the peggies インタビュー “一歩ずつ進んできたバンド”の最新作は、何故これほど飛躍しているのか
-
ポスト -
シェア - 送る
the peggies 撮影=菊池貴裕
2017年5月に「ドリーミージャーニー」でメジャーデビューを果たしてから、the peggiesは2017年をどのように過ごし、何を感じていたのか。本稿で語られるメインテーマはそこだ。環境の変化や思い描くビジョンとのギャップと向き合い、成功と失敗、たくさんの自問自答を繰り返しながら、少しずつ前へと進み続けていたことは、このインタビューでメンバーそれぞれの口から語られる内容からも明らか。そして、そんな1年目の集大成として作り上げ、1月24日にリリースされた『super boy! super girl!!』で彼女達は、目を見張るほどの覚醒ぶりを見せつけている。そこへ至る道程はいかなるものだったのかを、じっくりと聞いていく。
――『super boy! super girl!!』を一聴してまず、「どうしちゃったんだろう」と思いました。もちろん、いい意味で。
一同:おお!(笑)
――この何段か飛ばして上に行った様子をみると、2017年後半、いったいどんな風に過ごしたのかが気になります。
北澤ゆうほ(Vo/Gt):初めてこんなに私生活全部を音楽に注ぎ込んだ1年だったので、すごく頑張ることが多くて、悩んだりっていうよりも楽しんだ1年でした。常にやることがいっぱいあって、それが嬉しくてやっていたので、去年1年に関しては「あの人と比べてわたしは……」みたいな劣等感からくる悩みとか、将来への不安は感じなかったんですよね。常にポジティヴな気持ちで曲が作れて活動ができたと思います。
――それまではネガティヴになる周期もあったと。
北澤:インディーズの頃はわりとずっとそういう人だったから……激しいのかな、浮き沈みが。そういうネガティヴなときに生まれてくるパワーみたいなもので創作してたのがインディーズ時代だったんですけど、去年はちゃんと明るいときの自分から出る力で創作することを覚えました。
――作品にもその影響は大きかったでしょうね。
北澤:影響しますね。あとは学ぶことも多かったです。作曲に対してのアドバイスをくれる人も増えたので、自分のアイディアを裸のままポンとリリースまで持っていくんじゃなくて、制作にあたって磨きをかける作業――自分の思いついたアイディアにどんどん服を着せていく作業を覚えた1年間でした。
――石渡さんはどんな1年でした?
石渡マキコ(Ba):いろんなことが一気に加速して、ゆうほも今までとは比べ物にならないくらい早いスピードで成長して。付いていくのに精一杯で無我夢中でした。
――北澤さんの様子はメンバーから見てもやっぱり全然違いましたか。
石渡:いや、もうもう。めっちゃしっかりした(笑)。考えの芯とブレない姿勢があって、本当に付いていこうって思う人になりました。
北澤:うれしい~(笑)。
大貫みく(Dr):そのときの感情だけじゃないというか。思ったことを言うのがゆうほで、それが良かったんだけど、それプラスすごくオトナなゆうほ(笑)。本当に頑張ってくれて、1から曲を作ってアレンジもいろいろ考えてくれて、歌も歌ってくれたし、キャンペーンでひとりで地方を回ったりもしてくれて。その間わたしとまぁちゃんは留守番で、練習するけどお酒も飲む、みたいな感じで……もっとやれたなって自分で思うところもあって(苦笑)。なので2018年はもっとドラムや音楽に向き合って、やれるだけやりたいです。3人でペギーズだから、わたしにできることを増やして、もっとかっこいい自分になりたいなって思います。
the peggies 撮影=菊池貴裕
――できあがってきた楽曲たちにはどんな変化を感じました?
