デフ・レパード、7年ぶりの新曲を公開

2015.9.17
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音楽

(C)J._Diffner

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デフ・レパード、7年ぶりのアルバムからシングル曲を公開。

デフ・レパード(Def Leppard)が、10月30日にニューアルバムを世界同時発売する。このアルバムはセルフタイトルの『Def Leppard』と名付けられ、全14曲入り(日本盤は1曲のボーナストラックを含む15曲入り)となる予定。

このアルバムからのファーストシングルになる「Let's Go」が、9月15日に初めて公開された。

シングル曲の「Let's Go」は、87年に発表された名盤『HYSTERIA』から生まれた大ヒット曲の「Pour Some Sugar On Me」を彷彿とさせるもので、ツインギターに、重厚なコーラスワークという一聴してデフ・レパードと分かる仕上がりとなっている。

 

このアルバムは外部のソングライターは一切起用せずに、ソングライティングはバンド5人のみで行われており、シングルの「Let's Go」は、ベースのリック・サベージが9割以上を書き、ボーカルのジョー・エリオットが仕上げを手伝っているとのこと。

デフ・レパードと言えばジョン・マット・ラングなどのプロデューサーとの仕事が印象に残っているが、今作はプロデュースもバンド自らが行っている。ギターのフィル・コリンは「今回のアルバムは『HYSTERIA』以来の名盤だ」との発言もしているように、とにかく、バンド初のセルフタイトルのアルバムに相応しい制作が行われたようだ。

 

デフ・レパードは現在、STYXとTESLAとのアメリカツアーを行っており(一部ではSTYXの代わりにForeignerが出演) 、このツアーが終了した後の11月にジャパンツアー、オーストラリアツアー、そして12月からはヨーロッパツアー(White Snakeとのジョイントツアー)が決定している。

STYXとTESLAとのアメリカツアーのトレーラー
 

ただ、現在のアメリカツアーでは、このニューアルバムからは1曲も演奏されていないため、アメリカツアーに続くジャパンツアーから新曲が解禁されるものと思われる。

バンドは、ギタリストのヴィヴィアン・キャンベルの癌との闘病という重苦しい問題を抱えてはいたが、ヴィヴィアンの経過は順調でツアーにも復帰している。

過去には、1984年にドラマーのリック・アレンが事故の為に左腕を失うという深刻なアクシデントや、1991年にギタリストのスティーヴ・クラークが死去してしまうという悲劇が襲っているが、その都度バンドは結束力を強めて様々な困難を乗り越えて、現在までスケール感を落とすことなく活動を続けてきている。

80年代初頭のNWOBHM(ニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィ・メタル)の代表格として登場して以来約35年。シーンに君臨し続けるデフ・レパードの創作意欲は衰えることはなさそうだ。

Def Lepard (10月30日世界同時発売)

01. Let’s Go
02. Dangerous
03. Man Enough
04. We Belong
05. Invincible
06. Sea Of Love
07. Energized
08. All Time High
09. Battle Of My Own
10. Broke ‘N’ Brokenhearted
11. Forever Young
12. Last Dance
13. Wings Of An Angel
14. Blind Faith

 

Def Leppard