氷河にLEDライトを照射して撮影 石塚元太良の写真展『Middle of the Night』
2018.3.7
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石塚元太良の個展『Middle of the Night』が3月31日まで東京・表参道のAKIO NAGASAWA GALLERY AOYAMAで開催されている。
1977年に東京で生まれた写真家の石塚元太良。8×10など大型フィルムカメラを用いてドキュメンタリーとアートの間を横断するような作品を発表している。近年は氷河やパイプライン、ゴールドラッシュをモチーフにアラスカ、アイスランドといった極地方でランドスケープを撮影。2004年に『日本写真協会賞』新人賞を受賞したほか、2016年に『Steidl Book Award Japan』でグランプリを獲得し、今年にドイツの出版社Steidlから新作『GOLD RUSH ALASKA』を出版予定だ。
同展では、極夜の中、アラスカとアイスランドの氷河にLEDライトを照射して8×10フィルムカメラで撮影された新作シリーズ『Middle of the Night』を発表。さらに実在の流氷を合成加工して架空の巨大な流氷に仕立てた4メートルのパノラマ作品も展示されている。
会期中には、アフリカとアジアを縦断した旅の軌跡をまとめた石塚の初期作品集『WorldWideWonderful』などを会場とオンラインショップで限定販売する。