“過激な仕掛人”新間寿プロデュース『原点回帰』プロレス 対戦カードとUWA再設立を発表！

「新間寿プロデュース 初代タイガーマスク佐山サトル認定『原点回帰』プロレス」（3月29日、東京・後楽園ホール 17時30分開場/18時30分開始）の記者会見が28日、都内ホテルで行われた。

大会まで1ヵ月となったこの日、会見ではメインイベントとなる＜ルチャリブレ リアルジャパンスタイル ６人タッグマッチ ４５分３本勝負＞の対戦カードを発表。前回の会見で参戦が明らかとなったドス・カラスとドス・カラスＪｒ．の親子にセニョール・レオナが加わりタッグを結成し、レイ・アンヘル＆エル・ペロ・デル・アキータ＆トス・カーノ組と対戦する。

マスクマンによる6メンタッグマッチとなるが、大会のプロデューサーである新間氏は選手だけでなく、リアルジャパンプロレスの平井丈雅代表及び、取材する報道陣にもマスクの着用を厳命。リングばかりかリングサイドもマスクマンが囲うという異例の状態で試合が行われることとなり、“過激な仕掛人”にしてアイデアマンである氏の本領を発揮した。

続いて新間氏は90年代に消滅したメキシコの老舗団体ＵＷＡ（Ｕｎｉｖｅｒｓａｌ Ｗｒｅｓｔｌｉｎｇ Ａｓｓｏｃｉａｔｉｏｎ）の再建を宣言。新間氏は１９７８年～８４年の期間、ＷＷＦ（現ＷＷＥ）の会長を務めており、ＵＷＡへアンドレ・ザ・ジャイアント、ハルク・ホーガンらスター選手を派遣。その功績によりＵＷＡでも会長に迎え入れられた。

氏のバイタリティーと行動力をこのように評した初代タイガーマスクだが、ＵＷＡ再建の決意から今回も新間氏の動きは早く、3月29日大会では一般社団法人「初代タイガーマスク後援会」の理事長である大倉満氏のＵＷＡ新会長就任式を予定している。

現在はメキシコだけでなく、アメリカ・カナダ・ヨーロッパと世界中から参戦希望が届いているといい、新間氏も「海外進出と海外からの選手の紹介をこれから多く行っていく」と、インターナショナルかつワールドワイドな今後の展開を約束した。

3月に続く6月大会では『世界マスクチャンピオンシップ・トーナメント』の開催を計画しており、3月大会ではその発表会が予定されている。さらに6月大会で“大鵬三世”納谷幸男が「ＵＷＡアジアパシフィック王座」に挑戦することも発表となった。

昨年9月にデビューした納谷は、その後12月に第2戦を行い、3月27日大会で第3戦を行う。6月のタイトル戦が実現となれば、わずかデビュー4戦目でのタイトルマッチとなるが、師匠である初代タイガーマスクは「それほどの選手ということ。今までの試合を見てるとできるんじゃないかと思います」とデビュー1年に満たない戴冠に期待を寄せた。

なお、3月大会での復帰が検討された初代タイガーマスクだが、まだ体調が整っていないとドクターからストップが掛かり、6月大会以降へ持ち越しに。3月大会では特別レフェリーとしてリングサイドに座る案があり、一刻も早い復帰が待たれる。

また、会見では熊本県に「タイガーマスクＡＳＯミュージアム（仮）」を設立することを発表。同ミュージアムはインドネシアと九州の国際交流、九州・熊本の文化遺産の復活創生とスポーツ振興を目的に設立され、初代タイガーの英国修業時代の写真や試合映像上映などが企画されている。