Da-iCE、MACO、大黒摩季が語る夢を叶える秘訣とは? 等身大のリアルを映し出す『KANSAI COLLECTION 2017 A/W』をレポート
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2011年2月“文化都市・大阪から日本全国、そして世界へ発信できる何かをつくりたい”そんな想いが結実し大阪で誕生した『KANSAI COLLECTION』。今回で第14回目を迎える同イベントが、2017年8月30日(水)に京セラドーム大阪にて『KANSAI COLLECTION 2017 AUTUMN & WINTER』として開催された。夏休み最終日とはいえ、平日にも関わらず約31000人を動員。イベント当日、圧巻のライブパフォーマンスで会場を沸かせた大黒摩季、MACO、Da-iCEへのインタビューと、当日の会場の様子をお届けする。
夏も終わりに近付き、吹く風が秋の匂いを感じさせる昼下がり。平日にも関わらず京セラドーム周辺は若い女性達の活気で溢れている。京セラドームの入り口に足を運ぶと、目一杯お洒落をして今期のトレンドを押さえた女の子達が入場を待ちきれない様子で列をなしていた。
開場の時間となり中に入ると、女の子の夢と希望が詰まった空間が広がっていた。オープニングアクトとしてAKB48の姉妹グループで2017年に誕生したばかりの瀬戸内海を拠点に活動するアイドルグループSTU48の豪華なライブが行われていた。個々の名前入りのウチワで応援する女の子達も見受けられ、元気いっぱいのステージを披露し、会場を盛り上げた。
『KANSAICOLLECTION 2017 A/W』
そして『KANSAI COLLECTION』がプロデュースするモデル・ダンスアカデミーが手がける、今、最も芸能界に近い芸能スクール『関西コレクションエンターテイメント』のスクール生がオープニングダンスを披露。
渡辺麻友や峯岸みなみらAKB48グループ 総勢21名によるRady&Regalectのファッションステージで『KANSAI COLLECTION 2017 AUTUMN & WINTER』は幕を開けた。
『KANSAICOLLECTION 2017 A/W』
ファッションステージの合間のウェルカムトークでは、男女世代問わず人気のジャングルポケットが登場。そしてジャングルポケットのメンバー太田博久の妻でもあるモデルの近藤千尋が続いて登場した。キレのあるトークに会場は笑いで包まれた。人気モデルたちによるファッションステージを挟み、アリアナ・グランデの初来日公演でオープニングアクトを担当したことでも有名なMACOのライブステージはスタートした。
『KANSAICOLLECTION 2017 A/W』
「自分の歌声を多くの人に聞いてもらいたい」という思いから自らYouTubeに公開していた歌がきっかけで大きなチャンスを掴んだMACOのステージに、夢を持つ若い女の子たちの羨望の眼差しが向けられていた。ライブ終了後のMACOにインタビューを行った。
MACO
――今回、二回目の出演となる『KANSAI COLLECTION』のステージはいかがでしたか?
みんなとても暖かく迎え入れてくれて、名前の入ったウチワを持ってくれている人も居たので嬉しかったです。「恋するヒトミ」でみんな1つになれた感じもあって、とても楽しかったです。
――先日発売されたCD付きのフォトエッセイ『タイムマシンができたなら。』の見所や魅力を教えて下さい。
故郷の函館で全て撮り下ろした作品なのですが、自分がその当時、よく行っていた場所で撮っているので、是非、函館に行ったらそこへも行って貰いたいですね。
――観光本としての要素も含まれていますね。
そうですね。それと私の生い立ちも載っているので、なぜ歌手になろうと思ったのか、デビューするきっかけや恋愛観も書いているので、是非チェックしていただければと思います。
MACO 写真=森 好弘
――デビューされてから、夏フェスやファッションショーでのステージ、フォトエッセイの発売など様々な事に挑戦されていますが、これから新たにチャレンジしてみたい事はありますか?
