次期NHK朝ドラ『まんぷく』ヒロインに安藤サクラ 安藤百福の妻がモデル
2018年後期のNHK朝の連続ドラマ小説『まんぷく』のヒロイン役を安藤サクラが演じることが発表された。
10月1日から放送される『まんぷく』は、「チキンラーメン」や「カップヌードル」を開発した日清食品の創業者・安藤百福と妻・仁子の半生をモデルにした作品。戦前から高度経済成長期の大阪を舞台に、ヒロインの福子と青年実業家の萬平が、様々な困難に立ち向かいながらインスタントラーメンを開発し、食文化に革命を起こしていく様を描く。脚本はドラマ『HERO』や『海猿』『ガリレオ』シリーズ、NHK大河ドラマ『龍馬伝』などを手掛けた福田靖。
安藤サクラが演じるのは、大阪出身で三人姉妹の末っ子・福子役。楽天家で食べることが大好きな福子は、父を早く亡くしたために家計を支えようと女学校卒業後にホテルの電話交換手として働き始め、ある出来事をきっかけに夫となる萬平と出会う。やがて2人は結婚し、強いきずなで結ばれ、食文化を変える発明を生み出す、というあらすじだ。
キャスティングについて制作統括の真鍋斎は「彼女に、朝ドラというフィールドでヒロインとして演じていただけたら、どんな素敵なことになるだろう。その着想にとらわれたとき、私はとても高揚しました。とりわけ、今回はおよそ40年という主人公の人生を描くことになり、生半可な演技力では太刀打ちできないと思っていたので、なおのこと『いいことを思いついた!』と思いました」と明かしている。
また昨年に第1子を出産した安藤を気遣い「お子さんがお生まれになったばかりだし、大阪でヒロインをやることはなかなか大変だろうなと思っていました。そんなこともあり、安藤さんにしてみれば、このオファーには、もしかしたら戸惑いもおありだったかと思います。しかし彼女は、覚悟を決めてくださいました。その覚悟に応えるべく、私たち制作・演出陣も全力で安藤さんのお芝居をサポートします」と意気込みを語っている。