「ワタシ的にはエモいしかない!」東山奈央、武道館1stソロライブへの想いを語った1万字インタビュー
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2月3日に武道館1stソロライブを控えた、声優でありアーティストの東山奈央。ソロデビューから武道館まで声優業では最速クラスだが、彼女の人気とソロアルバムを発表するまでに歌ってきた実力と曲数を考えればそれも当然と納得できる。そんな武道館ライブを間近に控えた東山奈央さんを直撃、直前の気持ちとライブの内容を伺った。
――もう間もなく2月3日の武道館で1stソロライブということで、今日はそのリハ終わりにお邪魔しました。
はい、稽古して参りました。
――ダンスリハでしょうか?
そうですそうです。
――何人ぐらいのダンスになるんでしょう?
それはですね、実は秘密なんです、ごめんなさい。ダンサーさんがいらっしゃるということはお伝えしてるんですけど。でもガチのダンスを、女性って格好良いでしょう、というところを皆さんに見せられると思います。
――キレキレのダンスが観られる?
はい、普段は声優業をやらせていただいているので、アイドル役を担当させて頂いた時にはライブで踊らせていただく機会も多いのですが、どちらかというと可愛い感じの振り付けがメインなんです。私は声優になる前に10年以上ダンスを習っていたので、すごくダンスが好きなんです。今度の武道館でのソロ1stライブはそれを活かせるので、今まで皆さんにお見せしたことがないようなダンスパフォーマンスをお見せします!
――それは楽しみです。ところで、東山さんが声優デビューしたのは2010年ですが、歌でのソロデビューは去年2月。これまでソロデビューしなかったのが不思議な気もします。去年の夏、アニサマで武道館ライブを発表されたわけですが、武道館ということはその前から聞かされていたのでしょうか?
お話を頂いたのはけっこう前だったと思います。アニサマの時はぶっちゃけ、ソロデビューして1年で武道館1stライブって何かありえないというか。私も卒倒しそうになって、そんなことが世の中まかり通るんだろうか、みたいな感じだったんです。発表するまではすごくドキドキで、これを口に出すのも恐ろしいみたいな、「ヴォルデモート」(ハリー・ポッターシリーズに登場する最強の魔法使い)みたいな、口に出してはならないものみたいな感じで、自分の中でもこわごわでした。言ったところで皆さんが、驚かせるだけ驚かして喜んでもらえなかったらどうしよう、みたいなことも考えてすごく怖かったんですけど。発表すると、みんな「わーっ」とすごく驚いてくれたんですけど、「頑張れ」と言ってくれたり、「泣いて喜びました」という方もいてくださったりして、すごく皆さんの存在が心強いなと思えて、少し気持ちも楽になりましたね。
――アニサマの時はまだソロアルバムもまだ発売されてませんでしたし。
そうなんですよ。一緒に発表させていただいたので、アルバム出します、イエー! ライブします、日本武道館です、えーっ!? みたいな(笑)。
東山奈央 1st LIVE “Rainbow” at 日本武道館 ティザー映像
――これまではアニメ番組のOP・ED曲、挿入歌、もしくはキャラソンなど、いわゆるアニメらしい楽曲が多かったと思いますが、ソロアルバムではまた違うアプローチの楽曲が揃っていますね。
そうですね。タイトルも『Rainbow』ということで、七色の彩りがあるような楽曲を目指していたんです。でも新曲が10曲あって、七色じゃ足りないじゃんという嬉しい内容で、本当に色とりどりにやらせていただきました。タイアップの楽曲はシングルで出させていただいていますが、やっぱり作品に寄り添うことは大切だと思うんです。でも今回のソロアルバムのように、タイアップのない本当に東山奈央100%の楽曲を作ることは初めてでした。私の中ではある意味本当のスタート、ソロとしてのスタートみたいなところもあり、すごく色んな挑戦をさせていただいた一枚でしたね。キャラソンでは歌ったことがないような曲もあったので。
――EDM感が強い曲などもあったり、バラードでは思い切り泣かせに来ていたり。MVを公開された「君と僕のシンフォニー」でのバンドセットは武道館っぽいというか、武道館を意識しての円形のセット内でのシューティングですよね。
東山奈央 「君と僕のシンフォニー」 Music Video (2chorus)
そうですそうです、MVではステージも回ってるのでよく分からないですけど、ちゃんと八角形になっていて、武道館を意識して作っています。バンドメンバーの方々も実際に武道館で一緒に演奏してくださる方々なので、あの時が初顔合わせみたいな。色々アニメの劇伴だったりとかでお世話になっている方もいらっしゃるんですけど、しっかり面と面を向かってお会いするのは初めてという感じで。
――ライブが楽しそうな一曲でした。武道館ではバンド以外の方も演者におられるんでしょうか?