大貫:精度が(これまでと)全然違う。
石渡:自分の思っていることをポンとそのまま生み出すっていうより、人に対して、相手に向けて曲を作っている感じがして。相手に想像させるような、考えるきっかけになるような歌詞を書くようになったなって。わたしはそこに一番変化を感じました。
大貫:今まではゆうほがゆうほの言いたいことを歌にして、そのイメージにバンドが寄せていくだけだったんですけど、それこそメジャーデビューをしてからは、一曲ごとのもつ重みも昔とは全然違うなって。
――と、言われてますが。
北澤:今思うとインディーズ時代は自分を守ることで精一杯だったのかなって。歌詞も……まぁ歌詞って結局は、その時点の自分の考えとかライフスタイルの根本から派生するものだと思うんですけど、(当時は)誰かのことを嫌いになってでも自分のことを守るっていう考えで作ってきた曲たちで、それはそれですごくエネルギッシュだし今でも大事な曲はあるけど、今はそこが変わってきて、歌詞カードを読まなくても聴いただけでひとフレーズごとが耳に残るような曲にするにはどうすればいいか? 伝えるためにはどうすればいいか?っていう作業が、この1年で自分のスキルとして身についたかなって思います。
客観的に見て「メジャーで変わっちゃったな」っていうふうには絶対に思われたくないから、変われるところは変わるけど、変わっちゃいけないところは変わらないようにしようっていう意識もすごくあったし、まわりのスタッフから押し付けられることもなかったから、自発的に変われたなって。
――ちゃんと変わるべきところを変われた感覚ですか。
北澤:そう。教えてくれたことに対して、スキルとして身に付けたいものを自分で選んで盗んでいけたので。やらされてる感を一切感じない中で新しいこと――例えば「BABY!」は自分の中で新しくて、あそこまでキュートで「かわいい」って言われることに対して恐れずに、女の子のど真ん中を突いた曲を作るのは、インディーズのときだったら絶対にできなかったと思うんです。それは丸くなってトゲがなくなったわけじゃなくて、不必要に自分を閉じ込めてたものが無くなったと捉えていて。そういう色んな新しい自分との出会いがあったことが、今だんだん活きているんじゃないかなって思う。
the peggies 撮影=菊池貴裕
――特に歌詞に関して言えば、これまでは北澤さんの世界観や見てる景色がそのまま曲になっていたバンドだと思うんですよ。それが、今作では群像劇的というか、いろんな主人公がいて、聴く人が自分を投影してもいいし、どこかの誰かの話としても成立する曲が増えましたよね。
北澤:そうですね。それは独りよがりになってしまわないように意識しているところでもあって。単純にいろんな人に聴いてほしいからっていう気持ちもあるけど、やっぱり自分自身が中高生のときに聴いてた曲って、どこか自分と重なるから感動してたんですよ。そういう曲を作りたい気持ちはずっとあったはずなんだけど、そのやり方を今までは知らなかったなって。ちゃんと聴く人の曲になるようにするにはどうすればいいかが徐々にわかってきたことが、結果として今回のアルバムでそういうふうに感じてもらえてるのかなと思います。
――なにか転機になる瞬間があったり?
北澤:んー、なんだろう? でも、いろんな方法があるんだって知ったのはやっぱりメジャーデビューしたことが一番大っきいのかなぁ。あとは……ペギーズってうまく進んでいるようで、トントントンではないから、自分たちなりにその時々で精一杯がんばっているっていう自信と見越してた未来が噛み合わなかったり、そういう意味での葛藤から「じゃあどうすればいいんだろう」っていうことは常に考えてはいますね。
メジャーに行って2枚出して、そういうタイミングで自分が思っていた以上のいいリアクションをもらって自信がつくこともあったし、逆に、もっといける気がしたんだけど何故クリアできなかったのかな?っていうことも毎回思ってました。だから大きなきっかけはメジャーデビューだけど、なにかでガラッと考えが変わったというよりは、徐々に自分自身を改善していった結果なのかなと思います。
――それは僕も聞きたかった部分ですけど、インディーズ時代に描いていた青写真と噛み合わなかった部分って、たとえばものすごくガツンと売れて、今以上に知名度もある未来も考えていたとか?
