新感覚フードミュージカル『Gotta』 大阪の小劇場「道頓堀ZAZA」で2018年4月28日よりロングラン公演開幕!
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道頓堀ZAZA『Gotta』会見より(撮影/石橋法子)
食いだおれの街、大阪ミナミの道頓堀にある小劇場「道頓堀ZAZA」(中座くいだおれビル地下1階)で2018年4月28日(土)、新感覚のライブ・エンターテインメントが誕生する。それが、国内外へ向けた究極のごった煮フードミュージカル『Gotta(ゴッタ)』。食べて、遊んで、観ても楽しめる、“ライブ・エンターテインメントの街”として、道頓堀の新たな魅力を発信するもの。可能な限りノンバーバルな演出に配慮し、1年間のロングラン公演を実施する。開幕に先駆け作・演出の北林佐和子ら関係者が会見し、見どころを語った。
■大阪ならではの“ごった煮ミュージカル”で、国内外のお客様を「お・も・て・な・し」!
左から、前田征道、北林佐和子、溝畑宏、千田忠司、上山勝也、中井正嗣
上山勝也(道頓堀商店会 会長)
道頓堀は江戸時代から、道頓堀五座(弁天座・朝日座・角座・中座・竹本座<浪花座>)と呼ばれたように、エンターテインメントの街として栄えてきました。2015年には安井道頓が私財をなげうち道頓堀川を開削してから400年を迎えたのを機に、100年後も「なにわ文化発信基地」として賑わい続けるためのまちづくりプランとして「道頓堀500(ごーまるまる)」を制定しました。中でも核となるエンターテインメント事業では、『Gotta』というワンコンテンツで道頓堀を盛り上げます。近年増加傾向にある訪日外国人の方には、道頓堀で美味しいもんを食べて、おもろいもんを観て、楽しい記憶を持ち帰っていただく。それが引いては、リピート客や新たな訪日外国人の集客につながると思います。
千田忠司(一般社団法人 大阪活性化事業実行委員会 会長)
集客活性化をめざし、40年に渡りまちづくりに関わってきました。大阪は個性豊かな方が多い一方、個人主義になりがちだった。そこを一元化するため、商店街、地域、企業、商工会議所にはじまる行政機関など、すべての方にご協力いただき大阪活性化事業実行委員会を立ち上げました。私どもでは、大阪ミナミで行うすべての事業を応援させていただきます。大阪には食、文化、色々と見どころがあるなかで、夜も楽しめるエンターテインメントがあれば一層魅力的なのではないか。そんな提案をさせていただき、本日『Gotta』として発表できることを嬉しく思います。道頓堀への訪日外国人が増える中、みんなでおもてなしできればと思います。
中井政嗣(NPO法人 関西演芸推進協議会 専務理事)
本業はお好み焼き「千房」の社長をしております。現在、大阪のまちはインバウンドでごった返しておりますが、10年前は「くいだおれのまち」とはいえ、食だけでは観光資源としては弱い部分もありました。そこで、関西は演芸、特にお笑いに強いこともあり、大阪になくてはならない食と演芸にまつわるNPO法人関西演芸推進協議会を立ち上げました。活動は10年を迎え、「関西演芸しゃべくり話芸大賞」の開催は今年で7回目を数えます。千田さんの大阪活性化事業実行委員会では文化を担当しておりました関係で、この度『Gotta』の活動に参加させていただきます。商店街はもとよりみんなで応援していきたいと思います。
溝畑宏(公益財団法人 大阪観光局 理事長)
いよいよ『Gotta』が開幕となります。私も平昌オリンピックの聖火ランナーを務め開会式に出席し、感動尽くしの日々の本日がピークです。大阪観光局の使命は、大阪を世界のなかで突き抜けた都市にすることだと思っています。観光はひとつの起爆剤であり、地域の創造的戦略産業です。経済の活性化を促し地域の認知度を上げ、住人が誇りを持てる都市づくりをめざします。お陰さまで、ここに登壇された方々のご努力もあり、まちづくりのベースは出来ております。2017年の大阪における訪日外国人の数は約1,111万人です。5年前の7倍です。観光による収益も2014年が約2,600億円、2017年は約1兆2,000億円と、わずか3年間で1兆円も増えました。道頓堀は関西で一番の人気スポットだと言われています。訪日外国人の方に一層ご満足いただくためには、グルメ、ショッピングに加え、文化・エンターテインメントが不可欠です。『Gotta』には「世界最高級のエンターテインメント拠点を作ろう」という未来へ向けた熱い思いがあります。観光のトップランナー、道頓堀発祥の作品を一緒に盛り上げていこうと思います。
