長島有里枝&ミヨ・スティーブンス-ガンダーラ、20年交流の日米作家が2人展

2017.11.13
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アート

ミヨ・スティーヴンス=ガンダーラ『Nightwalking』Indiana、C-print

長島有里枝とミヨ・スティーブンス-ガンダーラの展覧会『Forever is Composed of Nows』が、11月21日から東京・外苑前のMAHO KUBOTA GALLERYで開催される。

アイデンティティーや家族など他者との関係性をテーマにした写真や、女性のライフコースに焦点をあてたインスタレーションを発表している長島有里枝と、アメリカ・ロサンゼルスを拠点に写真やドローイング、刺繍、版画など多彩な作品を制作しているミヨ・スティーブンス-ガンダーラ。2人の交流は、1998年にカルフォルニア芸術大学で出会って以来約20年にわたり、共にライオットガールムーブメントに影響を受けて表現を続けてきた。

長島有里枝とミヨ・スティーブンス-ガンダーラの2人展となる同展。長島は、渡米中の1997年に制作した、スケートボードに乳剤を塗布して直接写真を焼き付けたミクストメディアの作品5点に加えて、アメリカ各地で植物を撮影した新作を発表する。

ミヨ・スティーブンス-ガンダーラは2016年から取り組んでいる写真シリーズ『Wunderkammer』を日本初公開するほか、自身の幼年期と密接に結びつくインディアナ州やケンタッキー州の風景を収めたシリーズ『The Wilderness of Childhood』から写真1点、刺繍によるドローイング作品『In Mourning』などを展示。

なお同展のタイトルは、19世紀のアメリカの詩人エミリー・ディキンソンの作品から採られている。