北澤:そうですね。わたしたちってそんなに今っぽくないと思うんですよ、良くも悪くも。すごく普遍的だと思うし、それはいいものを作ろうっていう意識が根本にあるということだからいいんですけど、時代とのマッチングでいえば、すごくこの時代にハマってる音楽ではなかったりもする。そういう部分で、思ってたの違うな、いまみんなが「これを聴きたい」と思っているものとはがっちりハマってないんだろうな、でもそこに合わせていきたくはないから、むしろ時代がペギーズの方にポンと来てくれるためにはどうすればいいんだろう?とか、考えますね。
あとは、たとえば友達のバンドがパッと先へ行っちゃったりするのを近くで見ていると、嬉しいしすごいなとも思うけど、あっちにあってこっちにないものって一体なんだろう?とか考えたりもして。
――たしかに、尖ったことをやっている人の方が、時代の流れに乗れたときに突然跳ねる。でも、そうじゃないことをやりたい3人ですからね。
北澤:そうなんですよね。だからそこを見失わずにうまくやるためにはどうするかっていうことは一昨年の暮れくらいから考えていて、その思いがこのミニアルバムも作る原動力として大きかったですね。
石渡:わたし達って、周りからそんなにバンドバンドしたバンドっていうふうに思われていない気がするんですよ。もっとポップだったりビジュアル押しなように勘違いされていることが多いようで、そういうギャップを乗り越える意味でもロック感、バンド感のあるアルバムになったのかなって思います。
北澤:聴かず嫌いの、「ペギーズは自分たちの聴くジャンルじゃない」って思い込んでいる人もすごく多いんだろうなって思っていて。聴いた上でそう言われるぶんには、悲しいけどしょうがないんですけど、好き嫌いのジャッジまでも行き着いてない層がいる。たとえばわたし達ってフェスにも全然出ていないし、ロックキッズみたいな若い子たちの手に触れる存在にまだなれていないなぁと。まぁ、そこだけに収まりたいわけじゃなくて、もっと外の世界で活躍するバンドになりたいけど、わたし達もライブハウスでバンドのライブを観るのが楽しいっていう青春時代を送ってきたのに、同じ環境ににいる子達から「違う」って思われるのが結構ショックでした。
the peggies 撮影=菊池貴裕
――なるほど。
北澤:同じような中高時代を過ごしてきた仲間なのに、なんか仲間外れ感みたいなものを――
大貫:わかるわかる!
北澤:自分に自信を持てて楽しく過ごしてきて、そんなに悩まなかった1年だけど、そこはずっと根本にあった。もうちょっとこう、仲間に入れてくれてもいいのになぁ……みたいな(笑)。
大貫:そうやって一歩一歩進んでいるのがペギーズ、一歩ずつしか進めないのがペギーズなんだなって。メジャーデビューしても日常的に目に見える変化がなくて、それもペギーズらしさなんだって受け入れた部分もあったからこそ、こういう自由にやりたいことをやって、チャレンジをしたアルバムが作れたのかなって思います。
――その一歩ずつ感というのはすごくわかる気がします。
北澤:わたしもいま「ああ、たしかに」って思った(笑)。
――たとえばデビュー曲の「ドリーミージャーニー」が出たときに、あの曲はそれまでトレードマークとしてあった「グライダー」のような曲をもう一回作らなければいけないというか、そういうモードに見えたんですよ。
北澤:うん、そうでした。
――でも次の「BABY!」ではそこを脱して先へ進んでいた。そこで感じた変化が今作でもまた感じられたし、しかもここへきて一歩どころか数歩先へ行けたなとも思ったわけなんですけど。
北澤:「BABY!」を出すタイミングでは、急にインディ感のあるゴリゴリの曲を出すのって、果たして長い目でペギーズをみたときに正解なのか?っていうことも考えたんです。そういうことをずっと考えてて、もっとバンドっぽい1枚を出したいっていう気持ちはありました。
the peggies 撮影=菊池貴裕
――石渡さんの発言にもつながってきますけど、イメージのズレに対する突破口というか、ちゃんと認知してもらって正しく認識してもらおうとした結果、今作ではもともとペギーズが大事にしてきた歌の部分でも強度が増していて、大きな変化が起きていると思います。そこをもう少し深く聞きたいんですが、まずシングルが2枚続いた後の今作にはシングル曲が入っていないんですよね。
北澤:はい。入れなかったです。入れたらフル(アルバム)になるねっていう話でしたけど、まだそれはいいんじゃないかなって。やっぱり今までの曲を入れるとそっちのイメージがついて、「BABY!」と「ドリーミージャーニー」が入ってるアルバム、みたいになっちゃうと思うから、今回はミニアルバムって謳ってるけど、気持ち的には3枚目のシングル、シングル6枚同時リリース!くらいの、新しいものとして捉えてほしかったんです。
――曲を形にしていく作業の上では、これまでと比べてやり方や意識が変わったことはありました?