今回は、なんとバイオリンの方も参加して頂きます!! なのでとても豪華な編成になっています。
――例えばイベントだと録音された音源を使うことが多いですが、バンドだと実際のノリやコンディションが違ったりするのかなと。テンションも上がってくるものでしょうか。
私は音楽面に関してすごく長けているタイプのアーティストではないですし、やっぱり声優発進というところもあって音楽的なことはまだまだこれから経験を積んでいきたいと思っています。だから、そのドラムの感じ良いねとか、バイブス上がるねみたいな、グルーブ感が云々とかは全然分からないんですけど(笑)。 でもステージにひとりじゃない、皆さんがいて後ろを向くと目が合ってニコッみたいなことができるのがすごく個人的には嬉しいという、そういう素朴な感想なんですけど。
――武道館のステージではそういう力強さはありがたいですよね。
そうですね。最近、アニメのイベントを武道館でやることがけっこう多いんです。そんな中、私はまだ武道館に立ったことがなくて。今まで横浜アリーナとかさいたまスーパーアリーナとかパシフィコ横浜とか大きいところは経験させていただいているんですけど、武道館はないんですよ。
――考えようでは武道館よりも広いと感じられる場所もありますよね。
そうですよね。奥行きがすごくある会場は、遠くまで届けなきゃ、みたいな気持ちになるんですけど。武道館は見に行ったことはありますが立ったことがないので、そういう意味でもドキドキしてますね。
――武道館って聖地感が強いのですが、東山さんの世代だとどういうイメージがありますか?
やっぱり最高峰みたいな、歌手の方が目指されるひとつのゴールの形なんだろうな、という気持ちはあります。だから1年でとか、1stライブで立たせていただくことが、あまりにも時期尚早なような気もして。色々ご批判も覚悟していたんですけど、私としては1年の歌手活動のおかげだけで立たせていただいているわけではなく、8年間声優として頑張ってきた姿を見て、周りのスタッフさんが武道館に立たせてあげようと思って応援してくださっている気持ちがステージの形になったのかなと思うと、すごく心強くてありがたいなって。
――むしろソロデビューが遅かったぐらいの、数々の楽曲を歌われてきてますものね。
ソロデビューもいつかしたいな、と思いながら、なかなか自分の中で今だというタイミングがなくて、今に至ったという感じなんですけど。ソロデビューしたらしたで、同じように「遅いよ」と言ってくださる方もいれば、「ここまでしないんだったらしないんだと思った」みたいな(笑)。「ソロ活動に興味ないんだと思った」と。
――色んなユニットなどもあり、あえてソロ活動しなくてもステージに立てますし。
普通に声優一本でやっていこうと思うよりも、声優をやりながら歌手業もやるのも本当に選択は自由なんですよ。やらない道も大いにありだし、ふたつ一生懸命にやるのもいいし、期間限定でやるというのもありだし、色んな選択肢があると思うんです。でも私はやっぱりやらせていただくのであれば、できるかぎりずっと続けていきたいと思っています。
――アニメとは違う自分としての世界観を確立して皆さんに届けたいと。
アニメだと皆さんとひとつになって、ひとつの作品を作り上げていくことが求められますけど、ソロだと自分の意見を言わせていただいて、スタッフさんも優しくて受け止めてくださるし、一緒に夢を叶えてくださるチームの方がいて、そういう新たな表現も楽しいなって。今回、作詞作曲もさせていただいたので、それもすごく楽しかったです。
――「Rainbow」ですね。
作詞作曲をした時は自分自身のことで絶賛悩んでいる最中で、歌詞もちょっと普段の私にしては踏み込んだ表現をしていて。声優としての“東山奈央”は、明るい部分を皆さんに見ていただいたんですけど、けっこうがっつり悩んだり落ち込む時はあったりもするので、それをどこまで踏み込んで書いていいかというのはありました。でもやっぱり自分の心が動くような歌詞を書かないと皆さんの心も動かないだろうと思って、ちょっと赤裸々に綴ってみたんです。「Rainbow」を書いている時はもう武道館が決まっていて、皆さんはまだ知らなかった時期。なので今は悩んでいるけど武道館で歌える時には晴れやかな気持ちで歌えているといいな、という願いも込めながら書かせていただきました。
