元・宝塚トップ・龍 真咲が世界遺産・金峯山寺に妖精のごとく舞い降りる 　のべ23曲の熱唱に1,300人が総立ち＆涙を流す観客も

９月16日（土）、龍 真咲が奈良県の金峯山寺（きんぶせんじ）で『世界遺産コンサート』を行った。

昨年9月に、惜しまれつつ宝塚歌劇団を卒業した元男役トップスター・龍 真咲。8月23日にはシンガーとして、ファーストアルバム『L.O.T.C 2017』をリリースしている。金峯山寺本堂蔵王堂と仁王門は、2004年に「紀伊山地の霊場と参詣道」の一つとしてユネスコの世界文化遺産に登録された。大和の国 ・吉野山から大峯山山上ケ岳にかけて古く広く知られた聖域・金峯山の中心的存在だ。兵庫県宝塚で長年過ごした龍にとって、先人らの多くの想いと歴史の浪漫が交差するその空間でコンサートを開催することは、大きな意味を持つという。龍は「地元でもある関西で、このような形で凱旋公演を飾れることは、誇りに感じつつも、事の大きさに改めて身の引き締まる想いです。自分の中にある何かを解き放ち、この場に捧げる事が出来たら良いなと思っています」とコメントしている。

コンサートは、午後6時5分、台風18号の影響で降り頻る雨の中、蔵王堂前の特設ステージでバンド演奏による「T.A.T.E 2017」からスタート。煌びやかな着物姿の龍が登場すると、駆け付けた約1,300人のファンから大歓声と拍手が沸き起こった。

続いて２曲目「コパカバーナ」では、イントロと共にステージ上で華麗な黒のドレスに早変わり。七色にライトアップされた空間で、妖精が舞い降りたかのうな艶やかなステージを展開。龍は「皆さん、元気ですかー？こんなに晴れて（笑）すっごいテンション上がってます！龍 真咲世界遺産コンサートにようこそお越しくださいました。皆さんと最高の時間を過ごしたいと思います！！」と呼びかける。

この日は、世界各地をテーマにした楽曲のほか、アニメやミュージカル・メドレーなどを選曲。時に客席との対話で盛り上げ、後半ではJ-POPシンガーへの礎となったファースト・アルバム『L.O.T.C 2017』から全曲を披露し、アンコールのオリジナル曲「Get by me」までのべ23曲を熱唱した。

龍の本格的なコンサートは、8月26日(土)、27日(日)の2日間、計3公演で6,000人を動員した渋谷・Bunkamuraオーチャードホール以来。関西ではアルバム発売後、初のワンマンコンサートとなる。龍は「今日は皆さんとご一緒出来て、本当に嬉しく思います！またどこかの世界遺産でお会いしましょう！！愛してまーす！！！」と喜びをあらわに。総立ちの観客と、涙を流す熱狂的女性ファンの大歓声に包まれ、この日の特別な舞台を終えた。