平田オリザ氏がセクハラ問題の舞台演出家に怒り

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舞台
2017.12.21


舞台演出家であり、「横浜トリエンナーレ」サポーター育成などに携わってきた市原幹也氏が、劇団青年団への舞台出演の口利きをちらつかせるなどして女性にセクハラ行為に及んだ問題がネットを中心に注目を集めている。この件に関して、劇団名を使われた劇団青年団主宰の平田オリザ氏が12月21日、劇団の公式サイト に「市原幹也氏のセクハラ問題について」という文章を投稿した。

その中で平田氏は、青年団の公演のキャスティングは自分が一元的におこなっているため口利きで舞台に出演できるシステムは存在しないこと、さらに劇団としてセクハラ・パワハラに関してどこよりも厳しい規定を設けていることを説明した。

「私個人としては、劇団の名前を犯罪行為に使われたわけですから、はらわたの煮えくりかえる思いです」とし、被害者の心情の観点からも、再犯可能性の高いセクハラを行った市原氏に対して「二度と演劇界には関わって欲しくない」と個人的に思う旨を綴った。

なお、市原氏は12月19日に自身の公式サイトで、セクハラ告発を全面的に認めたうえで謝罪文を掲載している。

また、12月21日現在、平田氏の文章が掲載されている劇団青年団の公式サイトはアクセスが繋がりにくい状況が続いている。

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