戯曲のない”ディバイジング”で新任教師の一年間を描く　演劇ユニット・ティッシュの会が松山で新作を上演

大阪の演劇ユニット・ティッシュの会が、愛媛・松山で新作『ゆくすえ』を上演する。

ティッシュの会は、戯曲を書かず、プロットに基づいて森嶌と出井のふたりが発することばから作品をつくる、いわゆる「ディバイジング」の手法で主な創作を行っている。この公演では、初めて外部の俳優を迎える。

『ゆくすえ』のテーマは、教職員の立場から描く現代の学校。夏目漱石の「坊ちゃん」をベースに、出井が新卒時に勤めた公立中学校での教員生活で感じたことを扱いたいという思いが、創作の発端となっているという。現代の学校の問題について一般化することなく「あるひとりの新任教師の一年間」を繊細に描く。

なお、公演に先立って11月5日（日）13時より、ティッシュの会の作品づくりを体験できるワークショップも開催される。気になる人は、ぜひチェックして欲しい。