北澤:「BABY!」までは、歌を支えるための楽器だったんですよ。歌が一番上にあって、その土台をしっかりさせるための。でも今回からはそれぞれの楽器にそれぞれの主張と意志、見せ場があると思っていて、それがバンド感につながってきているし、演奏にもちゃんと意志とメッセージ性がある一枚だなって、そこが一番変わってきたと思います。
石渡:意志もそうだし、演奏面でも新たなチャレンジをすることが多くて、たとえば「I 御中~文房具屋さんにあった試し書きだけで歌をつくってみました~」だったらモータウンっぽく跳ねるリズムだったり、「恋の呪い」だったらひたすら淡々と弾くとか、曲ごとのテーマにあわせていろんなことができるようになったなと。
大貫:あまりやったことのない、ペギーズとして初の曲調なのが「I 御中」や「恋の呪い」で。あとは意外と「GLORY」みたいな超王道もこれまでなかったから、勉強にもなったし、やっていてすごく楽しかったです。それに他の2人の音もちゃんと聴けるようになってきて……前から聴いてはいたんですけど、聴いた上でそれをどうしようかまで考えるようになったり、一人ひとりのプレイがしっかりしてきたことによって、演奏の精度も高まってきたなと思います。
――「遠距離恋愛」のマーチングっぽいドラムもすごく好きです。
大貫:えー、やったー! わたしもそこ、すごい好き(笑)。
the peggies 撮影=菊池貴裕
――そういう演奏面のアプローチが結果として、歌を引き立たせようとしていたこれまで上に、歌をより引き立てているとも思うんですよ。
北澤:うんうん。それはたぶん(歌が)競い合う相手ができたからじゃないですかね?(笑) この曲はクリックに忠実に、とかこの曲は突っ走って元気にやるとか、わたしがそこまで伝えてなくても2人が考えてくれて嬉しかったし、そこから生まれてくるものがあるんだなって。すごく2人から学んだなって思います。
――引き出しも増えてきてますよね。「恋の呪い」のエレクトロ・ポップ感にしても、インディーズの頃からこういうアプローチ……をしたかったであろう曲はあったわけで。
北澤:そうそうそう。インディーズのときは、やりたいことのイメージはあっても手段が限られていて、そのまま出す方法しか知らなかったけど、だんだんと漠然としたイメージを具現化していく方法をわかってきているから、作っている時も楽しいんです。
大貫:そうやってゆうほがどんどん成長していくから、(自分たちも)いろいろとやってみたくなって、新しいことにチャレンジできた部分もありそう。
石渡:今までだったらまわりの人から助言されても「え、無理だよ」と思っていたことをやれちゃう!みたいな感じ。そしたら意外とできたし、良いじゃんって思えて自信につながることが多かったです。
北澤:細かいところまでこだわりながら自分たちで工夫が出来たので、それが今のペギーズにとって胸を張って「楽器も気合入れてやってる!」って言える部分かなって思いました。
――これまでは直感的で本能的なプレイが印象的なバンドでしたけど、そこにいろんなプラスアルファをできてきた。
大貫:なんか、上手くなったらつまらなくなるんじゃないか?みたいな不安があったんですよ、ずっと。高校生の頃はまわりでいかに難しいフレーズを叩けるか?みたいな、それが上手いみたいな風潮があって、「それはロックじゃない!」とか思っていたから(笑)。でも、メジャーに行って「上手くなっていいんだ」……というか、上手くならないと意味ないんだって。同じ8ビートにしても、上手い人が叩くのと下手な人が叩くのでは深さが全然違うじゃないですか。上手いバンドになったらつまらないっていう意識はメジャーに行って覆せたなって思います。
――個々の変化が積み重なってアルバムが出来ていったわけですね。
北澤:出来たときにわたしはもう、これは間違いない!って思えました。これまではリアクションをもらってから「あ、これでいいんだ」って一個ずつ自信につながっていたんですけど、出す前から「本当、聴いて。はやく!」ってこんなにワクワクしているのは初めてで、それだけのものが出来たっていう喜びもすごく大きくて。頑張ってきたことが全部、現時点でできる限り結びついた状態で発揮できたんだなって。
――そういうポジティヴな心境は特に冒頭の2曲に表れているかも。「GLORY」とリード曲の「ネバーランド」は、以前までのネガティヴの反転ではないパワーを持っていて。
北澤:そう! 全然卑屈じゃないけどシリアスな一面が……なんていうんだろう、すごく捻くれているわけではないんだけど、表の裏の裏、の表。一回裏を経てからの表。そういう部分が、この2曲では伝わるんじゃないかなって思ってます。
the peggies 撮影=菊池貴裕
――楽曲単位でいうと、まだお話にでてきていなかったのが「ハートビート」。
北澤:これはめっちゃ洋楽っぽいかなって思います。いわゆる邦楽ロックっぽくなくて、USインディっぽいというか。上に結構キラキラしたSEを入れたのでこんな感じに仕上がりましたけど、楽器だけで聴くとちょっと気持ち悪いぐらいの感じかなって(笑)。すごいシンプルだけど、不思議と個性のある曲だなって思います。
