お台場に“超移動式楽園キチガイア”!大森靖子、圧倒的に最高なファンとツアー完走
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大森靖子(Photo by Masayo)
7月20日に東京・Zepp DiverCity TOKYOにて大森靖子のライブツアー「2017 LIVE TOUR "kitixxxgaia"」のファイナル公演が行われた。
3月にリリースされた最新アルバム「kitixxxgaia」を引っさげ、6月よりスタートした今回のツアー。ファイナル公演では「kitixxxgaia」のジャケットアートワーク用に制作された青柳カヲルの背景画や、楽曲「ドグマ・マグマ」のミュージックビデオでも使用された白い十字架がステージに用意され、“超移動式楽園キチガイア”の世界観が表現された。
あーちゃん(G / きのこ帝国)、畠山健嗣(G / H MOUNTAINS)、えらめぐみ(B / 股下89)、サクライケンタ(Manipulate, G, Perc, etc)、ピエール中野(Dr / 凛として時雨)、sugarbeans(Key / Tommy & Sammy)によるバックバンド「シン・ガイアズ」の入場の後、大森は白いドレス姿でステージに登場。彼女の「感情のステージに上がってこい!」という宣言を合図に「ドグマ・マグマ」からライブがスタートした。序盤の「非国民的ヒーロー」から大森は客席に向かってダイブし、盛んにオーディエンスを扇動。緊張感あふれるバンドアンサンブルが展開された「地球最後のふたり」、ダンサー・私。が舞台中を軽やかに踊った「ピンクメトセラ」など、アルバム「kitixxxgaia」収録曲を中心に披露されていった。
「夢幻クライマックス かもめ教室編」ではアップアップガールズ(仮)がゲストとしてステージに上がり、大森と共に息の合ったダンスパフォーマンスを繰り広げていく。中盤ではsugarbeansによるピアノサウンドのみを伴奏に迎え、大森が「M」を歌唱。「オリオン座」ではシン・ガイアズもボーカルを担当し、観客と一緒に合唱を行った。そして「音楽を捨てよ、そして音楽へ」はメンバー全員によるエモーショナルなソロパートも用意され、サクライの出番では大森が彼を抱きしめるひと幕も。ステージもフロアも熱気に包まれる中、「アナログシンコペーション」で本編は幕を閉じた。
アンコール冒頭ではメンバーが1人ずつトークを行い、ツアーの感想や近況をオーディエンスに報告。そんな中大森は「エゴサーチすると『大森靖子とヤった』って書いてるよくわからないバンドマンがいるんです。もう誰が誰かわかんなくなるように『大森靖子とセックスした』って書いてください!」「セックスセックスありがとうー!」という際どい話題で会場の笑いを誘った。さらに大森はこのMC内で「イヤなこと選手権」を実施。手を挙げたファンに“イヤなこと”を聞いていき、彼らと交流を行った。たっぷりとトークを楽しんだあとは、8月30日にリリースされる新曲「draw(A)drow」を披露。「絶対彼女」では「イヤなこと選手権」で注目を集めた女性を最前に呼び、一緒に歌唱する場面もあった。最後に大森は「今日来てくれたみんな、圧倒的に最高でした! それを覚えていてください! ありがとうございました!!」と感謝の思いを観客に告げ、今回のツアーを締めくくった。
大森靖子「2017 LIVE TOUR "kitixxxgaia"」
2017年7月20日 Zepp DiverCity TOKYO セットリスト
01. ドグマ・マグマ
02. 非国民的ヒーロー
03. イミテーションガール
04. きゅるきゅる
05. 地球最後のふたり
06. ピンクメトセラ
07. LADY BABY BLUE
08. マジックミラー
09. 夢幻クライマックス かもめ教室編
10. M
11. オリオン座
12. 君に届くな
13. 最終公演
14. あまい
15. TOKYO BLACK HOLE
16. 音楽を捨てよ、そして音楽へ
17. アナログシンコペーション
<アンコール>
18. draw(A)drow
19. ミッドナイト清純異性交遊
20. IDOL SONG
21. 絶対彼女