除雪車でまき散らされる赤い物体、血塗れで転がる少女たち……実写映画『ミスミソウ』特報映像を解禁 清水尋也らキャストも発表に
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(C)押切蓮介/双葉社 (C)2017「ミスミソウ」製作委員会
2018年4月7日公開の映画『ミスミソウ』に清水尋也が出演していることがわかった。そのほか、追加キャスト情報と初の映像となる特報も解禁されている。
『ミスミソウ』は『ハイスコアガール』『でろでろ』で知られる押切蓮介氏の作品のなかでも、「精神破壊(メンチサイド)ホラー」をキャッチコピーとした過激な『ミスミソウ 完全版』を実写映画化するプロジェクト。劇中では、同級生から壮絶なイジメを受け、さらには家族を殺害された少女が復讐を行う壮絶な物語が描かれる。メガホンをとるのは、『先生を流産させる会』『ライチ☆光クラブ』など、残酷かつ耽美的な演出で知られる内藤瑛亮監督。脚本を、『ゲゲゲの女房』の唯野未歩子氏が担当。15才未満鑑賞不可のR-15指定で公開される。
(C)押切蓮介/双葉社 (C)2017「ミスミソウ」製作委員会
原作の相場晄 (C)押切蓮介/双葉社
これまで、主人公・野咲春花を女優・山田杏奈が演じ映画初主演を果たすことがわかっていた。今回の発表で、映画『渇き。』、『ソロモンの偽証 前編/後編』、『ちはやふる 上の旬/下の旬』などで知られる清水尋也が、クラスメイトの相場晄を演じることが発表されている。清水が演じる晄は春花と同じ転校生で、彼女を密かに支える唯一の味方というキャラクター。そのほか、大塚れな、中田青渚、紺野彩夏、櫻愛里紗、遠藤健慎、大友一生、遠藤真人ら若手俳優が出演することも明らかになっている。
また、初の映像となる特報には、血塗れで転がる少女たちや、血液と思しき赤い物体が除雪車でまき散らされる様子など、美しい雪景色の中で繰り広げられる陰惨なシーンが満載。内藤監督が作り上げた『ミスミソウ』の世界観が垣間見える内容となっている。
キャスト決定を受けた山田、清水、内藤監督、原作者・押切氏のコメントは以下のとおり。
山田杏奈
山田杏奈
清水くんはお芝居に対しての姿勢がいつも真剣で見習わせていただくことが沢山ありました。現場でも面白い話をしてくださってキャストみんなで盛り上がることがありながらも、視野を広く持っている方でした。そのおかげでやりやすい雰囲気になってる場面が多々あって相場役が清水くんでよかったと何度も思いました。特報映像を見ると撮影の時の雪の冷たさを思い出します。一面の雪の中に飛ぶ血は残酷だけどとても綺麗な画だなと思いました。スクリーンだとより一層伝わるものがあると思います。ぜひ劇場でご覧ください!
清水尋也
清水尋也
相場晄役を演じました、清水尋也です。こうして皆さんにご報告出来る日を迎えられ幸せに思います。この作品には暴力的且つグロテスクな表現が多く含まれていますが、そこに垣間見える切なさや儚さが、1番の魅力だと僕は思っています。全ての根底にあるモノは「愛情」です。それぞれの抱く愛情が次第に歪んでいってしまう様を、繊細に表現していきたいと思いながら臨みました。内藤さんをはじめ、スタッフキャスト全員と精一杯作り上げた作品です。是非劇場でご覧下さい。
内藤瑛亮監督
内藤瑛亮監督
押切先生の原作を初めて読んだ時、僕は懐かしさを覚えました。スマホがない時代に娯楽なんて何もないクソ田舎へ産み落とされた少年少女の痛ましい青春は、自分自身の10代とも通じるところがありました。
映画化にあたり、凄惨な暴力の奥にある切実な感情を映し出そうとしました。そしてオーディションで選ばれた10代の俳優たちは、降り積もった雪のうえで血塗れになりながら、皆忘れがたい表情を見せてくれました。
僕にとって代表作と呼べる作品に仕上がったと自負しています。
原作者・押切蓮介
押切蓮介氏
雪が残る山奥は凍えるような寒さで、撮影見学にその場へ到着した10分後に自分は体調を崩しました。そんな厳しい撮影現場の中でキャストさんやスタッフさん達が撮影に挑んでいるのです。ろくに撮影現場に立ちあわず、ほとんどノータッチだった自分がここでコメントをする事におこがましさすら感じます。零号試写を見てそれだけ鬼気迫るものをこの映画に感じたからです。この映画に携わった方々に敬意を表します。
映画『ミスミソウ』は2018年4月7日 (土)より 新宿バルト9ほか全国順次公開。
映画『ミスミソウ』
(C)押切蓮介/双葉社 (C)2017「ミスミソウ」製作委員会
(2017年/日本/カラー/シネスコ/5.1ch/114分)
山田杏奈 清水尋也
大谷凜香 /大塚れな 中田青渚 紺野彩夏 櫻愛里紗 遠藤健慎 大友一生 遠藤真人
森田亜紀 / 戸田昌宏 片岡礼子 / 寺田 農
監督:内藤瑛亮
原作:押切蓮介 『ミスミソウ 完全版』 (双葉社刊)
脚本:唯野未歩子
主題歌:タテタカコ「道程」(バップ)
制作プロダクション:レスパスフィルム
配給:ティ・ジョイ
レーティング:R-15
公式サイト :http://misumisou-movie.com/
(C)押切蓮介/双葉社 (C)2017「ミスミソウ」製作委員会