百獣の王・武井壮が、テレビ朝日系『題名のない音楽会』でギロックに挑戦! 熊本マリの猛レッスンに、不屈の精神で一歩前進!?
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おしゃれな半パンのスーツ姿でピアノに向かう武井。熊本が熱心に指使いを指導する場面も
陸上十種競技の元日本チャンピオンで、「百獣の王」を名乗る肉体派タレントの武井壮が、なんとピアノに挑戦! テレビ朝日系『題名のない音楽会』で、ピアニスト・熊本マリのレッスンに必死で食らいつく様子が、1月27日に放送される。
武井がピアノを始めたきっかけは「ミュージシャンの友達とジャズバーに行ったとき、自分だけ音楽の話についていけなくて、悔しくて!」。次の日、ピアノを購入したというから恐れ入る。家にいるときは、夜8時までハノンで運指の練習をしているそうだ。「ピアノはスポーツと似ていて、修練を積めばきっとうまく弾けると思います」と、意気込んで収録に臨んだ。
教わったのは、ピアノ教室や愛奏家に人気のウィリアム・ギロック(1917~93)の3曲。ギロックは、美しいピアノ曲を500以上作ったアメリカの作曲家だ。バッハ、ショパンなど各時代の難曲の基礎を身につけられ、ジャズやエスニック風の曲もあり、コンクールでもよく弾かれる。生誕100年の昨年、熊本、小原孝、三舩優子の3人が、アルバムCDを同時リリースしたほど。「どの曲にもタイトルがついていて、イメージしながら弾いたり聴いたりできるのもステキなところです」と熊本はいう。
ギロックの生涯や作品などをまとめた『ウィリアム・ギロック 子供たちに夢を与え続けた作曲家』全音楽譜出版社
さて、1曲目は『色あせた手紙』。「ショパンの『別れの曲』に似ているの」と熊本が弾いてみせる。「母がピアニストだったので、いつかショパンを弾いてみたい」と思っていた武井は目を輝かせる。だが、アルペジオを含んだ右手の旋律を弾きながら、左手のベース音をバランスよく響かせるのは、初心者には難しい。しかも熊本センセイが、真横で大きな目をカッと見開いて凝視している。サスガの「百獣の王」も緊張し、何度も間違えて「すいません!」を連発。熊本は、武井の鍛え抜いた体つきを眺めながら「これだけ筋肉あれば弾けます」などとジョークを飛ばすが、緊張はほぐれるどころか、スタジオに充満! しかし、それでも武井が笑顔を絶やすことなく、次第に想像以上の吸収力をみせはじめたので、周囲はビックリ。固唾をのんで見守る格好になるのだった。
2曲目の『サマータイム・ブルース』はジャズ風。「左手を気だるい感じで。家で飲んで弾く感じで」などと、熊本のピアニストならではの説明にピンときたのか、ほどなく「ちょっとコツがつかめた気が…」と笑顔に! 3曲目の『月の光』では、手を交差して弾く要領を習得できて「一段、階段上れた感じがします」と満足気だった。彼の今後の成長ぶりを、ぜひシリーズで見てみたいものだ。
もちろん、熊本によるギロックの名曲演奏もたっぷり聴ける。『エオリアン・ハープ』『土曜の夜はバーボン・ストリート』『秋のスケッチ』など、盛りだくさん。妹の熊本エリザとの見事なコンビネーションで、連弾『フィエスタ・マリアッチ』も披露する。鬼久保美帆プロデューサーは「武井さん、大健闘です! スタジオでの忍耐がいい感じにまとまったかと思います。放送をお楽しみに!」。
黒板には「ギロックの作品名一覧(抜粋)」。司会の石丸幹二は『雨の日のふんすい』、松尾由美子アナは『歌ってごらん子猫ちゃん』などに興味を示したが、武井は『王様の狩』『さすらいのカウボーイ』など、勇ましいタイトルをチョイス。さすが、百獣の王!?
文=原納暢子
「ピアノ界で大人気・ギロックを知る休日」
■放送日時:1月27日(土) 午前10時~10時30分 (テレビ朝日)
※地域によって、放送日時が異なります
http://www.tv-asahi.co.jp/daimei_2017/schedule/
■出演:(司会)石丸幹二、松尾由美子アナウンサー (演奏)熊本マリ、武井壮ほか
■楽曲:
「エオリアン・ハープ」「土曜の夜はバーボン・ストリート」
「スペインの休日」「森の妖精」「秋のスケッチ」 ・・・演奏: 熊本マリ
「フィエスタ・マリアッチ」 ・・・連弾: 熊本マリ、熊本エリザ