あゆみくりかまきインタビュー 人間の姿ですごした1年間で得たもの、感じたこと――3人が明かす胸中とは
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あゆみくりかまき 撮影=風間大洋
先日、12月に『「銀魂」ポロリ篇』のエンディングテーマとして新シングル「反抗声明」がリリースされることを発表した、あゆみくりかまき。本項では、そのひとつ前のリリースとなったシングル「絆ミックス」に至るまで、熊から人間の姿になって過ごしたこの一年に、あゆみくりかまきの3人は何を考え、どのように過ごしたのか――ライブに対する考え方や姿勢の変化、成長を感じる部分、思うようにいかない部分、ファン=またぎへの思い、現状に対して思うこと――キャリア最大規模となるEX THATER ROPPONGIでのワンマンライブを前に、そのあたりの話をじっくりと聞いた。いまはまだ遥か遠くに見えているであろう武道館への道の途中、彼女たちが語った胸のうちとは。
――人間の姿になってから初めてお話を伺うので、この1年を振り返りながらあゆくまの現在地を聞いていきたいんですけど、人間の姿で活動していくことは、一体何を意図したものだったのかを、改めておさらいしていいですか。
まき:関西の森にいる熊仙人に人間の姿にされて今活動しているんですけど、熊のときって「ここを目指すぞ」っていう具体的な目標じゃなく、ただ「東京ドームで歌いたい」「世界に行きたい」っていう大規模な目標しかなくて。その中で活動するってある意味無謀というか。何かをひとつずつクリアしていかないと東京ドームにはいけないんだっていうことを、こういう試練を与えられた今だからこそ分かるんです。今は「武道館に行けば熊に戻れる」っていうひとつの目標があるので、そこに向かって3人が結束しているし、3人だけじゃなくスタッフさんとも、何よりまたぎとも一致団結してそこに向かえてるから、人間の姿になったことはすごく大きかったんじゃないかなって。わたしたちを人間の姿に変えたのは、そこへ行くために、あゆみくりかまきそれぞれが色々と考えなさいっていうことなんじゃないかなって思いますね、最近。
くりか:熊仙人に言われなかったら多分、武道館っていう目標も立てていないと思います。この活動を始めたときは、単純に一番大きい会場やし、あゆくまも誰もが知っているような存在になったら東京ドームでワンマンできるやんっていうだけの、簡単というか、誰の口でも言えるような目標を立てていた部分があって。その道のりをちゃんと想像できていなかったなって思うので。
あゆみ:あれ以降、自分たちの中でも原点に戻ろうっていう気持ちはすごく大きくて。自分たちの立てた目標への道筋が見えていないことを見抜かれたんだと思うから、人間の姿になって、人間としてみんなと同じステージで一から活動して、歌う意味やライブに向き合っていけって言われた気がします。
――その原点って、あゆくまにとっては何なんですか。
まき:やっぱりライブを楽しむことが一番だなと思っていて。最初の頃って、ライブをできること自体が楽しいじゃないですか。でも色々と積み重ねていくうちに、「どうしたらお客さんが増えるやろ」とかいろんなことも考えちゃって、純粋に楽しむ気持ちを忘れかけていたというか、ちょっと薄れていた気がして。やっぱり、あゆみくりかまきがステージ上で楽しんでいる姿を観て、またぎに楽しんでいただくことが、わたしたちが掲げてきた最初の目標やなっていうところに、最近ようやく立ち帰れた気がしていて。ライブをしているときの笑顔も、本当に心から笑えてるなって思うし……今まではライブが終わった後も反省したりマイナスのことばっかりだったんですよ。そういうことばかりだとズーンってなっちゃうじゃないですか(苦笑)。でも最近はそれぞれの良いところもちょっとずつ言えてきているので、すごく良い方向に向かっていると感じますね。
――熊の姿だと、我々がライブを観たときにまず明らかな視覚情報として「熊だ」っていう印象があるじゃないですか。それが今はそうじゃない。そうなると、より歌とかダンス、DJ、盛り上げ方も含め、パフォーマンスの芯の部分が問われますよね。
まき:そうですね。熊じゃなくなるって言われたとき最初に思ったのが、自分たちのキャッチーな部分が無くなるということでした。そうなったら何を武器にしていけば良いのかを考えたときに、やっぱり音楽とライブパフォーマンスだなと思ったんです。今までライブを観て「熊の娘だ」っていう第一印象だったんですけど、それを「あゆくまの音楽、ライブいいね」って言ってもらいたいっていう風に考え方を変えて。それからは歌うたい、DJ、盛り上げとしてそれぞれができることを、色んなものから吸収してきて、それが今いい感じになってきています。
――それって大きいことじゃないですか。でも葛藤もありますよね?
くりか:常日頃から、自分たちのライブとか、その中での個々のあり方とかを葛藤しています。今でもずっと。熊として覚えてくれてた人も多かったし、「え、これがあゆくま?」って言われることもすごく多いので、まだまだだって分かってはいるけど、悔しいこともいっぱいありますし。
――熊のインパクトを超えられていない部分もあると。
くりか:はい。まだ超えられてへんなって。
――そうして人間としてスタートして1年。目標も立てて、原点の部分に取り組んでいく中で、リリースやライブ、フェス出演なども色々ありました。目指す場所に向けてはどのように進んできたんでしょう。
あゆみ:まず、今まではライブで「エモく、熱く終わるあゆくま」みたいなイメージが結構強くて、自分たちもそれが強みなんじゃないかなって思っていたんです。だから煽りとか表情とかもそっちに寄っていたんですね。でもそうじゃなくて、根本にあるみんなを楽しませたいっていう気持ちを強く持ってやっていたら、笑顔でやっていてもエモいって言われるようになったんです。そういうライブに対する姿勢は、人間の姿になってから変わった気がします。
――それは意識的に変えてみたんですか?
まき:うん、意識的かなぁ。
あゆみ:やっぱり人間の姿になって考えさせられたというか。自分たちのライブをどうやったら「良い」って言ってもらえるかっていうことを。
あゆみくりかまき 撮影=風間大洋
――やっぱりポイントはライブなんですね。
まき:ライブあってのあゆくまですね。わたしは盛り上げ役なんで先陣を切って、今までは結構自由にさせてもらっていたんですよ。でも、一人でやっているわけじゃないし、それぞれの意識が変わったこともあるかもしれんけど、わたしの煽りに対して2人やスタッフさんが意見を言ってくれることも多くなったし、すごくチームで動いてるなって感じることが増えました。あとは自分の引き出しを増やすためにライブを観に行ったり、動画を観たりとか、自分がグッときたセリフをノートに書き出したりもして。やっぱり言葉の一つ一つで心を動かせると思うから。
くりか:自分たちも楽しむっていうことの大切さを知ってから、意識は変わりました。今まで、みんなを楽しませる意識はすごくあったんですけど、それをするために自分たちが悩みすぎて、必死になり過ぎて、周りが全然見えていなかったりしていて。それで空回りしちゃったり、自分たちがしかめっ面でライブをしちゃったりっていう負の連鎖が続いてた時期があったんです。でもそれじゃあアカンなってみんなで話し合って。自分たちが楽しめて、それが伝播してみんなも楽しめるライブっていう形が一番あっているなって気づけた1年でした。
――手ごたえはありますか。
くりか:まだ毎回はできていなくて、反省もするんですけど、ライブによっては良い意味で肩の力が抜けたライブができたねって話せることもあって。実際にそういうときはお客さんの反応も違ったりします。
――では逆に、目標に向けて、思い描いたようにはいっていないこと、ありますか?
まき:それは結構あるかもしれないですね。あゆくまはいつもリリースツアーをまわるときに目標を立てていて、「旅立ちの唄」のときは総動員数1万人、「ゴマスリッパー」のときは1万5000人を目指してまわったんですけど、そのどちらも達成できなくて。「旅立ちの唄」のときには自分たちから発信をしようと、ビラ配りとかも始めたりしたんですけど、それでもまだ「ゴマスリッパー」でも達成できなかったので、まだまだやれることはあるんじゃないかな?って痛感しました。
――Twitter上で見る限りでもかなり地道に、インディな動きも頑張ってました。
まき:あとは宣伝動画に命をかけていて(笑)。面白くなかったらスタッフさんが「面白くないですよ」って言ってくれるから、わたしたちも火がついて、もっと面白いのを撮ろうと。やっぱりそういうことがキッカケでライブに来てくれるかもしれない、何がキッカケになるか分からないから、全てを全力でやりたいんです。よく言われるんですよ、「(やっていることが)アイドルじゃないよね」とか。でも、他がしないことをやるっていう、それがいいんです。
くりか:うん。宣伝動画おもろいもんな、自分たちでも……ふふふふふ(思い出し笑い)。たくさんの人に見てほしいなって思います。
あゆみ:……告知動画の宣伝みたいになってる(笑)。
――話を戻して(笑)、あゆみさんは課題とか、うまくいかなかったことってありました?
あゆみ:あゆみは、楽しもうっていう気持ちでライブに臨もうとしているんですけど……人見知りだから、お客さんが怖いんですよね。目を見るのも怖くて。調子良く楽しめているときは平気だし、自然に笑えているんですけど、無理に「楽しもう」って思ってもお客さんを見れない自分や、笑顔を作っちゃってる自分がいたりして、そういうときはダメやなって思います。
――うまくいくときとそうでないときってどう違うんでしょうね。
あゆみ:それは自分でもずっと考えているんですけど、最近ちょっとずつそれが減ってきているなって思えるのは、2人の顔を見ることなんです。自分一人じゃなくてちゃんと2人がそばにいてくれてるって心強いし、強くなれる気がして。「ジェットクマスター」で3人でヘドバンするところがあるんですけど、そのとき3人で目が合うから、そこで緊張がフッと途切れて「いえーーーーい」みたいに叫んでたら、めっちゃマイクに入ってたり。それはすごい怒られましたけど(笑)。
――ここまではこの1年で3人がどう変わったのか、何をしてきたのかを聞きましたけど、またぎはそれをどう受けてめてくれていますか?
まき:愛があるからこそなんですけど、厳しい意見も増えているなっていうことは思いますね。あゆくまは結構ちゃんと(意見を)見ているので――
あゆみ:エゴサを(笑)。
まき:エゴサチームなので(笑)。でも、お互い愛があるから受け止められるし、言いたいことはきちんとライブで「自分たちはこうしたいんだ」って正々堂々と伝えていきたいなって。でも基本、またぎは優しいです。優しさの塊やから、ほかの出演者の方とかスタッフさんにも「いい人たちだね」って言われるんですよ。それは嬉しいですね。ほんま宝だなって思います。
――でも、エゴサするのってドキドキしないですか?
まき:あぁー……しますね(笑)。やっぱり傷つくこともあるじゃないですか。でも、なんで見るのかって言ったら、あゆくまを良くしたいからだし、みんながどう思っているかを知りたいから、手が止まらないんだと思います(笑)。
――それ、3人みんなやってるんですか。
まき:みんなやってます。チームなんで(笑)。
あゆみくりかまき 撮影=風間大洋
――そういった1年のある意味集大成であり、またぎとの関係性も大きく影響している「絆ミックス」は、どんな流れで出来上がったんですか。
まき:最初に楽曲のデモが出来上がった段階で、それぞれにメールがくるわけですよ。「こういう曲を次リリースするよ」みたいな感じで。で、この曲で何を伝えたいかをそれぞれが考えてレスポンスが欲しいって言われて、それぞれが書いて提出したわけなんですけど、内容が3人ともまたぎへの感謝の気持ちで揃ったんです。そこから具体的なワードを出して、作詞家さんにうまく言葉をつないでいただいたっていう経緯があります。
――感謝するポイントや言いたい言葉も色々あったと思うんですけど、そこも3人の中で一致していたんでしょうか。
あゆみ:実は、それぞれが送った内容を知らないんですよね。
まき:こういうインタビューで知るっていう。
あゆみ:でも、やっぱり出来上がった歌詞を見ると3人とも共感できるから、そういう意味では一致しています。
――ただ、このへんのフレーズは自分の言葉だなって思いつつも、そこが自分の歌うパートにならないこともありますよね?
まき:そう、ならないんですよ!
――あゆくまって、それぞれが歌ってみてパートが決まるから。
あゆみ:そうですそうです。
――だから自分の気持ちが一番乗っているフレーズが別の人にいったりもすると。
まき:よくあります。でも、歌ってなくても心で、ね(笑)。
あゆみ:まっちゃん、たまに本当に声に出ちゃってて、違うパートを歌ってるときあるもんな(笑)。で、声が大きいから負けるんですよ(笑)。
まき:そうや、声が大きい方が勝ちや!(笑)
――歌詞は本当にストレートで、今日お話しいただいてる内容ともつながっているし、タイトル通り絆が歌われていて。こういう感謝の気持ちが3人から出てくるのが、ちょうど今回のタイミングだったっていうことですよね。
まき:そうですね。音楽を楽しむっていう原点に立ち帰れたからこそ、こういう曲を歌いたい気持ちがありました。あらためて「ありがとう」と、でもまだまだここからも一緒に行こうねっていう気持ちを伝えたかったですね。
――それはやっぱり1年経って原点に立ち帰れた今だから言えること?
まき:かもしれないなぁ。(人間の姿に)成り立てのときはそんな余裕もなかったですね。感謝より不安の方が大きかったので。
あゆみ:うんうん。熊から人間の姿になって、いなくなったまたぎもたくさんいると思うんです。でも、「どんな姿をしていてもあゆくまが好きだよ」って言ってくれるまたぎもいて。それを聞いたときに絆が深くなったとも思えたし、新しく出会ったみんなとも絆を深めて武道館を目指したいっていう気持ちも生まれたと思います。この1年の中で。
――いい流れじゃないですか。そしてカップリングにはそれぞれ色の違う曲たちが並んでますけども、個々のメンバーの盤ごとに収録曲が違うということで、自分の盤に入っている曲をPRしてもらっていいですか?
一同:いえーい!
まき:これを見て、買ってくださる方もおるかもしれん。
――そうですよ? じゃあまず「真相はどうでもいい」からいきましょうか。
あゆみ:今回は、それぞれのイメージに合わせた楽曲を作ってもらっていて。あゆみの曲を最初聴いたときには「うーん、自分っぽいのかな?」っていうハテナが出て、正直感情移入ができなかったんですよ。最初は恋愛の曲としか思えなくて、自分は恋愛に積極的でもないし、相手がいても関係なしに奪うぜ!みたいなタイプでもないので、作曲のU.M.E.D.Y.さんが何故わたしにこの曲を歌わせようとしたのかをすごく考えて。……やっぱり、2人(くりかとまき)が先に事務所に入っていて、自分はただ歌を歌いたいっていう気持ちで、親にもすごく反対されながら、あゆくまに入ったんです。そういうのも全部知ってくれているので、3人の中で一番歌に対する気持ちが強いって思ってくれてると思うんです。だから、「何があっても自分はこれを曲げない、やりたいことをやるんだ」っていう意味でこの歌詞を捉えたら、すごく感情移入できましたね。
――ああ、なるほど。
あゆみ:曲調はあゆくまっぽくないような気がしたから、どうやって歌ったらいいかわからなくて、上手く歌えなくてすごく悩んだんですよ。……レコーディングでも泣いちゃって(苦笑)。うまく歌えなくて泣いたのは初めてでした。
――くりかさんは「女子か。」ですね。
くりか:「女子か。」は、この3曲の中で一番迫力がある曲だと思います。この曲をもらったときにイメージとしてはクールなくりかを表現してほしいって言われたので、かっこいいくりかで歌っていて。ライブでも披露しているんですけど、音源と比べて今まで以上にライブ感が出る歌やなって。
――そのクールな要素って、もともと自分の中にはありますか?
くりか:クールな要素……どうなんかな。でも、しゃべらんかったらクールって言われます。しゃべったらアカンねってよく言われるから(笑)。
まき:DJしてるときとかは、すごいかっこいいなと思うけど、しゃべったら小学生みたいなんで。でも、そのギャップが多分ね、くうちゃんのいいところだから。
――そうですよね。旗振ってるときとかもね、クールですよ。
くりか:あ、ありがとうございます!
まき:1クールGETやね(笑)。
くりか:どんどんライブでもクールさを出していきたいです。パーティーチューンとかバラードとかがいっぱいある中にこの曲を入れることで、空気感がちょっと変わるなって思うから、そういう曲にしていきたいなって思います。
あゆみくりかまき 撮影=風間大洋
――では、最後は「「キミが好き」「キミが好き」」。
まき:これ、女子目線と男子目線なんですよ。女子から男子に「君が好き」、男子が女子に「君が好き」みたいな。
あゆみ:え、じゃあ「君が好き」(高音)、「君が好き」(低音)ってこと?
まき:そう。(メロディに乗せて)「君が好き」(高音)、「君が好き」(低音)ですね、いうたら。
――すげえ書き起こしづらいですけど(笑)、よくわかりました。
まき:曲はもう王道のアイドルソングですね。3人の中でわたしが一番アイドル好きで、アイドルに憧れてアイドルになったことをU.M.E.D.Y.さんは知ってくれているし、わたしが歌いたいもの、わたしの本当のところを知ってくださって、今回このタイミングでこの曲を歌わせてもらえることに感謝していますね。本当に嬉しい、夢が一つ叶いました。
――これまでかっこいい曲、面白い曲とかいろいろりますけど、こういうアイドルポップみたいな曲が一番「キタ!!」ってなるんですか?
