『荒木経惟 センチメンタルな旅 1971-2017-』展、妻・陽子の関連作を展示
2017.7.25
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『センチメンタルな旅』 1971年 より 東京都写真美術館蔵
展覧会『荒木経惟 センチメンタルな旅 1971-2017-』が、7月25日から東京・恵比寿の東京都写真美術館で開催される。
妻・陽子をテーマにした荒木経惟の作品を集める同展。4泊5日の新婚旅行の模様を写した1971年の作品で、今年3月に復刊された写真集『センチメンタルな旅』の収録作や、世界初公開となる『愛のプロローグ ぼくの陽子』をはじめ、妻を被写体にしたものや、妻の存在を色濃く感じさせるものなど現在に至るまでの作品を展示する。
会期中の8月6日には美術史家の伊藤俊治、精神科医の斎藤環、同展でゲストキュレーターを務めた北澤ひろみによるトークイベント『22世紀アラーキー論 ―ずっと、センチメンタル―』が開催。9月16日には、詩人の吉増剛造と作家の朝吹真理子が、荒木経惟の作品についての詩の朗読やトークを繰り広げるイベントが実施される。また展覧会図録には石内都、伊藤俊治、古屋誠一、吉増剛造、森山大道、ユルゲン・テラー、フィリッポ・マッジアらによるエッセイが収められる。
なお同展は東京・初台の東京オペラシティアートギャラリーで9月3日まで開催中の展覧会『荒木経惟 写狂老人A』との相互割引を実施する。詳細は東京都写真美術館のウェブサイトをチェックしよう。