プライベートになりますが、海の上でボードに乗ってヨガをするSUPヨガに挑戦してみたいです。
――MACOさんはYouTube動画がきっかけで大きなチャンスを掴まれたと思いますが、『KANSAI COLLECTION』に来場している女の子達に、夢を掴む為のアドバイスをお願いします。
“夢は叶う”と強く思う気持ちを持つ事で、どんどんその言葉のパワーに引き寄せられていくと思います。自分が成功したイメージを常に持ち続ける事が大事です。それと、月のパワーを頂いて月に感謝の気持ちを持つと叶う確率が高くなるそうなので、沢山空を見上げて月光浴してください。
MACO 写真=森 好弘
インタビューを終え、再びステージへ目を向けると秋冬トレンドの全てが詰まった人気ブランドによるファッションショーが行われている。
『KANSAICOLLECTION 2017 A/W』
ショーの合間に会場の出店ブースをチェックしてみる。
「KANSAICOLLECTIONフォトブース」風景 写真=森 好弘
毎回人気のヴェールルージュ美容専門学校のブースでは、ヘアアレンジやカラフルエクステ、タトゥーシールを使い、専門学校生と有名美容室のスタイリストが来場者を可愛くプロデュースしてくれる。
「ヴェールルージュ美容専門学校ブース」風景 写真=森 好弘
若い女の子達に絶大な支持を得る新たな注目モデル達がブースインするViViブースでは、今回のイベントでも行列が目立つ。ViVi連動の読者スナップ特別編に掲載されるチャンスもある本ブースでは、お気に入りの服に身を包んだ女の子達がとても煌びやかだった。
「ViViブース」風景 写真=森 好弘
ステージでは今回のシークレットゲストが登場。朝の情報番組でもおなじみの速水もこみちだ。
『KANSAICOLLECTION 2017 A/W』
思いもよらぬ大物のシークレットゲストの登場に会場は歓喜の声で包まれた。日本人離れしたスタイルでランウェイを颯爽と歩き終えた。そして、DJの世界大会で2007年から2011年まで前人未到の5連覇を達成したDJユニットKIREEKが登場。自然と体が揺れる音楽と共に始まったのは『KANSAI COLLECTION』初登場の世界的ブランドMICHIKO LONDON KOSHINOのショーだ。デザイナーのコシノミチコもロンドンから来日。世界レベルのショーを大阪で身近に観ることが出来たのは、『KANSAI COLLECTION』の魅力のひとつだ。時間を忘れさせる豪華なステージの数々に客席がヒートアップしていく中、アーティスト活動25周年を迎える大黒摩季のスペシャルライブが始まる。名探偵コナンのオープニングテーマとなった新曲「Lie,Lie,Lie」では客席を巻き込んでのダンスに会場は盛り上がりを見せた。NHKのアトランタオリンピックのテーマソングとなった「熱くなれ」に続き、ラストソングでは大黒摩季を代表する楽曲のひとつでもある「ら・ら・ら」を、ゲストモデルや他アーティスト出演者も登壇して大熱唱。夏のディーバは感動のステージで会場をひとつにした。
『KANSAICOLLECTION 2017 A/W』
そして、ステージを終えたばかりの大黒摩季にインタビューをした。
大黒摩季
――『KANSAI COLLECTION』初出演。ステージを終えられた感想はいかがですか?
最初、ステージに出て行くと、若い世代の子たちがたくさん居て。思えば自分の娘や息子くらいの年頃なので、その世代に届かないと私も現役としてまずいなと思い一所懸命頑張りました。
――ファッションショーでのステージはフェスや単独ライブとはまた違った客層や雰囲気だと思います。
そうですね。全然違ってびっくりしました(笑)。だけど若い子たちが沢山いる空間はすごいパワーだなと思い、すごくパワーを貰いました。
大黒摩季 写真=森 好弘
――デビュー25周年ですが振り返ってみてこの25年間はどうでしたか?
あっという間でもありますし、病気でお休みをしている間はとても長く感じました。言ってしまうと四半世紀ですからね。自分が夢を見て東京に出てきた頃は、ここまで長く続けられると思っていなかったので、ここまで続けられたことが奇跡的だと思います。なので、毎日ありがたく過ごしています。
――新曲の「Lie,Lie,Lie」(9月27日発売)の魅力や聴きどころを教えてください。
「Lie,Lie,Lie」はラテン調なのですが、ラテンは音楽自体が音を聞くと言うよりも自然に体がムズムズしてきて体を揺らしたくなる音楽なので、悩み多きこの時代にみんなでリズムに乗って発散して欲しいですね。
――『KANSAI COLLECTION』に来ている女の子達に、大黒さんが思う夢を叶える秘訣やアドバイスがあったら教えてください。
私は音楽学校の先生もやっていて日々思うのですが、今の子達は見た目とかよりも根っこがすごく真面目な子が多いです。私が若い子たちに対して思うのが、法に触れる事以外は、何をしても許される年頃に無茶をしたり、若気のいたりを沢山使った方が良いと思うんです。許してもらえるうちにいっぱい暴れといた方が良い。私自身そうでした。そうすると大人になった時、後悔なく真面目にやってくことが楽しく思えるので、若いうちは“自分を謳歌する事、無茶をする事”。やり直しがきくのも若いうちの特権なので、本当に全部使って欲しいですね。なんでも夢中になって、キラキラした大人になってください。大人になって困ったら大黒摩季さんが助けます(笑)。
――頼もしいお言葉です。ありがとうございました!