東山奈央「Rainbow」Music Video (2chorus)
――武道館で客席を見たら泣いている人もいるかもしれませんね。
リリースイベントで、アルバムの時は北海道と福岡に、ちょうど日本を上から下まで、という感じで行かせていただいたんですけど、その時も皆さんすでにホロリという感じだったので、届いているなと。
――歌詞に自分の気持ちを言ってくれたなという感じがあるのが、アーティスト作詞作曲の醍醐味なのかなと。ファンとしても嬉しいというか。
そうですね。やっぱり私自身が悩んでいるからといって、それを書いて、私もこんなに辛いの、みたいな不幸自慢をするつもりは全然ないんです。私今けっこう大変だけど頑張ってるよ、未来を信じてるよ、だから一緒に頑張ろうみたいな、皆さんと私の心の集う曲になったらいいなと思って書いています。なので歌詞も特別何かに言及するわけじゃなくて、広く普遍的な感じで色んな方に自由に受け取ってもらえるような書き方をしているので、皆さんもそれぞれに引っかかったところが違ったりもして、ああ書いてよかったなと思ってます。
東山奈央お気に入りの物販アイテムがすごい!
――ところで今回の武道館ライブでは物販でもかなり考えられているとお聞きしました。
グッズラインナップのデザインが今日出来上がったばかりです! すごいのは武道館ソロ1stライブ・パンフレットです。録り下ろし写真もいっぱいあります!読み物としても充実していて、皆さんからTwitterで70(なお)問の質問を募集させていただいたんですけども、それに答えた文字数が12000字。年末年始を返上して書きました! プラス、ロングインタビューが18000字。もうパンフレットじゃなくて本です(笑)。文字はまだ他にもあるので読み応えがありますよ。私の日頃の仕事をしている様子を紹介する「お仕事なないろ」という企画では素の状態の私を密着して頂いたりとか。本当にうちのリビングがやたら写っているという(笑)。母が撮影をしてくれたんですけど、こんなに家の中撮っちゃうんだ、と言いながら撮っていたり。あとは対談もあって、私が声優になろうと思ったきっかけのアニメ作品に出ていらっしゃって、その後共演も多くさせていただいている釘宮理恵さんとの対談企画もあったりして、本当に盛りだくさんです。あと私の友人からの応援メッセージも掲載されています。
――それは欲しいですね! ほかのアイテムは?
それぞれにすごいこだわっていて、一個一個セールストークしていっていいですか(笑)? まず黒Tシャツ、こちら『Rainbow』を意識して7色をあしらっております。そしてここに武道館のシルエットがございまして、この1stライブだけのシルエットになっております。そして後ろ側には虹がかかっているんですけど、皆さんが肩を組んでいただくと虹がつながっていくということで、ぜひ客席に大きな虹をかけていただければと思います。皆さん後ろからステージを見た時に、前のお客さんたちの背中も綺麗になるよ、ということでぜひこれはマストで買っていただきたいアイテムになっております。そしてパーカーなんですけれども、Tシャツが黒で、こちらが紺で微妙に色を変えております。普段使いもできるような素敵な感じになっていて、更にTシャツだけでもパーカーだけの方も、マフラータオルを買っていただくと白なのでとても良いコーディネーションに、そのバランスも考えて作らせていただいております。そしてこちらの白Tシャツは私が描いたイラストになっております。この日、2月3日が節分ということで、私の好きなペンギンとスルメと煮干し、そして私が豆まきをしながら好きなものも一緒に飛んでいる、福はうちと書いてあるんですけども、そんなデザインになっております。
――ということは、2月3日、ライブに行ってTシャツを買えば――。
きっと皆さんに福が舞い込んできますよということになっております。そしてトートバッグは、私が好きなデザインになっていて。レインボーなんですけど、細い線で描かれているのがすごくおしゃれで、普段のお買い物にも使っていただけますし、パンフレットもぴったり入るサイズになっているので、お帰りの際にもお役立ちというトートバッグになっております!
