2017夏を振り返り&秋アニメのオススメを語る! 編集部アニメ班対談をお届け

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2017.10.10
『メイドインアビス』公式ページより © 2017 つくしあきひと・竹書房/メイドインアビス製作委員会

『メイドインアビス』公式ページより © 2017 つくしあきひと・竹書房/メイドインアビス製作委員会

例年よりも涼し気な気候でありながら、番組は盛り上がった2017年の夏。そして大物タイトルが押し寄せてくる秋と……、アニメフリークとしては有り難い季節が流れていく。今回もアニメ大好きな4人が集合して、やいのやいのとアニメトークを展開。メンバーは同じみ、アニメ編集部編集長の加東氏を筆頭に、ガールズ系担当の岡本嬢、掘り下げるのが得意なtaichi氏、なんでも大好き鶴岡の4名でお送りする。夏&秋の答え合わせはSPICEでやっていこう!

ライターの夏注目作をまずはリストアップ!

鶴岡:さて、熱い夏が終わりましたが、皆さんのお気に入りは何がありましたか? 全体を先に総括してしまうと、比較的おとなしめな夏だったようにも思いますが……。

加東:『RWBY』『異世界食堂』『アホガール』『魔法陣グルグル』『Fate/Apocrypha』『活劇/刀剣乱舞』あたりかなぁ……。

RWBY

異世界食堂

アホガール

魔法陣グルグル

Fate/Apocrypha

活劇/刀剣乱舞

 
岡本:『ボールルームへようこそ』『ナナマルサンバツ』『妖怪アパートの幽雅な日常』あたりを見ていました。
 

ボールルームへようこそ

ナナマルサンバツ

妖怪アパートの幽雅な日常

taichi:『異世界食堂』と『戦姫絶唱シンフォギアAXZ』ですね。最後までまだ見れてないですが……。『RWBY』は劇場上映の時に見てました。大好きです!

戦姫絶唱シンフォギアAXZ

鶴岡:『メイドインアビス』、『ボールルームへようこそ』、『アクションヒロイン チアフルーツ』『プリンセス・プリンシパル』かな。あとは劇場版も見た上で、『RWBY』は改めて好きでしたねえ。新しいアプローチと程よいバタ臭さ。

メイドインアビス

アクションヒロイン チアフルーツ

プリンセス・プリンシパル

岡本:おお~、『RWBY』わたくしはあまりわからないのですが、話題になっているのはよく見かけていました!

加東:ケレン味ありましたよね、可愛いだけでも強いだけでもないというか。

鶴岡:3Dアニメで、アクション特化型にしつつも話芸も面白い。声優さんの喋りもアメリカナイズされてるところが新鮮。

taichi:海外のクリエイターが日本製アニメの良いところをリスペクトしつつも、自分たちの強みを生かした表現をしてるのが上手くて、ここまで来たかと。

加東:『ボールルーム』も良かったよね、まず原作が面白いってのもあるけど。

岡本:かなりアツかったですね。

鶴岡:『ボールルーム』は動画が凄い魅力的なんですよ、動きに惹きこまれるところが大きい。動画が少ないと迫力が伝わりにくい側面もありますけれど。

岡本:動画すごかったっすね! あとは指導者がわりとイヤな奴で、結果まあいい人なんですけれどってのも新鮮でした。

鶴岡:『ボールルーム』は後半戦が本番とも思えるので、秋のターンに期待したいですね。

岡本:主役の子も新人声優さんで、回を追うごとに演技もうまくなっていかれて、主人公とともに成長している感じがとてもしました。

鶴岡:新人といえば『ナナマルサンバツ』の川島海荷さんとかも頑張ってましたね。

岡本:そうですねー!