――「I 御中」は見ず知らずの誰かの“試し書き”から曲を作るという企画から生まれた曲ですね。
北澤:わたしはこれ、インディーズのときのわたしの性格や心だったら絶対にできなかったと思っていて。というのも、本当に作家としての創作活動だったし、自分の想いとかは一切落とし込んでない、すでにあるものを組み合わせて一つのものを作る作業自体が初めてで、それがすごく楽しいなって思えたのも自分が成長している証だなって。一番面白かったのは、既にあるものを並べて作ったはずの歌詞が、一つにまとめて読んだときに自分の歌詞になっていることで、もっと作詞に対して自由でいていいんだとも思えました。元々わたしは時系列とか言ってることの統一性とかを結構気にして書くんですよ。
――あまり散文的にはならないように。
北澤:そういう風に意識して、急によくわからないこととか言わないように、常に一貫して一つの線を辿るような歌詞を書くことを心がけてきたんですけど、そうじゃなくても一つポイントとなる部分を明確にできるのであれば、たまによくわからないことやユニークな発想を組み込んでいっても、アピールしたい内容は崩されないんだなって。「I 御中」は今回のミニアルバムの中で一番最後に作ったんですけど、いろんな主人公が入る曲を作れるようになってきた自分だからできた企画だし、自分の中での自由度の幅が広がったから、これからの作詞に響いてくると思う。楽しみです。
――リリース後には初のブリッツを含むツアーもありますが、最終的には国民的バンドを目指すペギーズが、まず2018年にどうしていくのか?というところを最後にお聞きして締めたいと思います。
北澤:わたしはもっと、バンドを好きな人たちと仲良くなりたいなって思う。国民的なバンドになりたいけど、先ばっかり見るんじゃなく、もっとみんなと仲良くなって親密な関係をファンの人たちと築いて、そこから広がっていけばいいなと思っています。バンドを好きな若い子に、ペギーズに対してもっと親しみをもってほしい。そのために頑張る一年にしたいなと思います。
――そのために出て行くべき場所や、やるべきことはいろいろありそうですね。
北澤:うん。そのために頑張るって言うと作品とかにも偏りが出てきそうですけど、そういう気持ちがあるっていうことを忘れずに。「受け入れてくれなくていいし!」とか思わないように、ちゃんと分かり合えるような曲を作っていきたいなって。去年は本当にいっぱい成長できたので、その感覚を忘れないように、さらにいろんなことを覚えていきたいと思ってます。
大貫:わたしはライブをいっぱいやりたいし、ライブで最強になりたいです。
石渡:音源を聴いて好きになってくれる人もいると思うけど、ライブを観て好きになってくれる人もたくさんいるし、そういう風につながったお客さんって絶対に強いと思うから、初めてペギーズを観る人をガッシリ掴む力をつけていきたいと思います。
大貫:ペギーズを観て「バンドやりたい」って思う人が生まれるような、ペギーズのコピバンを組むような女の子……に限らないですけど(笑)、もっといろんな人をドキドキさせたいし、一緒にワクワクしていきたいです。
取材・文=風間大洋 撮影=菊池貴裕
the peggies 撮影=菊池貴裕
発売中
『super boy ! super girl !!』
1. GLORY
2. ネバーランド
3. 恋の呪い
4. 遠距離恋愛
5. ハートビート
6. I 御中~文房具屋さんにあった試し書きだけで歌をつくってみました。
ダウンロードはこちら
https://itunes.apple.com/jp/album/id1321204976?app=itunes
2月21日 (水) 香川・高松DIME
open 18:30 / start 19:00
2月23日 (金) 福岡・DRUM Be-1
open 18:30 / start 19:00
2月24日 (土) 広島・CAVE-BE
open 17:30 / start 18:00
3月04日 (日) 北海道・札幌COLONY
open 17:30 / start 18:00
3月09日 (金) 新潟・CLUB RIVERST
open 18:30 / start 19:00
3月10日 (土) 宮城・仙台 LIVE HOUSE enn 2nd
open 17:30 / start 18:00
3月15日 (木) 石川・金沢 vanvan V4
open 18:30 / start 19:00
3月17日 (土) 愛知・名古屋 CLUB QUATTRO
open 17:15 / start 18:00
3月18日 (日) 大阪・梅田CLUB QUATTRO
open 17:15 / start 18:00
3月25日 (日) 東京・マイナビBLITZ赤坂
open 16:45 / start 17:30
ticket:オールスタンディング ¥3,500 (ドリンク代別)
※赤坂公演のみ1Fスタンディング¥3,500 (ドリンク代別)
●2月21日(水) 高松~3月15日(木)金沢 7公演
●3月17日(土)名古屋 ~ 3月25日(日)赤坂 3公演
⇒2月10日(土)