「江戸」「かぶく」「現代」がテーマの新・和文化雑誌『ぶ』が創刊 切腹ピストルズ、秋元梢、夏木マリ、シシド・カフカも登場
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画家SHOHEI(大友昇平)氏のボールペン画による表紙
和文化雑誌『ぶ -江戸 かぶく 現代-』が3月9日(三九仏滅)に創刊された。
『ぶ』は、「江戸」「かぶく」「現代」をテーマとした和文化雑。中目黒で着物店・KAPUKIを運営する株式会社KAPUKIが、フォトグラファーの腰塚光晃氏プロデュースのもと立ち上げた。
革新的な(かぶいている)日本の表現者たちの作品を、"脳を直接刺激する"ようなインパクトのある写真で、大型誌面に掲載しているとのこと。加えて、活動の背景にあたる“ジャパンオリジナルの心”をインタビューとして紹介するという。
パンクバンド切腹ピストルズの日本江戸化計画
創刊号の表紙は、ビールペン画で知られるイラストレーター・SHOHEI(大友昇平)氏による作品。特集として、パンクバンド・切腹ピストルズのライブ写真&インタビューを始め、茶人・松村宗亮氏のフォトストーリー&インタビュー、モデル・秋元梢をファッションディレクターに迎えて8名のミューズが登場する“浮世絵現代”などのビジュアルページも収録している。
着物ハイファッション「浮世絵現代」より秋元梢(中央)、夏木マリ(左)、シシド・カフカ(右)
松村宗亮氏のかぶく茶の湯
さらに、染織史・服飾史研究家の丸山伸彦教授の江戸文化論や、菱川師宣氏の遅咲きのアーティスト論、現代を生きた江戸人・杉浦日向子氏の著書に読む現代人へのメッセージなど、読み物ページも充実している。
「NEO舞台」パフォーミングアートより花柳凜(左)、武楽座 源光士郎(右)
菱川師宣と、ニッポン・エンターテイメントの夜明け
編集長・腰塚光晃氏のコメントは以下のとおり。
腰塚光晃(編集長)
江戸にあった最高にいい感じな価値観を知ってしまったので、その最高を皆様に知って欲しく、本にしました。
加えて、和をテーマにした最高に面白い表現をしている人たちとの出会いもまた、本書の制作を後押ししています。まさに、「読まないと日本人として損をする」本になったと自負しています。
太古の昔から、すべての物事は行き過ぎて終わることはなく、ほとんどが逆戻り、つまり"リバイバル"しています。レコードだって、商店街だってリバイバルしています。その点、江戸をうまくリバイバルさせることができたら、この国は世界で一番楽しい国になるかもしれません。こんなに沢山のコンテンツと戻るべき価値観を有する国は他にはないのです。ぜひ、本書でその一端にふれてみてください。