アイカツ武道館!2days、『アイカツ!ミュージックフェスタ』がファイナルヘ! STAR☆ANIS、AIKATSU☆STARS!卒業直前緊急インタビュー
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撮影:髙村直希
2月4日、アイカツ!シリーズ最新作の詳細と共に、STAR☆ANISとAIKATSU☆STARS!の卒業が明らかになった。データカードダスとTVアニメの『アイカツ!』『アイカツスターズ!』の楽曲を歌うために結成された2つのユニットは、この5年間で多数のステージをこなし、アイカツ!シリーズを盛り上げてきた。2月27・28日に「アイカツ!ミュージックフェスタ in アイカツ武道館!」を控えているタイミングだが、彼女たちのステージを見る機会はこれが最後ということになってしまうのだろうか?今回、STAR☆ANISとAIKATSU☆STARS!合同取材で、彼女たちに今の気持ちを訊いた。
――アイカツ!からの卒業が決まった時はいかがでしたか?
せな:今、家族よりメンバーといる時間の方が長いので、卒業した後自分がどう過ごしていくんだろうと思いました。
AIKATSU☆STARS! せな
るか:決まったのはけっこう前だったのですが、同時に武道館公演も決定したので、衝撃でした。
STAR☆ANIS・AIKATSU☆STARS!兼任・るか
わか:『アイカツ!』最初のシリーズから歌わせてもらっているので、不思議な気持ちです。でも始まりがあれば終わりもあるし、最初はいつ終わるかわからないから、という状況でスタートしたのに5年も続いただけでもラッキーでした。
STAR☆ANIS わか
ふうり:私も最初の頃から活動してきたので、とまどいもあったというのが正直な気持ちです。
STAR☆ANIS ふうり
れみ:ずっとやってきたことなので、さみしいですね。
STAR☆ANIS れみ
みほ:『アイカツ!』の歌を歌うことが生活の中心だったので、これからどうなるのかちょっと今は想像できないです。
AIKATSU☆STARS!みほ
『アイカツ!』のステージで得たものは?
この日、SPICEの取材に答えてくれたのは、各ユニットから代表選抜という形で、STAR☆ANISのわか(星宮いちご 歌唱担当)、ふうり(霧矢あおい、音城セイラ、夏樹みくる 歌唱担当)、れみ(有栖川おとめ、藤堂ユリカ、藤原みやび 歌唱担当)、AIKATSU☆STARS!のせな(虹野ゆめ 歌唱担当)、みほ(紅林珠璃、大地のの、香澄夜空、花園きらら 歌唱担当)、そして両グループを兼任のるか(大空あかり、白鳥ひめ、双葉アリア 歌唱担当)の6人。
取材中は、卒業することが判明している中ではあったが、レコーディングに武道館2daysのリハーサルもあり、現場は活気に満ちている印象だった。
STAR☆ANISとAIKATSU☆STARS!は、アニメやゲーム等ではメジャーな、キャラクターの担当声優が歌うのでは無く、声優とは別にアーティストが担当キャラクターに合わせて歌い、踊り、イベントやライブステージで活動してきた。
TVアニメ/データカードダスの『アイカツ!』『アイカツスターズ!』メインのユーザーは小学生の女の子だ。その世界観の伝わる衣装やアクセサリーをつけて、ステージで歌い・踊る彼女たちは、そんな子どもたちにとって、リアルのアイドルなのだ。実際にアニメとリンクする部分もあったという。
れみ:最初はダンスが上手く踊れなかったのですが、キャラクターがアイドルとして成長していくのと同じように、私たちも成長して、今では大丈夫になりました。
るか:いつも笑顔を忘れないようにが肝心です。AIKATSU☆STARS!は緊張しいの子が多いので、バックステージでスマイル・スマイルと声をかけています(ライブ映像のバックステージの様子でも見ることができる)。
ライブはそんな子どもたちも一緒の親子連れが対象の「ファミリータイム」と、紳士・淑女が対象の「ナイトタイム」に分かれていたり、イベントの時には、前方にファミリーエリアを設けるのが定番のスタイルだ。
紳士・淑女対象のライブはファンの熱気もすごく、全員で歌う曲、ユニット別、ソロとメンバー全員に見せ場がある。一方、ファミリータイムでは振付を子どもたちに教えたりと、役割も変わってくるのだ。
――子どもたちにとって、みなさんはアニメから飛び出したリアルアイドルという存在だと思います。それも思い出深いのではないでしょうか?