北林佐和子(『Gotta』作・演出)
この作品は海外からのお客様に楽しんでいただける本格的なノンバーバル・パフォーマンスであり、メディアの多様化によって生のステージから足が遠退いているお客様に向けて、かつて芝居の街といわれた道頓堀からもう一度、ライブ・エンターテイメントの場へ戻っていただくための作品でもあります。作品には関西にゆかりのある5つのエッセンスとして、歌舞伎、歌劇やレビュー、ジャズ発祥の地を体現するタップダンス、和楽器(太鼓・三味線)、そしてプロジェクションマッピングを盛り込みました。ごった煮テイストのミュージカルであり、ごった返すお客様をお待ちするとの思いを込めて『Gotta』と命名させていただきました。
『Gotta』作・演出の北林佐和子
物語は400年前の道頓堀に始まります。街では和洋の食べ物同士の紛争があり、そこでのゴタゴタが地中に封印されていた怪物ヨクを呼び覚まして……という、奇想天外なストーリー。ヨクとは食欲、物欲、色欲、自己顕示欲、いろんな欲が合体したもの。安井道頓が怪物を退治して道頓堀が生まれたという歴史とファンタジーを織り混ぜた、道頓堀ならではのエッセンスが見どころです。ナレーションは芝居好きの狸、芝右衛門が務めます。かつてブロードウェイさながらの賑わいを見せた道頓堀から、世界へ向けた作品を発信していきたいと思います。
前田征道(株式会社ハートス代表取締役)
私の祖父が道頓堀五座で仕事をしたのが弊社の始まりです。現在は、大阪市中央公会堂のマッピングなどを手掛けております。今回、面白い作品のお手伝いができればと参加しました。弊社は、ロシアなどで開催されるプロジェクションマッピングの世界大会「サークル・オブ・ライト」で世界2位に入賞したコンテンツ・クリエーターを有しております。現在そのスタッフと北林先生とで映像を制作中ですが、色んなものがごった返しております(笑)。韓国の『NANTA(ナンタ)』、京都の『ギア-GEAR-』に並んで、大阪に『Gotta』あり!と言っていただけるような内容を、リーズナブルな価格で世界へ向けて展開する。皆様と協力して楽しんでいただける作品にしたいと思います。
■和洋の“うまいもん”が得意技で活躍する、奇想天外な歴史ファンタジー!
フードミュージカル『Gotta』
会見では『Gotta』のエッセンスの一部が、出演者のライブパフォーマンスにより公開された。出演は食べ物を擬人化した、たこ焼き乃丞、ミス・クレープ、ラーメンドラマー、ふぐ三郎、串カツ男爵の全5名。その他、本公演では寿司、天ぷらなど、さまざまな食材を擬人化させたキャラクターが映像によって出演する。それによりレビューの星、ミス・クレープの見せ場ではラインダンスが可能になる。
たこ焼き乃丞役の志水博昭
ミス・クレープ役の妃那マリカ
中央でタップを踏む串カツ男爵役のseiji
太鼓が得意なラーメンドラマー役の片岡輝明
三味線が得意なぶぐ三郎役の櫻井秀樹
本番のステージでは、スクリーンが3方面から客席を囲むように配置される。北林は一番の見せ場である怪物ヨクの登場シーンにも期待して欲しいと話す。「映像ならではの迫力ある演出で、人間と怪物との死闘をライブでご覧いただける。さまざまな食のキャラクターは、お子さんからも人気を集めるはず!」と自信を見せる。
尚、必要に応じて英語・韓国語・中国語2種・日本語と4ヵ国語の字幕にも対応。1年間のロングラン公演では、シーズンごとに物語を改訂し、夜間上演も随時タイミングをみながら行われる予定だ。
国内外の来訪者や家族連れにもぴったりな、道頓堀発の新感覚フードミュージカル『Gotta』。本公演を多方面へPRする目的で2018年2月20日(火)~4月20日(金)まで、クラウドファンディングを実施中(http://www.makuake.com/project/gotta-osaka/)。割引やプレゼント付きなど、通常よりお得な
公演情報
■道頓堀presentsフードミュージカル『Gotta(ゴッタ)』
■作・演出:北林佐和子
■出演:たこ焼き乃丞、ミスクレープ、ラーメンドラマー、ふぐ三郎、串カツ男爵
■期間:2018年4月28日(土)よりロングラン公演
■開演:①11:00 ②13:00 ③15:00/1日3回※夜公演も調整中
■上演時間:45分/1公演
■会場:道頓堀ZAZA(中座くいだおれビル地下1階)
■料金:大人(高校生以上)2,500円、小中学生2,000円、幼児(4歳以上)1,000円※3歳以下は無料 ※当日は500円UP
■発売日:2018年2月24日(土)※3ヶ月分同時発売
■公式HP:http://gotta-osaka.com