過酷な企画にKが吠えた!? 『Kさんぽ』第3回・都会のオアシス、等々力渓谷を歩く
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K 撮影=風間大洋
真冬の2月に寒風吹きすさぶレインボーブリッジを徒歩で踏破する、という過酷極まりないロケとなった前回の『keywords/0000004019">Kさんぽ』。そして季節は流れ、初夏。第3回の散歩コースを検討中の編集部にkeywords/0000004019">Kは言った。
「あれは散歩ではなかった」
そう。前回は撮れ高と珍しさを意識するあまり、「のんびりと景色や寄り道を楽しむ」という散歩の本分から外れ、最早ちょっとしたアドベンチャーとなっていたのだった。これが木を見て森を見ずというやつか。いや、ちょっと違うか。と、反省しきりのスタッフ陣に、keywords/0000004019">Kはこう続けたのである。
「今回は僕が正しい散歩というものを提案します」
恐縮です。第2回で愛想を尽かさなかったばかりか、企画内容まで考えてくれちゃうkeywords/0000004019">K。最高だよ、名誉編集部員にしたい。
東急大井町線・等々力駅 全国推定200万人の“小さめ駅マニア”歓喜の佇まい
ということで、今回の散歩の舞台は、世田谷区は等々力渓谷。23区内にある唯一の渓谷だ。渓谷の定義とは、<山にはさまれた、川のある所。たに。たにま。>とある。都心部なのでさすがに山の面影は無いのだが、約1kmにわたって、周囲から10mほど下がった谷間を小川が流れる(湧水も)等々力渓谷は、立派な渓谷である。
東急大井町線の等々力駅を出ると、ちょっとレトロで閑静な街並みが。近くのスーパーが成城石井だったりするあたりはバリバリの世田谷だが、世間が想像するよりずっと長閑。
東急大井町線・等々力駅 全国推定200万人の“小さめ駅マニア”歓喜の佇まい
レトロなラーメン店がそそる
渓谷入口までは徒歩1分ほど。ゴルフ橋という橋の脇から渓谷にIN。
駅から程近いゴルフ橋の脇から階段を下ると…
木漏れ日降り注ぐ等々力渓谷へ
谷の斜面には広葉樹を中心とした木々が生い茂っているので、地上より約4℃ほど涼しい。完全に感覚で言うけれど、おそらく酸素も濃いし、マイナスイオンとかめっちゃ出てる。小川そのものはものすごくキレイというわけではないが、サラサラというせせらぎの音を聴いているだけでリラックス効果は抜群で、動画内でkeywords/0000004019">Kが何度も言っている通り、ここが東京の真ん中であるということを忘れてしまう。それだけに人気スポットになっており、平日にもかかわらず、お年寄りからカップルまでたくさんの人とすれ違うことに驚いた。
余談だが、橋を降りてすぐのところに、ちょっとしたコイくらいに成長した金魚が1匹だけ泳いでいるのがとても気になる。
水面を見つめるkeywords/0000004019">K
多少のアップダウンを含んだ遊歩道は完璧な散歩コースになっている
渓谷沿いの遊歩道を歩いていくと、色々な見学ポイントが存在する。横穴式の古墳があったり、稚児大師像という弘法大師・空海の幼児期の像があったり。中でもハイライトは“不動の滝”という滝だろうか。メインの水流は龍の顔をかたどった放水口から落ちているのだが、背後の苔むした岩肌からも湧水が流れ落ちており、とても涼しげだ。滝マニアとしても活動中の筆者的ポイントを記すと、こういう上流に川が無く湧水が壁面から湧き出すタイプの滝(潜流瀑といいます)は、全国的にもみてもかなりレアです。
渓谷のハイライト、不動滝へ
ロケ時は新緑のベストシーズン。紅葉時期もオススメとのこと
滝の横の斜面を上がっていくと等々力不動尊というお寺がある。ここではソフトクリームやまんじゅうなども売っていて、一休みするにはうってつけ。能楽などに使えそうな木製の舞台があって展望台の役割も果たしている。見晴らし自体はよくないが、深い森になっているので都心の雰囲気はまったくない。あと、目に良さそう。
茶屋のメニューチェックにも余念がない
あふれ出るパンフレット感
もしくは記念写真感
お約束も忘れない
来た道を戻って少し歩くと、日本庭園があり、芝生の広場も隣接しているので、今回の散歩はここをゴールに設定した。レジャーシートを敷き、不動尊で購入したまんじゅうを食べつつ今日の散歩を振り返り、ロケ終了。
木陰にレジャーシートを敷いて、締めのコメント撮り
おまんじゅうも食す
粉を拭うkeywords/0000004019">K
約1㎞の道のりをのんびりと、多少寄り道しながらぶらぶら歩く。そうだ、こういう企画こそ正しく散歩である。老若男女、万人にオススメできる散歩コースとなっているので、皆様も是非!
というわけで、keywords/0000004019">K本人が「散歩とは」という本質を我々に提示してくれた今回。さすがはkeywords/0000004019">Kのお墨付きスポットだけあって、我々もリラックスしまくったのであった。そして、いっそのこと次回もkeywords/0000004019">K先生のご提案に甘えさせていただきましょうかねぇ?と筆者がナメた考えを抱きつつある頃、keywords/0000004019">Kは次回についてこんな提案をしてくれた。
「高尾山で星空を見ながらビアガーデンで飲みたい」※ケーブルカー使用
「F1を見てみたい」
「野球場に行ってみたい」
……ちょっと待て、散歩どこいった!?
というわけで、次回はどのような内容になるのでしょうか。乞うご期待です。
次回の企画内容に想いを馳せつつ、今回はここまで。ありがとうございました!
【おまけ】Kさんぽ×Spotify 連動企画始動!
今回より、音楽ストリーミングサービスのSpotifyとkeywords/0000004019">Kさんぽを連動させ、オリジナルのプレイリストを作成。上記の等々力渓谷の散歩コースにピッタリな5曲を、keywords/0000004019">K本人がセレクトしたものが下記です。必聴!
取材・文・撮影=風間大洋 動画撮影=大野要介
18:00 / 19:00
16:00 / 17:00
発売中
【初回限定盤】
初回盤
VICL-37289
DISC 1
1 桐箪笥のうた
2 桐箪笥のうた(Piano Ver.)
3 遠雷
4 桐箪笥のうた(Instrumental)
5 桐箪笥のうた(Piano Instrumental)
6 遠雷(Instrumental)
通常盤
VICL-37290
DISC 1
1 桐箪笥のうた
2 桐箪笥のうた(Piano Ver.)
3 桐箪笥のうた(Instrumental)
4 桐箪笥のうた(Piano Instrumental)