ひのまどか「戦火のシンフォニー」特別講座、10月開催
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読書の秋に、読書の先へ
七月の終わりに、私から一冊の本を紹介させていただいたことはご記憶であろうか。その本はひのまどかによるノンフィクション、「戦火のシンフォニー」だ。全力でお薦めさせていただいたので、詳しくはリンク先でご確認いただきたい。本書をお読みいただき、さらにショスタコーヴィチの交響曲第七番を聴いていただけるならば、本書に感銘を受けた、そしてショスタコーヴィチの音楽を愛好する私としてもよろこばしいことである。
それに、本書で大祖国戦争を戦うソヴィエトの市民生活を知れば、現在NHK BSで放送中の「映像の世紀」が、そして10月よりこちらは地上波で放送されるという「新・映像の世紀」より興味深く見られるという、ありがたい余録までついてくる。現実の苛烈な映像が、より真実味を持って見えてくる特典なので、心の準備はしておいていただきたい、とお断りはさせていただきますが。
(11月に来日するフランクフルト放送交響楽団(現名称:hr交響楽団) YouTube公式チャンネルより ショスタコーヴィチ:交響曲第七番 全曲。指揮は2013年に続いて今年もプロムス・ラスト・ナイトを指揮したマリン・オールソップ)
さてこのたび、本書の読書体験をより深める講演が、「戦火のシンフォニー」の版元である新潮社の「新潮講座」の特別版として近く開催されるとのことなのでご紹介させていただこう。
【新潮講座スペシャル in ロシア大使館】『戦火のシンフォニー』の真実 ~レニングラード封鎖とショスタコーヴィチ第7番~
詳しくはリンク先でご確認いただきたいが、本講座は10月15日に開催される。そしてその会場はなんとロシア大使館である。大使館を見学するためだけにでも行きたいと私は思い始めたところなのだが、皆さまは如何だろう。なお、この講座は会場が会場だけに事前の申込みが必要なので、受講を希望される方は急ぎ申し込まれたい、受講料は2,000円だ。では皆さま、До свидания(すみません調子に乗りました)。
新潮講座スペシャルin ロシア大使館】
『戦火のシンフォニー』の真実 ~レニングラード封鎖とショスタコーヴィチ第7 番~
講師名:ひのまどか(音楽作家)
講座内容:感動のノンフィクション『戦火のシンフォニー レニングラード封鎖345日目の真実』(新潮社刊)で、第25回新日鉄住金音楽賞特別賞を受賞したひのまどかさんの、ロシア大使館における特別講演です。ナチスドイツによるレニングラード封鎖の中、生命と引き換えにショスタコーヴィチの交響曲第7番を現地初演した人々。その感動の取材秘話や、平和と音楽についてなどを、戦後70年の節目に語っていただきます。
著者サイン会も予定しています(著書をお持ち下さい。会場での限定販売も予定)。
日時:10月15日(木)19:00~20:30
会場:在日ロシア連邦大使館内ホール(東京都港区麻布台2-1-1)
受講料:2,000 円(税込・ティーサービスあり)
公式サイト:http://www.shinchosha.co.jp/blog/chair/class/1510026.html
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