アンダーワールドの来日公演はこんな公演になる! 齋藤久師が明かす裏話
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アンダーワールドが来日する。場所はZEPP大阪だ。おそらく彼らが中規模ホールで間近に見れる事は今後無いかもしれない。東京では『ULTRAJAPAN』というこれまた対照的な大規模gigへの参加が決まっている。
今年の初め、galcidと私がDOMMUNEに出演していたら、元アンダーワールドのダレン・エマーソンが客席で踊っていた。実は去年、私たちの音源を気に入ってくれたカール・ハイドからのメールで始まったアンダーワールドと私たちの交流だったが、初めてあった時、気さくなカールおじさんながらもダレンが脱退した件など、とてもデリケートな問題なので聞けなかったのだ。
しかし、DOMMUNEが終わってダレンと話したら「カールから連絡が来て、日本に行くなら絶対galcidと齋藤久師を見てこいよ!」と言われて来たらしいのだ。喧嘩別れでは無かった事が判明して安心し、意気投合したダレンと私たちはダレンの大好物であるラーメンを渋谷に食べに行った。いつかまた3人でステージに立った姿を見て見たいものだ。
ダレン・エマーソン x 齋藤久師
さて、そんなアンダーワールドのジャパンツアーの演目は、ここ最近のツアー演目のように新旧織り交ぜた豪華なセットリストとなるであろう。
昨年のサマソニと武道館に引き続き連続来日する、という超精力的な動きを見せるアンダーワールド。私も武道館の時にはカールから招待を受けて見に行ったが、2階席から見たカールはとても小さかった。ステージを走り回り躍動感のあるカール、そして相棒のリックにも丸々リック自身の1曲を演奏させ、僕の大事な友達であり最高のパートナーだというカール。本当に、本当にジェントルマンだ。
照明の具合で真っ白なシャツを着ているように見えたが、やはりボーダー柄のシャツだったカール。リックの演奏中にステージからはけたので、きっと着替えてくるのだと思ったら、同じボーダー柄で登場したカール。本当にブレてない。
カールが言っていた。
「どこにも無い、聞いた事のない音楽が作りたかったんだ。最初はバカにされたよ。ライブハウスでやればお前らはクラブに行けと言われるし、クラブでやればライブハウスでやった方がいい、ってさ」
それでも挫けずブレる事なく、歌、そしてエレクトロニクス・ダンスミュージックの融合を見事に完成させた目の前のアンダーワールドを是非あなたの目と耳で確かめて欲しい。気が付いたらまんまと踊らされている事はいうまでもない。
そして、そのパフォーマンスをZepp大阪で見ることができる、という貴重なこの公演を見逃すな!!
文=齋藤久師
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