大黒摩季 写真=森 好弘
そして、今年の1月に夢であった武道館ライブを無事成功させた人気急上昇中のダンス&4オクターブボーカルグループDa-iCEにも、トリを務めるステージ前に話を聞いた。
Da-iCE
――この後、ライブですが、『KANSAI COLLECTION』でトリを務める意気込みを聞かせてください。
花村想太:いろんなモデルさんやタレントさん達が出演する中、僕たちがトリでいいのかなと言った不安もありますが、しっかりと大阪の会場を盛り上げたいです。「大阪LOVER」という曲も歌うので、しっかりと“LOVERな想い”を曲に乗せて伝えられたらなと思います。
Da-iCE 写真=森 好弘
――新曲「君色」の曲の聴きどころや魅力を教えてください。
大野雄大:この曲は夏の終わりにピッタリで、歌詞も共感して貰える曲となっているので、一度聴いて頂ければと思います。今日が発売日なので、この後のステージでも、もちろん披露します。
――花村さんは関西ご出身ですが、他のメンバーさんから見た関西の女の子はどうですか?
全員:大好きです!
和田楓:最高です!
大野:LOVERです!
工藤大輝:関西弁のなまりが好きですね。
岩岡徹:乗りも良いです。だからライブもやっぱり楽しいです。
――関西での思い出などはありますか?
花村:結成当時からライブで来させて頂いていて、最初の方は三角公園でライブさせて頂いていました。
Da-iCE 写真=森 好弘
――夢だった武道館ライブを1月に開催されました。次に新たにチャレンジしたい目標はありますか?
花村:今回ツアーのファイナルが神戸ワールド記念ホールで開催するのですが、そこをまずしっかりと成功させて、次のステップに進める様に頑張りたいです。目標は、ドームに立ちたいです。その為にもまずは神戸ワールド記念ホールを成功させたいですね。
Da-iCE 写真=森 好弘
Da-iCEのステージを楽しみに再び会場へと戻ると、『KANSAI COLLECTION』初のコンテンツでもあるVAZCreatorsによるファッションステージがスタート。
『KANSAICOLLECTION 2017 A/W』
今や憧れの職業でもあり、多大なる影響力を持つYouTuber達によってファッションステージがジャックされた。人気タレントやモデル達と変わらぬ声援と羨望の眼差しを受けたYouTuber達に、YouTuber人気を再認識させてくれた。そしていよいよAKB48の登場。
『KANSAICOLLECTION 2017 A/W』
客席に座ってショーを見ていた来場者達も立ち上がり、「ヘビーローテーション」「#好きなんだ」「恋するフォーチュンクッキー」などを歌唱し客席は一体感に包まれた。ラストを飾ったのは先ほどインタビューにも答えてくれたDa-iCEのライブステージ。
『KANSAICOLLECTION 2017 A/W』
イベント開催日に発売した新曲「君色」や、DREAMS COME TRUEの人気曲をカバーした「大阪LOVER」を熱唱し、大阪への愛で溢れるステージに魅了される来場者達。4オクターブの歌声と、4オクターブの歌声が魅力的なDa-iCEのステージで会場のテンションもピークを迎えた。
グランドフィナーレでは次回『KANSAI COLLECTION 2018 SPRING&SUMMER』の開催決定が発表され、次回への期待と共に、今年最後の関西最大規模の女の子たちの夢の祭典は幕を閉じた。
レポート・文=Lily 撮影=森 好弘
日時:2017年8月30日[水]開場:13時00分 / 開演:14時30分 / 終演:21時00分 (全て予定)
会場:京セラドーム大阪
出演者: