自称“音楽業界最下層の音楽好き”による新イベント『Real Finder』をレポート 4組がバラエティに富んだステージングを披露

2017.9.28
レポート
音楽

Real Finder

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『Real Finder』 2017.9.12(TUE) 下北沢GARAGE

9月12日(火)、音楽業界の未来を憂う業界最下層のミュージック・ラバーたちによる新イベント『Real Finder』が、下北沢GARAGEにて開催された。

このイベントは、日々新しい“音” “才能”を貪欲に模索する個性派ぞろいの4人のキュレーターが、それぞれの個人的に気になるアーティストをレコメンしあっていた流れから立ち上がった、ニューカマーたちを毎回ブッキングするイベント。

初開催の本イベントのトップバッターを飾ったのは、secondrate。キャッチーで王道メロディの楽曲を主軸に、4つ打ちロックや、色気のあるジャジーな曲までを幅広く披露。曲ごとに、男性ボーカルのSeike、女性ボーカルのSakiそれぞれがメインボーカルを務めたり、構成メンバーにも明記がある”Button Pusher”のKingkingPangpangの独特のパフォーマンスも武器に独自のエンターテイメントあふれるステージを展開。彼らの代表曲である「二番線」では、その耳になじみやすいメロディと4つ打ちの軽快なビートでフロアを沸かせた。

secondrate  Photo by 塚本弦汰


 

続いて、大きく編成は変わり、エレキギター1本の弾き語りという形でaoihrが登場。『もしもナンバーガールが再結成して「PPAP」を演奏したら』という自身のTwitter動画はすでにネットでもバズを起こしているエピソードをMCで交えつつ、敬愛しているというNUMBER GIRLの「透明少女」のカバーを披露。最後にはYouTubeでも公開されている「僕と春」を演奏した。爆音ディストーションと語るようでいて、叫ぶようでもあるその独特のボーカルが響き渡るサウンドにフロアは魅了されていく。

aoihr  Photo by 塚本弦汰


 

3番手のジオラマラジオは、邦楽と洋楽のエッセンスが入り混じったPOPかつ芯のあるパフォーマンスで観客の心を序盤から掴んでいく。フォークを感じさせながらも海外のインディーズロックとも共鳴する、松村廉と、榊原未菜の男女混成ボーカルが心地よいサウンドで、計6曲を歌い上げた。

ジオラマラジオ  Photo by 塚本弦汰


 

そして『Real Finder』初回のトリを飾ったのはAIRBAG。タワーレコード限定でpre-debut盤「sign」をリリースし注目を浴びる中、その楽曲を一切披露せず、すべて新曲という挑戦的なセットリストでステージを構築。絶妙に重なり合う2本のギター、クガイトシキの伸びのあるボーカルと秘めたる才能を醸し出す佇まい、一気にホームの空気を作り出し、トリにふさわしいパフォーマンスで最後まで駆け抜け、幕を下ろした。

AIRBAG  Photo by 塚本弦汰


 

今回のイベントタイトルは、real find(掘り出し物)×finder(発見者、探知機)という意味で、“オーガナイズするスタッフとミュージシャンの新しい出会いのきっかけでもあり、お客さんにも、まだ見ぬ音楽を発見する場所になって欲しい”という想いから、名付けられたという。

『Real Finder』というイベントも、今回出演したバラエティに富んだアーティストたちも、今後どのようにミュージックシーンに揺さぶりをかけていくのか目が離せない。

セットリスト
『Real Finder』 2017.9.12(TUE) 下北沢GARAGE
・secondrate
1. 君と僕が出会った時、初めて僕は未来の君になる
2. H.A.Y.A.R.I.
3. 回想電車
4. オトナモード
5. 二番線
6. プラネタリウム
 
・aoihr
1. 少女漫画
2. 透明少女(NUMBER GIRLカバー)
3. 僕と春
 
・ジオラマラジオ
1. コンクリート
2. ミツバチ
3. 薄荷
4.ライナー
5.絵空模様
6.HEPBURN
 
・AIRBAG
1. 新曲
2. 新曲
3. 新曲
4.新曲
5.新曲
6.新曲
  • イープラス
  • airbag
  • 自称“音楽業界最下層の音楽好き”による新イベント『Real Finder』をレポート 4組がバラエティに富んだステージングを披露