――これはセットで買いたい親切デザインですね。
そしてペンライト、こちら虹のペンライトというタイトルが付いているとおり、7色に光る、だけではなく、遠隔操作で演出に参加できます!(最近よくあるライブの演出でこのパートは赤、とスタッフサイドで色を変えられる仕組み)なのでちょっとお値段は高めになっていますが、7色だけでなくそういう仕掛けもあるからこのお値段設定になっております。そしてこのなおぼうちゃんストラップシリーズなんですけども、こちらは私のソロ活動で新情報を発表した際に発行される「東山タイムズ」という新聞風のチラシがあるのですが、そちらに掲載している4コママンガでは私が“なおぼうちゃん”というキャラクターになっているんですね。そのキャラクターをラバーストラップにしました。こちらは私がアルバムの特典で制作した“レインボーカード”で着たことのある7色の衣装で、それを忠実に再現していただいたラバーストラップになっております。7つ全部そろえていただくと、このなおぼうちゃんイラストシートという、これがシールになったものももらえるという特典がついております。本当に可愛く描いていただいているので、すごいお気に入りなんですよ。
――これはコンプリートしたいです。あれ、ガチャもあるんですね。
「福はうち!ガチャ」です。これは一等が目覚まし時計で、後日私の声をオリジナルで入れたものを10名の方に。これも描き下ろしのイラストになっております。
――10名となると、自分も当たるような気がしますね。
二等のブランケットのぺんぎんのイラストも、わたしが描かせて頂きました!そして三等はモバイルチャージということで、オリジナルでガチャだけのイラストなんですよ。普通の物販では使われていないイラストなので、かなりレアになっておりますね。そしてスタンプは私がソロデビューさせていただいた時に秋葉原でスタンプラリー企画をやらせていただいたんですけど、その時に5種描いたスタンプを今回復刻ということで。さらにハズレナシということで、必ず缶バッジが参加賞でもらえるので、皆さん回していただいたら何か手に入ります。
――缶バッジにも虹がありますね。
“虹”は私のアーティストロゴにも入っています。アーティストロゴをどうしようかとデビューの時にお話していて、私が大切にしている人と人との和だったり、笑顔の輪だったり、そういうものを円のモチーフで表していただけると嬉しいです、というお話をしたらデザイナーさんが虹で返してくださって。七色の色々な彩りを私に見い出して下さるのは応援して下さる皆様だと思うので、そんなみなさんとの繋がりを示すものとして、虹というのはすごく良いですね、ということで。本当に私にとって大切なシンボルになっているので、ライブとともに、“虹”をテーマしたグッズたちも皆さんに手に取って頂けたら幸いです。
武道館ライブは来ないと絶対に後悔します! そのワケは……
――武道館ソロ1stライブは東山さんにとって集大成的なものとなるわけですね。
そうなんです。今関係者席のリストを作っているんですけど、私こんなに見てもらいたいと思う人がいるんだなというのが幸せで。もともとあまり友達を作るのが得意じゃなかったりもしていたので、「友だち100人出来るかな!いやいや…」という感じだったんですけど、今お声がけしてるだけで100人を超えてしまっていて。今回会場も大きいし一人きりなので好きなだけ呼んでいいよ、みたいな感じなので、わんさかお声がけしてるんですけど、そういう意味でも泣けてきちゃって。中には「もうスケジュール空けて待ってたよ」と言ってくれる人もいて、ありがたくて涙が、みたいな感じで。
――お母さまもいらっしゃりますよね?
もちろん、親戚も来てくれます。
――そこでソロのステージを見せられるのは感慨深いものがあるのでは?
