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井上芳雄、中川晃教、坂本真綾、鈴木壮麻がラジオドラマ「また、桜の国で」に

2017.8.25
ニュース
舞台
アニメ/ゲーム

NHK-FM「青春アドベンチャー『また、桜の国で』」収録風景。(写真提供:NHK)

オーディオドラマ「青春アドベンチャー『また、桜の国で』」が、8月から9月にかけてNHK-FMで放送される。

須賀しのぶの小説「また、桜の国で」(祥伝社)を原作に、ナチスドイツが台頭し、戦争の危機が忍び寄る時代を切り取った本作。ワルシャワの日本大使館に赴任した外務書記生・棚倉慎が国際関係の改善に奔走する姿が描かれる。1939年9月1日に第二次世界大戦が勃発すると、人々の運命は歴史の渦に飲まれて行き……。棚倉役には井上芳雄、アメリカ人記者のレイモンド・パーカー役に中川晃教、大使館職員のマジェナ・レヴァンドフスカ役に坂本真綾、駐ポーランド大使・酒匂秀一役に鈴木壮麻、ユダヤ系青年ヤン役に亀田佳明がキャスティングされている。

本作は8月28日から9月1日、9月4日から8日、9月11日から15日の3週に渡り全15回で放送。時間は22:45から23:00まで。なおネットラジオ「らじる☆らじる」にて同時配信、聴き逃し配信も実施される。

井上芳雄コメント

今回、ラジオドラマに初めて挑戦させてもらいました。その作品が、「また、桜の国で」だったことをとても嬉しく、光栄に思います。
今、棚倉慎という、ポーランドと日本の間で必死に生きた人間を演じられたことに、とても大きな意味があると思うからです。
今まで舞台で共演させてもらった方との再会、初めましての方との出会いもあって、充実した収録の時間でした。
少しでも聞いて下さる皆さんの心に、引っかかり、残るものがありますように。

中川晃教コメント

8月。真実を伝えることを信念としている、記者レイモンド・パーカー役を通して今の日本を考える。時代はいつも過ちを繰り返しながらも、それでも次の時代へと向かおうとする人たちがいる。全ては繰り返しなのかもしれない。しかし、平和のために。
ショパンの「革命」、異国の地ポーランドワルシャワを舞台に、オーディオドラマだからこそ描き出せる壮大なドラマに、僕自身も感動を覚えながら、やらせていただきました。
ぜひたくさんの方に聴いて頂けたら幸いです。

坂本真綾コメント

サウンドだけで味わうからこそ、聞き手の想像力を刺激し、登場人物たちの表情や街の匂いまでありありと感じ取ることができるのがオーディオドラマの面白いところだと思います。井上芳雄さんとはミュージカルで一緒に二人芝居をしていますが、今回はスタジオでセリフのやりとりをして、また新たな面も発見できとても新鮮でした。素晴らしいキャストの皆さんに囲まれて、学ぶことの多い充実した現場でした。

鈴木壮麻コメント

登場人物同士の会話空間の中心に据えられた一本の大きなマイク。その床には幾本もの線が放射状に引かれていて、共演者との距離感の設定に応じて立ち位置の指示を受ける。そして、対峙して交わされる選び抜かれた言葉の連鎖の向こうに広がる、なんとも色鮮やかな心に残る情景の数々。この作品を通して、刻々と状況が変わって行く当時を必死に生きた人々の心をリスナーの皆さまと分かち合えたらと願っております。

NHK-FM「青春アドベンチャー『また、桜の国で』」

2017年8月28日(月)~9月1日(金)、9月4日(月)~8日(金)、9月11日(月)~15日(金)22:45~23:00

原作:須賀しのぶ「また、桜の国で」(祥伝社)
脚色:藤井香織
音楽:山下康介
演出:藤井靖

出演:井上芳雄、中川晃教、坂本真綾、鈴木壮麻、亀田佳明、栗原英雄、菅生隆之、豊田茂、水野ゆふ、秋山エリサ、長谷川敦央、谷田歩、山本道子、粟野史浩、梶原航、林次樹、山本与志恵、佐古真弓、石橋徹郎、今泉舞、藤村真優、杉村透海、山崎智史、青木柚、山田瑛瑠、小嶋一星