早乙女友貴らが台詞がないノンバーバルで芝居×ダンス×殺陣を余すことなく見せる!『アラタ~ALATA~』稽古場公開
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オルタナティブシアター こけら落とし公演『アラタ~ALATA~』稽古場
2017年7月7日(金)、東京・有楽町マリオンにノンバーバル劇場「オルタナティブシアター」が開業する。6月15日(木)には、同劇場のこけら落とし公演となる『アラタ~ALATA~』の稽古場が公開され、早乙女友貴、Elina、吉田美佳子らキャストが集結した。
近年、訪日外国人が増え続け、その目的の1つに日本文化との触れ合いを求める人も多い。この施設ではそんな層をターゲットにしており、演目はもちろんのこと、入場から退場までをおもてなしの心で行い、グローバルなオトナの遊び場となる新感覚スペースを演出する。
立地は古くからエンターテイメントの拠点であり、日本のブロードウェイとも呼ばれる有楽町。訪日観光客も多い銀座エリアとも隣接している。オルタナティブシアターはノンバーバルパフォーマンスに特化した劇場となっており、総客席数は立ち見52席を含む全462席。ワイヤーアクションの設備なども整っており、誰が観劇しても楽しめようになっている。こけら落とし公演になる『アラタ~ALATA~』はサムライがテーマ。
物語の舞台は2020年のトーキョー。そこに戦国時代のサムライ「アラタ」が突然現れる。アラタは15XX年の戦国時代から、魔術を使う敵に追われてタイムスリップさせられたのだった。アラタは現代のOL・こころに出会い、こころは彼を元の時代に戻そうと東京中を奔走するが、いたるところでアラタが大騒ぎを起こしてしまい……。アクションとダンス、イリュージョンやプロジェクションマッピングで綴る”サムライ・エンターテインメント”が本作だ。
『アラタ~ALATA~』稽古場
『アラタ~ALATA~』稽古場
『アラタ~ALATA~』稽古場
『アラタ~ALATA~』稽古場
『アラタ~ALATA~』稽古場
台詞がない、ノンバーバルというのがこの公演の特徴。公開されたシーンではElinaを中心とする肉体だけの表現、音楽とダンスと早乙女の殺陣を融合させたパフォーマンスなど、スピード感溢れる展開を見せてくれた。また、実際の公演ではプロジェクションマッピングやフライングなどのド派手な演出もある。
『アラタ~ALATA~』稽古場
アラタを演じる早乙女は、これまでの演目と比べて意識していることについて「戦国時代や現代によって殺陣の種類を変えたりしています。先ほど披露した警官と戦うシーンでは機動隊の人の盾の動きによって蹴り技をやったり、中国アクションのようなものを入れてたりしています。場面によって殺陣を変えて表現ができればいいなと考えました」とコメント。
また共演者から“500年に1度の天才”と絶賛された早乙女は「僕のお兄ちゃん(早乙女太一)でさえ、100年に1人ですよ。本当にそう思ってくれていたら嬉しいです」と謙虚に感想を述べた。
『アラタ~ALATA~』稽古場
こころを演じるElinaは作品の特殊な魅力について「ノンバーバルの舞台は数多くあると思います。普通のお芝居にダンス、殺陣などを複合したノンバーバルをやっているのは少ないと思いました。それを共存させるっていうのが特殊だなと思いました」と語ってくれた。
『アラタ~ALATA~』は東京・オルタナティブシアターにて7月7日(金)から8月31日(木)まで上演される。キャストは回替わり公演となっている。
取材・文・撮影=瀧澤 唯
日時:2017年7月7日(金)~8月31日(木)
会場:オルタナティブシアター
作:横内謙介
構成・演出:岡村俊一
音楽:Mili
ダンスクリエイター:Elina
チャンバラスペシャリスト:早乙女友貴