全編「動く油絵」で構成のアニメ作『ゴッホ~最期の手紙~』 死の謎に迫る
2017.6.27
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©Loving Vincent Sp. z o.o/ Loving Vincent ltd.
映画『ゴッホ~最期の手紙~』が、10月から東京・TOHOシネマズ六本木ほか全国で順次公開される。
フィンセント・ファン・ゴッホの死をテーマに、全編油絵によるアニメーションで描く同作。郵便配達人ジョゼフ・ルーランの息子である主人公・アルマンが、父の友人・ゴッホの最期の手紙をその弟・テオに届けるため奔走しながら、ゴッホの死の真相に迫っていくというあらすじだ。
映像は、俳優が演技を行なう実写映像をもとに、100人以上の画家たちがゴッホの画風を模して描いた約6万5千枚の油絵から構成。1秒につき12フレームのアニメーションに仕上げられている。原題は『Loving Vincent』となっている。
アルマン役をダグラス・ブース、ゴッホ役をロベルト・グラチークが演じるほか、共演者にエレノア・トムリンソン、ジェローム・フリン、シアーシャ・ローナン、クリス・オダウド、ジョン・セッションズ、エイダン・ターナー、ヘレン・マックロリーが名を連ねている。監督と脚本を担当したのはドロタ・コビエラとヒュー・ウェルチマン。撮影監督をトリスタン・オリヴァーとウカシュ・ジャル、音楽をクリント・マンセルが務めている。
なおゴッホの作品『郵便配達人ジョゼフ・ルーラン』『子守唄、ゆりかごを揺らすオーギュスティーヌ・ルーラン夫人』などが出品される展覧会『ボストン美術館の至宝展―東西の名品、珠玉のコレクション』が、7月20日から東京・上野の東京都美術館で開催される。