『スーパー耐久シリーズ2017 第5戦 富士SUPER TEC』
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トップカテゴリーのST-X。チャンピオンシップを競う日産GT-R勢とフェラーリ 488 GT3 の戦いも熾烈だ
「スーパー耐久」はもともと、JAF(日本自動車連盟)が規定しているN1車両をベースにした車のレース。N1とは「量産ツーリングカー」(JAF規定)のことなので、この市販車改造版レースは昔、「N1耐久レース」という名称で行われていたこともある。少々回りくどくなってしまったが、あくまで一般人が市街地を走らせている「市販車」の「量産車」をベースに、最低限の改造しか許されない車が競い合うレース、それが「スーパー 耐久」なのである。
この「スーパー 耐久」は現在、8クラスに分かれている。「ST-X」がトップカテゴリーになるが、FIA GT3車輌のレースとなるので、このクラスは別枠になるかもしれない。以下、新たに加わった「ST-TCR」、排気量3501㏄以上の車両の「ST-1」、2001~3500㏄の4WD車輌が「ST-2」で2WD車輌が「ST-3」、1501~2000ccの車輌が「ST-4」、1500cc以下の排気量の車両が参加するのが「ST-5」となっている。FIA GT4車両による「ST-Z」クラスの参加車輌は無いので、実質は7クラスで競い合っていることになる。
そして、「富士SUPER TEC」はここ数年でレース時間を1時間ずつ増やし、今年はついに国内最長となる10時間耐久レースとなる。その参加台数も全クラスで60台以上の車輌が参戦する。長丁場となるバトルは、どんなドラマが待ち受けていてもおかしくない。国内トップカテゴリーで活躍するプロからアマチュアまで多彩な顔ぶれのドライバーが初秋の富士で熱き戦いに挑戦する。
本大会は例年通り、パドックエリアに無料でご入場いただける「パドックフリー」となる。パドックエリアならではの雰囲気を味わうことが可能だ。そのほか恒例のピットウォーク、働くクルマ体験、イベントステージ、キッズスペースなど、レース以外に楽しめるイベントも多数。また、恐竜体験アミューズメント「富士ジュラシックウェイ」もオープンしている。耐久レースならではの様々な楽しみ方で観戦の一日を過ごすことができる。