そうですね。親戚で、私がこういう仕事をしているのは知っていても、実際にステージを見に来てくれた人ってそんなにいなかったんです。でも今回はじめて奈央ちゃんの働きぶりを見るわよ、でもそれが武道館か、親戚もみんな「わー」みたいな感じになっていて。
――武道館となれば知らない人もいないし、親孝行な感じですね。
あと大学とか中学高校の頃の後輩や友達なども
――気は早いですが、武道館ライブを成功させたら、次の2ndアルバムやソロライブをどこでやるのかも気になってきますね。
まだ1stですものね。なんというか、我が東山プロジェクトはデビューというかスタートは一回きりみたいなものが今までもけっこうあって、1stシングルを出させていただいた時もリリースイベントがラゾーナ川崎で一回だけ。昨今のリリイベといえば、色んな店舗さんで昼夜土日含めて一ヶ月色んなところを回って皆さんに会いに行くパターンもあると思うんですけど、デビューは一回と決めたらもうその一回に全てを込めるみたいなところが我がプロジェクトにはあるので、今回は一回きりでしたけど、次は色んなところに行ってみたいですね。ライブもツアーとか。
――そうすると次はもうちょっとこういう曲が欲しい、とかも。
そうですね。すでにこれだけ歌わせていただいているのに、やるたびに次に新しくやりたいことが増えていて、ディレクターさんが疲れ果てて楽屋で寝ているその寝耳に、次これやりたいあれやりたい、と(笑)。 MV撮影が終わると、スタッフさんはもう徹夜明けなのにそのままMV撮影に来ていたりするので、疲れ果ててソファに溶けるように寝ているところで、次はこれがしたいな、あれがしたいな、と囁く。次は和服が着たいな、次はコールアンドレスポンスいっぱいしたいな、とかいっぱい言ってました。
――ちなみにソロアルバムの中で一番気に入っている曲は?
難しいですけど、「オトメイロ」ですかね。一番というか、特に注目してもらいたい曲という感じで。あの曲はちょっと和風のテイストもあるのですが、基本的にはデジの曲だったんですよ。最初音源をいただいた時にデジっぽい感じの曲になっていて、ただメロディが和風だったので、和楽器入れたらどうですかと言ったら、ちょっと合うか分からないけどやってみる、みたいに言っていただいて。そしたらすごく素敵な化学反応が起きて、じゃあこれでいこうみたいな。歌詞も「遣らずの雨」とか「聖人君子」とかちょっと和風な言葉も入れていただきつつ、でも「メールにハートを並べれば」みたいなカタカナも出てきたりして、本当に色んなものがカオスに入っている楽曲で。しかも和風なのに純和風じゃなくて、沖縄の掛け声が「アイヤアイヤアイヤイヤササ」と入ってくるという、本当に何から何まで贅沢に欲張りに入れている楽曲なので。これもライブでやると絶対盛り上がると思うので。
――いずれにしてもソロアルバム『Rainbow』はしっかり聴き込んで行くことがマストですね。
私は応援してくださる方たちを宝物だと思っています。すごい皆さん優しいし、折り目正しく応援してくださっていて、リリースイベントの時もお子さんがいらっしゃっていて日差しがすごく照っていると、全然知り合いじゃないのに「僕のタオルをお子さんの頭にかけてあげてください」と渡してくれたりとか。それをお手紙でその子のお父さんが隣の人が良くしてくれたんですと教えてくれたりとか、子どものリュックがバンバン当たっちゃってもいいですよと言ってくれたり、自分が最前列にいても子供がいることに気付くと前のほうに通してくれたりとか。あと女の子さんにサイリウム分けてくれたりとか、すごい優しい人たちの集まりなので、すごく私は皆さんのことを信頼しているというか。
――となると、東山さんも思う存分ステージで全力を出し切れますね。
もう安心してます。皆さんの顔が早く見たいです。
武道館参戦のファンは、この振付講座を観て覚えていくべし
――最後に読者の方にメッセージをお願いします。
本当に1stライブというのは――どのライブも一度切りだとは思うんですけども――やっぱり始まりの瞬間って誰にとっても特別なものになると私は思っているので、そんな自分にとっても、応援してくださる皆さんにとっても、特別な瞬間にしていけたらいいなと思っています。なにせ発表が8月だったので、その時
――来て後悔しない、むしろ来てよかったと。来ないと武道館あとのTweetを見て後悔することに……。
なるかもしれないので……。
――ある面ではエモい!?
ある面どころか、私的にはエモいしかない感じです。私がそんな強気なことを言うと、熱心に応援してきてくれている人たちが、なおぼうがこんなに言うのって珍しくない?と。それはみんなが絶対喜ぶと思ってるから言ってるんだよと、武道館を埋めたくて言ってるわけじゃなくて、みんなの中にもし来られるのに来なかったら絶対後悔する人がいるから来て、という気持ちです。皆さん、お忙しい時期かと思いますが、是非足をお運び頂けると嬉しいです!どうぞよろしくお願いいたします!
取材・文:梅田勝司