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Apple、LINE…音楽配信サービス定額化!各社特徴は?

2015.7.5
特集
音楽


音楽業界に異変!?最近、AppleやLINEなど、名だたる企業が立て続けに定額制の音楽配信サービスをスタート。“CDが売れない時代”と言われて久しいが、もはや音楽を1曲単位でダウンロードして買うことすらも時代遅れになりつつあるのだ。そこで定額制の内容など、各社の配信サービスを比較してみた。

まず、国際レコード産業連盟によると、2014年に世界の音楽市場におけるデジタルの売り上げが初めて物理メディアを上回ったという。注目すべきは、そのデジタルの“内訳”だ。iTunes Storeなどの音楽ダウンロードサービスの売上高が前年比-8%にも関わらず、SpotifyやBeats Music(共に現在は日本向けサービス無し)といった定額制のストリーミングサービスが+39%と急増! つまり、わざわざ音楽を購入して所有することより、気軽に楽しむことが世界のスタンダードになりつつあるのだ!

そして、定額制の音楽配信サービスは、大まかに「ラジオ型」と「オンデマンド型」に分けられる。ラジオ型はあらかじめ提供側が用意しているチャンネルの中から、自分の好きな曲を選択して聴くタイプ。一方、オンデマンド型は基本的に自分で好きな曲を設定してプレイリストを作って聴くスタイル。ラジオ型は新しい音楽に出会える、オンデマンド型は好きなジャンルにとことん浸れるなど、それぞれにメリットがある。

ちなみに、日本ではこれまでラジオ型が主流だった。先駆者はうたパス(au)やdヒッツ(NTTドコモ)で、いずれも2012年にスタート。それぞれジャンルやテーマに沿ったチャンネルが設定されており、楽曲数は数百万曲。ラジオのようにテーマが設定されたチャンネルに沿って音楽を楽しむことが基本のため、新しい音楽との出合いを探しやすいものが魅力だ。しかし、好みの楽曲をピンポイントで探して聴くといった用途には向いているとは言い難い。

そんな中、先月、LINEのLINE MUSIC、エイベックスとサイバーエージェントによるAWA(アワ)がスタート。さらに、Appleも7月1日にApple musicを開始したばかり。すべて、好みの楽曲をいつでも好きなだけ聴けるオンデマンド型に対応している。それぞれ数百万曲レベルの配信曲を誇るだけでなく、独自の機能を備えているのもポイントだ。

LINE MUSICは、なんといってもLINEユーザーならすんなりと使いこなせるシンプルなインターフェースが魅力。また、気に入った曲を友だちとダイレクトで教え合える。新たな曲との出会いだけでなく、音楽を通じたコミュニケーションも楽しみたいなら、このサビースを選べば間違いなさそうだ。月額500円のベーシックプラン(30日間で20時間分の聴き放題)と、月額1000円のプレミアムプラン(無制限)で、機能ではなく時間によって料金を分けているのも特徴だ。

一方で、エイベックスとサイバーエージェントが提供するAWAは、洗練されたインターフェースと多彩なプレイリストが特徴。アプリを起動すると「Top 20 Pop Track on AWA」など人気曲にすぐアクセスでき、画面を下にスクロールさせていくと、アーティストやユーザーが作ったプレイリストも楽しめる。洋楽の充実っぷりも強みで、新譜のほとんどがCD発売とほぼ同時に聴くことができる。利用開始から3カ月間は無料で利用できるのは他のサービスと同じだが、ユーザー登録が不要で気軽に始められるのが初心者にはうれしい。お試し感覚で使ってみるにはもっとも適したサービスかもしれない。

■ 月額980円のApple Musicもついにスタート!

そして、7月1日に日本でスタートしたばかりの注目のサービスがApple Musicだ。iPhoneなどで利用できる「ミュージック(Music)」アプリに、ストリーミング音楽配信やインターネットラジオなどの機能を統合し、月額利用料金は980円。また、家族6人で共有できるファミリープランは月額1480円で、3カ月間フル機能を利用できる無料トライアルを実施している。iTunesで購入した楽曲やCDからリッピングした楽曲も、ミュージックアプリ内からアクセスできるため使い勝手が良さそう。

他にも、海外での音楽配信サービスの先駆者であるSpotifyとソニーによる定額制音楽配信サービス、PlayStation Musicが、すでに世界各国でスタートしている。日本での開始時期は未定だが、今後見逃せないサービスになりそうだ。ちなみに、どのサービスも、続々と配信曲を増やしており、月額料金にも大きな差がない。期待される楽曲のオフライン再生も、それぞれまだ準備段階の様子。満足度で大きな差が出てくるのはもう少し先になりそうだ。

長らくCD派を貫いてきた人たちも、まずは無料期間だけでも自分の趣向やライフスタイルに合ったサービスを試してみてはいかがだろうか。【東京ウォーカー/記事提供=週刊ジョージア】

※記事の内容は、無料スマホマガジン「週刊ジョージア」から一部抜粋、再構成したものです