鶴岡:作品自体は青春絵巻としてなかなか見応えありましたが、川島さんは元々ドラマの方ですよね。演技に関しては、慣れるには少し短かったかもしれませんね。もう少し先まで見たかったというか。

岡本:賛否両論ありましたが、仕方ないと思います。だってもとから声優さんではありませんし。こういう話が出るたびに、声優さんの技ってほんと独特なんだなあと思います。単に役者さんとしてセリフを話せばいいわけではないというか。

鶴岡:話芸ですよねえ。本当に芸。

岡本:ほんとうに。

加東このインタビューで『BLAME!』の瀬下監督も言ってますが、日本の声優さんってめちゃくちゃ上手いんですよね、基本的に。絵に合わせて声を入れる、って言うのがアフレコですけど、海外の声優さんは結構「何を言っているか伝われば良し」的なものがあったんですよね、何役も同じ声優さんがやったり。

taichi:ふむふむ。

加東:役の心情とかを絵だけでなく声でも表現して深みを出す、って言うことに関しては日本の声優さんはすごく技術があるし、演技力も高いと思うんですよね。

鶴岡:そこで差が出てしまうのが、声優としての腕なんでしょうね。

リストアップされたアニメには突出した魅力があった

鶴岡:さて編集部人気タイトルとしては、『異世界食堂』挙がってますけど、僕ぶっちゃけちゃうとあんまりピンとこなかったんですけど、どの当たりが推しのポイントですかね?

岡本:わたし勝手に『ダンジョン飯』的な感じかなと思っていたんですが違いますかね?

加東:いや、もっとさらっとしてるよ(笑)

岡本:あ、ストーリーみたら全然違いますね……。

taichi:CV諏訪部のおっさんが異世界人相手に活躍するアニメ……とか。

鶴岡:ゆったり見るにはいい作品なんですけど。

加東:個人的にはMay'nちゃんとWake Up, Girls!が主題歌やってるのが良かったと思いますね。

『One In A Billion』Music Video(2 chorus.ver)/Wake Up, May'n!

鶴岡:ああそれは間違いない!

一同:(笑)

鶴岡:僕がおすすめしたい『アホガール』は、革命的に何も考えないで見られる15分だったのが素晴らしいと感じました。

加東アホガールはね、本当にアホなの。だから気楽に見れて良かったの。こう言う作品も必要なんだ……。

岡本:必要ですよね、世の中にはああいう時間が……。

taichi:主題歌がangelaさんでしたけど、あんな歌もやっているのかと驚きました。

加東:作品に徹底的に寄せるangelaらしいよね。

鶴岡:アホ曲のangelaは久しぶりだったので嬉しかった、『蒼い春』以来かな?

taichi:『ファフナー』のようなシリアスなイメージが真っ先にありました……。

トップを決めるとなると、この2タイトルが選ばれる……

鶴岡:とか並べつつ、評価を与えるとなると『プリンセス・プリンシパル』と、『メイドインアビス』が二強でしたねえ。『プリンセス・プリンシパル』は時間順をシャッフルして描くことで、情報を断片的に与えて膨らませていく手法が素晴らしかったと思います。スパイ物っていう扱いの難しい題材を、黒星紅白さんの可愛いキャラクターと大河内一楼さんのシナリオに乗せて綺麗に描いた力作でした。

加東:黒星さんのキャラクターデザインはうちで追いかけ続けた劇場版アニメ『ポッピンQ』もそうだったけど、本当に可愛いですよね。

鶴岡:時系列順に並べたダイジェストの総集編があったんですけど、ネットで初出してTVで放送するっていう流れがよかった。製作者のドヤ顔を見るようで嬉しかったですねえ。

プリンセス・プリンシパル ~アンジェ・レポート~

加東:『メイドインアビス』も良かったですね……。

鶴岡:『アビス』はね~、冒険感がすごいの! ものすごいリスクを背負って地下へと潜っていくスリルと成長、助け合いと人間ドラマ……煮詰めたような濃度で進むにも関わらず先が気になる展開、かなり出来上がりとしては凄すぎてずるいですよ?