まき:もうずっとそれを聴いて育ってきているし、それが歌いたかったし。でも、あゆみくりかまきでこういう曲をずっと歌うのって無理やと思っているし、あゆみくりかまきのまきとしては、かっこいい曲の方がライブで自分のスイッチが入るので大好きなんですけど。でも、実際はこういう曲を本当は歌いたくて。
――原点っていうか。
まき:そう、ルーツはこれなんで。言われたのが「この曲を歌う時は本当にアイドルで歌ってほしい」「でもこの曲が終わったらいつもの盛り上げ役のまきになったら、ギャップが生まれてすごくいい」「だから思う存分、アイドルをやってくれ」って(笑)。
――いいですねぇ、100%アイドルとして歌える曲。
まき:はい。イマドキの女子の気持ちを歌えたのも嬉しいです。
――そしてこの後はツアー『ボクらの熊魂2017~あゆくまと行く全国ロッカショ―!~supported by uP!!!』も控えています。ファイナルは過去最大のEX THEATER ROPPONGI。さらに「武道館への道」の取り組みでいえば、2017年中の武道館公演発表というミッションもありますよね?
まき:あと数ヶ月……!
あゆみ:早い……。
――道のりは今どんな感じですか?
くりか:正直きびしいです。今はまだ。
まき:まずはEX THEATERをソールドアウトさせないと、次につながらないので。前回の赤坂BLITZもソールドにはならなくて。
――けっこう入ってましたけどね。
まき:あ、本当ですか? (小声で)そこ書いておいてください(笑)。でもほんまに笑い事じゃないねんな、しっかり考えていかないと。
――EX THEATERも大きい会場ですからね。でも、あそこが埋まったら気持ちいいでしょう。
まき:そうですよね。何かしら武道館につなげられるように、頑張らないと。
――そこは、今は人間の姿とはいえ、“熊魂”で突破していってほしいです。……ところで、いま改めて答えるなら、熊魂ってどんなものだと思いますか?
まき:誰しもがある、心が熱くなることだと思っていて。だから熊じゃなくても熊魂ってあると思うし、そこをいかに自分たちで熱くさせて燃やしていけるかだと思っています。
――情熱みたいなものですか。
あゆみ:そう!
まき:ですね。3人がボワーッと燃えているときはやっぱり良いときなので。1人がちょっとでも薄くなっちゃってると、いいライブにはならない。
――くりかさん的には?
くりか:熊魂は……熱いものです。熱い、気持ち?……情熱……パッション!
――英語になっただけですけどね(笑)。
くりか:(笑)。
――昔から言っている言葉ですけど、どんどん意味合いが増したり、明確になっていっているんじゃないかと思うんです。
まき:そう。確かに最初は、ただ熊だから熊の魂とか言うてました、正直。ごめんなさい(一同笑)。わたしたちにしかないものやから、熊のアイドルだから熊魂って言おうぜ!みたいな。
くりか:でも魂は誰でもあるもんなぁ。
まき:うん、魂は誰にでもあるもんやし、わたしたちも別に熊やからってみんなと違うわけじゃない。同じように生きているなかで、いかにその情熱を、自分たちでもっともっと熱いものにしていけるかどうかやなって、最近すごい思います。……まとめた!(笑)
――それを絶やさずに行ければ、自ずと見えてくるもの、辿り着ける場所があると思います。
まき:やっぱり自分たちで始めたグループなので、ね。どこまで行けるか、自分たちでもっとしっかり舵をとって頑張っていきたいです。
取材・文・撮影=風間大洋
あゆみくりかまき 撮影=風間大洋
2017年12月6日(水)
「反抗声明」
M.2 タイトル未定
M.3 タイトル未定
M.4 反抗声明(Instrumental)
M.5 タイトル未定(Instrumental)
M.6 タイトル未定(Instrumental)
M.2 タイトル未定
M.3 反抗声明(Instrumental)
M.4 タイトル未定(Instrumental)
※通常盤とジャケット写真は異なります。
9月24日(日) 【兵庫】神戸 太陽と虎
16:00 OPEN / 16:30 START
9月30日(土) 【福岡】DRUM SON
16:00 OPEN / 16:30 START
10月7日(土) 【愛知】名古屋 ell.FITS ALL
16:00 OPEN / 16:30 START
10月9日(月祝) 【広島】Cave be
16:00 OPEN / 16:30 START
10月15日(日) 【宮城】仙台 space ZERO
16:00 OPEN / 16:30 START
10月21日(土) 【東京】六本木EX THEATER
15:30 OPEN / 16:30 START