わか:アニメに見劣りしないように、という点は気をつけています。ライブでは子どもたちが立って一生懸命踊ってくれるので、その姿が可愛くて感動的です。暖かさを感じます。
みほ:「立ってやってみよう!」って声をかけて、父兄の方には座ったままでとお願いしていますが(笑)。子どもたちとハイタッチしたりもしますよ。
――それは、一生忘れない思い出になると思います。
ふうり:何かしら伝えられたらいいなと思います。
れみ:ファミリータイムは、自然と笑顔になりますね。
せな:弟妹がいないので、子どもたちを見ていると自分の弟妹みたいな感じがします。本当のお姉さんになった気持ちです。
武道館2daysに臨む気持ち
一方、2月27・28日に控えた『アイカツ!ミュージックフェスタ in アイカツ武道館!』は紳士・淑女タイムの総決算ともいえる。
――今年のミュージックフェスタが武道館ということは、いつ伝えられたのでしょう?
れみ:それが、メンバー揃っての写真撮影の日に、撮り始めてすぐのタイミングで……嬉しくて泣いてしまいました。
――撮影になりませんね(笑)。ところで、皆さんの初武道館体験を教えてください。
せな:私は水樹奈々さんのライブです。
るか:あっ、私も!
わか:私はバックダンサーとしてステージに立ったことがあって、いつかちゃんと立てればいいなと思っていました。
ふうり:ライブに行くようになったのが最近なので、武道館にいったことはないんです。でも好きなアーティストさんのライブCDは聞いたりしてました。
れみ:私は学校の行事で(笑)。
みほ:私もです(笑)。
――言われてみれば学校の行事で使われることも多いですもんね。今回はそこでライブ2daysでステージに立つわけですが、セットリストは両日変わるのでしょうか?
わか:武道館2daysは構成も内容もかわります。これまでの集大成という感じで、初期の頃から最近の曲まで。その中から、これまでライブで歌ってきて反応が良かった曲を中心にセットリストが組まれています。
みほ:どちらか1日でももちろん楽しめますが、2日間見ることで完結する部分もあります。
――ということは、ファンとしては2日観たほうがより分かるわけですね。
わか:でも平日ですから無理は言いません(笑)。1日だけでも来ていただければ。
――武道館に備えて、お勧めの"ファンカツ!"を教えてください。
わか:ファンカツは、とにかく初期の頃から最新の曲までもれなく聴き込んでもらって、できればアニメも全話見直していただけると、感動がさらに増すはずです。
ふうり:『アイカツ!』はベストアルバムや、BD-BOXが出ていますので是非!
もともと、紳士・淑女のナイトタイムは「ファンの方もアツくて、久しぶりにやる曲でもしっかり覚えていてコールしてくれます」というほどの熱心さで彼女たちの"アイドル活動"を愛しているファンに支えられている。とはいえ、今回の武道館はSTAR☆ANIS、AIKATSU☆STARS!による「アイカツ!ミュージックフェスタ」ファイナル公演となる。未見のファンも集まるはずだ。
最後に、ファンの皆さんに武道館に向けての意気込みを一言ずついただいた。
せな:みなさん、是非来てください!
るか:武道館のバックステージは、いつものライブ以上にキャラごとのドレス替えなどで忙しいと思います。だけど最後まで笑顔で歌います。
わか:武道館が思いでいっぱいになるようにしたい。もう爆発しちゃうくらいの思いで。
れみ:担当キャラが多いので、歌い方も変えています。そこも聞いていただければ。
ふうり:私たちもみんなも、ファイナルを実感するのは少しあとになってからかもしれません。今はとにかく武道館に向けて頑張りましょう。
みほ:
取材・文:梅田勝司 撮影:髙村直希
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