大塚愛、エイベックスは「ビジュアル重視だと思っていたんです(笑)」10年前のインタビューを掘り起こし
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大塚愛
今年の9月にデビュー14周年を迎えたばかりの大塚 愛が、自身の誕生日でもある9月9日に中野サンプラザにて一夜限りのバースデーライブを開催した。
14周年を記念して、大塚の14年間のインタビュー掘り起こし企画&配信プライスオフキャンペーンが実施される。本日9月13日から2週間にわたって、大塚 愛の1stアルバム『LOVE PUNCH』が配信プライスオフとなるので、そちらもぜひチェックしてほしい。
今日は、2007年3月のインタビューが届いたので、お届けしたいと思う。
「エイベックスがビジュアル重視だと思っていたんです(笑)。だから「ここは多分関係ないな。私の楽曲なんて送るだけ無駄」って勝手に思ってたんです」
前年のデビューイヤーに発売した「さくらんぼ」が2004年春にピークを迎えるロングヒット。続く「甘えんぼ」で地上波の音楽番組に初進出し、立て続けに『MUSIC STATION』や『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』にも出演、最初のブレイクを迎えたタイミングで彼女は【学園祭ツアー2004】を敢行した。その日本大学文理学部でのライブで「(デモテープを)最後の最後までエイベックスだけには送らなかった」と発言。
これについてインタビューしたところ、「エイベックスがビジュアル重視だと思っていたんです(笑)。だから「ここは多分関係ないな。私の楽曲なんて送るだけ無駄」って勝手に思ってたんです(笑)。まぁでも最後の最後に「まさか」とは思っていたんですけど、とにかく焦ってるんで、「数撃ちゃ当たる!」と思って(笑)エイベックスにも送ってみたら、エイベックスから話が!っていう。まず電話が来たんです。市外局番“03”の番号から。でもその当時“03”から始まるイタズラ電話が流行っていたから「ついに私にまで来た!これは危ない!」と思って出なかったんです(笑)。でも留守電が入っていたのでそれを聞いたんですけど、これがまた聞き取りにくくて。「エイベックスの・・・」までは聞こえたんですけど、「これは怪しい。電話を掛けたら凄まじい通話料を請求されるやつだ!」とコメント(笑)。
そして「で、それから掛けたんだか掛かってきたんだか、ちょっとそこは憶えてないんですけど、まぁとにかく怪しいお兄ちゃんとのやり取りで。あの、すごく胡散臭い声に聞こえたんですよ。」と警戒しまくりながらも、松浦さん(エイベックス社長)に会って「あ、本当なんだ」となったそうだ。ちなみに、大塚 愛は社長から「エイベックスはもっと幅広く行く。そのキッカケにしたい」って言われており、実際にそれまでのエイベックス=ダンスミュージックというイメージを変化させる立役者となった。
(TEXT:平賀哲雄)
http://www.billboard-japan.com/special/detail/315