたいです」

――Yellを送りたいと。

小山「そうですね。自分はみなさんに情報を伝えられる環境があるので、自分のフィルターを通して伝えていけたらと思っています」

――さあ、いよいよ今日から舞台です!

小山「そうですねぇ。メンバーも観に来てくれたら…いやーでも手越(祐也)は来ないでしょうねー(笑)だいたい、マッスー(増田貴久)とシゲは来てくれるんですけど、手越は推さないと来ないので、ギリギリまでメールしたいと思います(笑)あとはマネージャーさんに無理やり(観劇の)スケジュールを入れてもらうとか」

――どうしても(手越に)観てもらいたい?

小山「サッカーをしている時間があるなら、1回くらい僕の舞台を観て、と(笑)そんな遠くもないですし。そこは言いたいですね!」

――松村さん、小山さんが主演を務められることについて。

松村「そうですね。すばらしい芝居をしていると思います。絶対面白いと思うので自信をもってお届けできると思います」

――最後に意気込みを!

小山「帯(番組)をやりながらの挑戦となりますので、この挑戦をやりきると…今年は帯をやりながらコンサートツアーもやったので、これで帯をやりながら舞台をやることができたらもう怖いものはないので。どんな仕事がきても自分のメンタルと仕事の体力がついていると思います。NEWSの4人でももっと大きな会場でコンサートをできるように頑張っていきますので今後とも応援よろしくお願いいたします」

会見が終わると、会見冒頭と同様に「お忙しいところ本当にありがとうございました」と再度感謝の言葉を伝えてからその場を後にする小山だった。

「グレート・ネイチャー」

「グレート・ネイチャー」

「グレート・ネイチャー」

「グレート・ネイチャー」

「グレート・ネイチャー」

「グレート・ネイチャー」

「グレート・ネイチャー」

「グレート・ネイチャー」


 
公演情報
「グレート・ネイチャー」

【東京】2015年9月12日(土)~9月29日(火)東京グローブ座
【大阪】2015年10月9日(金)~10月11日(日)シアター・ドラマシティ
脚本・演出:松村武
出演:小山慶一郎、久ヶ沢徹、中山祐一朗、谷澤恵里香、千代田信一、吉田晋一、米田弥央、菊川耕太郎公式サイト:http://www.great-nature-stage.jp/
シェア / 保存先を選択