ドリカム×セサミストリート、ハロウィンに夢の共演が実現！　12面立体ステージで『THE DREAM QUEST』の世界観を披露

しかもそこでは、ニューアルバム『THE DREAM QUEST』収録曲全曲（！）を中心に、約2時間半ノンストップで熱いパフォーマンスが繰り広げられる。セットリストの構成といい、すべてにライブアレンジが緻密なまでに施された楽曲ひとつひとつの進化具合が何より感動的だ。吉田美和のポテンシャルだからこそ可能となる歌唱やダンス、そして中村正人が縦横無尽に操る超弩級6弦ベースの響きなど、ドリカムだから実現できる凄まじくハイレベルなステージは、まさに究極のエンタテインメントに他ならない。アルバム（通称ドリクエ）が様々なジャンルを飲み込んだ音楽的な冒険に満ちた作品だとしたら、このツアーで体感できる世界は、そのアルバムからリアルタイムで継続される音楽的冒険譚と言ってもいいだろう。

さらに今回の大阪城ホール公演では、ここだけのサプライズが。ハロウィン直前ということでセサミストリートの人気キャラクターたちが登場したのだ。ハロウィンはわかるけど、でもどうしてセサミストリートの仲間たちがドリカムのステージに？　そこにはこんなストーリーがあるのだ。

まずは遡ること今から10年前の2007年。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの大人気アトラクション『ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド』のために、ドリカムが「大阪LOVER」を書き下ろしたのが始まりだ。そしてそこから10周年という記念のタイミングで、“DREAMS COME TRUE×ユニバーサル・スタジオ・ジャパン”による期間限定のコラボレーションプロジェクト『UNIVERSAL STUDIOS JAPAN “DREAM PROJECT 2017”』を展開（2018年1月8日(月・祝)まで開催中）している。そのテーマソングが「大阪LOVER」の続編となる新曲「あなたと同じ(おんなじ)空の下」(ニューアルバム『THE DREAM QUEST』収録)なのだ。6月にUSJの特設ステージで同曲を世界初お披露目した時にも、セサミストリートからエルモ、クッキーモンスター、バート、アーニー、ゾーイ、グローバーが駆けつけ、ドリカムとともに盛り上がった。だから今回のステージでも息はぴったりだ。中でもエルモはハロウィンの仮装で登場し、会場を沸かせた。

ちなみに、セサミストリートのキャラクターがユニバーサル・スタジオ・ジャパンの外に飛び出し、アーティストの単独コンサートに出演するのは史上初とのこと。縁の深いドリカムだからこそ実現したビッグサプライズだ。

そしてさらに、「あなたと同(おんな)じ空の下」のサビ部分には印象的な振り付けがあるのだが、それをなんと、今回会場に集まった約12,000人が完コピしてくれたのだ。セサミストリートの仲間たちと最高の大阪のファンと一緒になって盛り上がった会場で、何よりドリカムの2人が一番嬉しそうだったのが印象的だった。

今回のツアーで、ドリカムは全国12都市32公演を巡り、総動員数は30万人を予定。は全てソールドアウトとなっている。