加東:正直『メイドインアビス』が夏で一番だった気もしますね。

鶴岡:一番濃厚だったのは間違いないです、オススメ。

岡本:ほほ~

taichi:絵柄からほのぼのした話かと思っていたのですが、壮大な冒険譚なんですね

鶴岡:ホノボノした画風で、相当グロいところまで描いてますね。

加東:『刀剣乱舞』も『Fate/Apocrypha』も高品質でしたけど、個人的にアニメとしての面白さは『アビス』が一枚上手かな? 未見の皆はぜひ見てくれ……。

期待の秋アニメはアイドル作品多め?

加東:さて、秋アニメですか。

taichi:なんだこの秋、アイドルアニメ多すぎるぞ。

岡本:女性向けですと『アイドルマスター SideM』、『ツキプロ(プロアニ)』、『ドリフェス!R』、『ダイナミックコード』とかですね。

アイドルマスター SideM

ツキプロ・ジ・アニメーション

ドリフェス!R

ダイナミックコード

taichi:男性向けですと『Wake Up, Girls!』、『ラブライブサンシャイン』『アイドルマスター シンデレラガールズ劇場二期』が来ますね……。

Wake Up, Girls!

ラブライブ!サンシャイン!!

鶴岡:多い、多いなー。

岡本:あああ『sideM』! 気になる!

加東:岡本さんは『sideM』みてくださいね

岡本:あいッ!

鶴岡:JUPITER編最高だった……。

taichi:前日談見たんですが、性別は違っても本当にアイマスなんですよね。

鶴岡:なのですなのです。

加東:僕は作品の作り方としてアイマスのストーリー作りが好きなので、『sideM』は期待。『ラブライブ』は本命、『Wake Up, Girls!』も気になりますねやっぱり……。

岡本:あとアイドルかどうかは外れるんですけど、『おそ松さん』ですが、早速話題になってますね!

加東:あれどこまで行くのか……僕みたいなおっさんが見ても狂ってて面白い(笑)

岡本:2期は男性客も多く取り込むかもしれませんね~。

taichi:それ以外だと『キノの旅』見たい、懐かしい……。

キノの旅

岡本:キノは我々世代ヒットですね、ファン多いとおもいます。

鶴岡:キノは期待しちゃいますね。

加東:『Infini-T:Force』は一話良かったですよ、タツノコ版『アベンジャーズ』!

「Infini-T Force(インフィニティ フォース)」

鶴岡:おおお、チェックや。

岡本:わたしは『宝石の国』が気になっていました。

宝石の国

加東:『宝石の国』は間違いないかと。

taichi:原作の繊細さをどう表現するのか気になりますね、『宝石の国』。

加東:あとはまあ、『いぬやしき』かなぁ……。EDを個人的に大好きな名古屋のバンド「クアイフ」がメジャーデビューして初めてのタイアップなので、そこも気になるところかな。

いぬやしき

鶴岡:ほう……深い。主題歌込みで、『魔法使いの嫁』気になります。JUNNA良いすからね。

魔法使いの嫁

加東:あとは改めて原作を読んだら『クジラの子らは砂上に歌う』はめちゃくちゃ面白かったので期待っすね!

クジラの子らは砂上に歌う

岡本:舞台になってましたよね?

加東:なってたねー。

taichi:あとは『ネト充のススメ』気になってます。主人公のこじらせ方が愛着わきそうで。

ネト充のススメ

加東:オリジナルで気になるのはやっぱり『十二大戦』かなー。

十二大戦

鶴岡:アイドル多いって話してましたけど、『ラブ米』をアイドルに据えるかどうか悩ましいと個人的に思いました。

taichi:『ラブ米』は米ですよね?

鶴岡:米かー。そうだよなー。

岡本:『ラブ米』が『ラブライブ!』と同時期に放映なの地味に凄いですね。

taichi:『ラブライス』だ。

鶴岡:確かに。

岡本:会社とくにつながってないですよね? 偶然なのか、あわせたのか…でもアイドルと米の秋、楽しんでいきましょう!

 

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