河村隆一「18年前」再現ライブで「25年後」への想いも吐露
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懐かしく瑞々しく響く「鼓動」
9月25日~9月27日、ZEPPブルーシアター六本木にて3daysライブを開催し、日ごとに異なったコンセプトとセットリストで大いに盛り上げた河村隆一。この日ーー10月2日には18年前の1997年のツアーを再現したライブを開催した。場所は中野サンプラザ。歓喜に満ちた会場の模様をレポートする。
以下、公式よりライブレポート
9/25~9/27、ZEPPブルーシアター六本木3daysの興奮も覚めやらぬ河村隆一が、10/2、中野サンプラザに会場を移し、「Ryuichi Kawamura Live『鼓動』」を開催した。隆一がソロデビューした1997年に行われた初のソロツアー『鼓動』のセットリストをそのまま再現して歌う、という今までにない試みのライブだ。
隆一は客席に手を振りながら、颯爽とステージに登場。美しいピアノのイントロで始まるM1『Glass』でライブはスタートした。いきなり“隆一節”がうなりを上げ、会場のボルテージは静かに上がっていく。歌い終えると「皆さん、こんばんは。河村隆一です」と挨拶。「Ryuichi Kawamura Live『鼓動』」の主旨を説明して、「97年当時を思い出したり、今を楽しんだりしてください」とファンに呼びかけた。
ここからM2『Kiss』、M3『SE.TSU.NA』と彼独自のポップセンスが光るナンバーを立て続けに披露。さらにM4『TWINKLE』、M5『KI.SE.KI』と懐かしいナンバーが続き、客席からは「キャ~!!」「隆一さ~ん!!」と黄色い声援が飛び交っていく。その声援を受け、ノリノリで歌っていく隆一。「中野サンプラザは音がいい、ということもあるけど、97年の曲が熱いんだよね」と、ファンと一緒に懐かしい楽曲を楽しんでいる様子だ。
さらにMCも冴え渡る。「ライブと全然関係ない話でごめんね」と言いながら座長公演の話や、LUNA SEAのメンバー、SIAM SHADE・栄喜、LUNATIC FEST.の話など、いろんな話題が飛び出していく。
「ソロとして一番最初にプレゼントしてもらった曲です」とM8『CIELO』を歌い、その後はロックチューンのM9『RED』、M9『BEAT』と続く。そして手を挙げて「どうもありがとう!!」とファンの声援に応える。「97年の『鼓動』ツアーを再現する企画に賛同して(会場に)来てくれて、感謝しています。ありがとうございます」と、この日詰めかけたファンに礼を述べた。
「昔の曲を久しぶりにやってみたけど・・・未熟な感じがいいよね。今回、97年の『鼓動』のセットリストを見て驚いたけど、1曲目が『Glass』だったんだよね。『RED』の後に『BEAT』が来てるし・・・どういう心境だったんだろうね(笑)」と話して、客席を笑わせる一幕も。
M11『でも淋しい夜は』、M12『BALLOON』と激しいアクションも付けてノリノリで歌い、「最後はファーストシングルだったこの曲です」とM13『I love you』で締めた。
一旦退場した隆一だが、アンコールで再び登場。10/28に発売されるニューアルバム『Magic Hour(マジックアワー)』に込められた思いを話し、「投げキッスをしたら黄色い声援が起こるような70歳になりたい。俺らの目標はそこだよ」と“25年後の目標”を話して会場を湧かせた。
アンコールでは、「ドラマの撮影中に、ロケバスの中でギターを弾いて作った」と制作エピソードも披露した『涙色』、そして『蝶々』を披露。ラストの『Love is…』では、冒頭、マイクを使わず生歌を披露。おなじみのラブバラードを情感たっぷりに歌い上げ、ファンも大満足のライブとなった。
すべてを歌い終えた隆一は「また会おうね。みんな、愛してます!!」と客席に手を振り、黄色い声援を背に受けて退場した。