荒木経惟『私、写真。』展 友人遺品のカメラ用いた新作も

2017.12.17
ニュース
アート

©Nobuyoshi Araki courtesy of the artist and Yoshiko Isshiki Office, Tokyo

展覧会『荒木経惟 私、写真。』が、12月17日から香川・丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で開催される。

今年に77歳を迎えた写真家の荒木経惟。同展では、これまでに撮影された膨大な写真から、腐食したフィルムのプリントや、絵具を塗った写真、割れたレンズで撮影された写真といった何らかの手が加わった作品を中心に展示する。父と母の死を捉えた『父の死』『母の死』をはじめとする「生と死」を写してきた荒木のこれまでの作品群に加え、丸亀出身の花人・中川幸夫へのオマージュとして同展のために制作された『花霊園』や、友人の遺品であるカメラで撮影した『北乃空』といった新作4シリーズと、日本初展示となる『青ノ時代』『去年ノ夏』『死空』なども紹介される。

会期中にはキュレーターによるトークや関連イベントを実施予定。詳細は丸亀市猪熊弦一郎現代美術館のオフィシャルサイトで確認しよう。