アルゴン仕様にササミ飯で肉体改造！　『Live Musical「SHOW BY ROCK!!」〜THE FES 2018〜』より、アルカレアファクトのメンバー滝川広大が登場！

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滝川広大

ミューモンと呼ばれる音楽生命体たちが、人生の糧であり武器である“音楽”でぶつかりあう『Live Musical「SHOW BY ROCK!!」』。そのライヴステージ、『Live Musical「SHOW BY ROCK!!」〜THE FES 2018〜』が6月26・27日、Zepp DiverCity(TOKYO)にて開催されることが決定した。6バンドの対バンで行なわれる本番に向けてのビジュアル撮影が行なわれる中、アルカレアファクトのアルゴン役・滝川広大が個別インタビューに応じてくれた。

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「FESはイヤなこともすべて忘れられる時間、空間です」滝川広大　

ーービジュアル撮影、順調でしたね。

滝川：5ヶ月ぶりくらいのアルゴンです。彼はとにかく筋トレ好きでじっとしてられないヤツなんですけど……素の自分とはちょっとかけ離れているキャラクターかな（笑）。本番に向けて肉体的にも寄せていかないという意識は常にありますし、座長（米原幸佑）にもすでに「お前もうササミ飯始めてんのか？」って聞かれましたけど、一応撮影の2週間前から自主的にアルゴン仕様のメニューにして準備してきました。終わってホッとしてます。

ーー肉体改造と共にキャラを深めていく作業もあると思います。滝川さんが考えるアルゴン像とは？

滝川：まずは……お金持ち。でも彼は、もともとお金持ちだったわけじゃなく自分の力であそこまで稼いできたので、一見すると「なんだコイツ？」って生意気に思われるかもしれないんですけど、根っこにすごく向上心を持ったキャラなので、そこは演技でもちゃんと伝えたいって思っています。ひとりのキャラクターの中にあるそういうギャップを表現できるのも、自分にとっては楽しいです。

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ーーそしてアルゴンがドラマーとして所属している４人組バンドがアルカレアファクトです。

滝川：イメージを膨らませていくためにまずは（原作の）サンリオさんに質問しまくって（笑）、僕ら4人はどういう繫がりがあって、どういう経緯でこのグループが生まれたのかっていう……原作にも出ていない裏の設定部分までみんなで共有することによって、自分たちの繫がりをより強いモノにするところからスタートしました。お客様が目にはしていないけれど、4人ってこうなのかなぁと想像してくださっている部分を、イメージを裏切らないように膨らませ、お伝えできたら素敵ですからね。僕らは去年から参加したんですけど、初演から活躍している先輩方のチームはしっかりと世界観ができあがっているので、僕らもそこは負けないよう、とにかく話し合う時間をすっごく作って……。「お前らまた話し合ってんだ」って言われながらも（笑）、自分たちらしく挑戦していくためにとことん話し合いました。周囲に変わったね、よくなったねって言ってもらえるまでにはちょっと時間がかかっちゃったんですけど、納得しながら自分たちのアルカレアファクトがつくれたと思うし、それこそ前回の公演を通じて自分自身「成長できたな」って思えました。

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ーーアルカレのキャッチフレーズは“超お金持ちバンド”ですね。

滝川：メチャクチャ金持ち（笑）。なので周囲のことは完全に見下す態度なんですけど、やっぱり「実力はちゃんとあります」っていうのがないと、ただ大きな態度をとってるだけのイヤな集団になっちゃうので。実はチタン（Vo＋P／糸川耀士郎）はお金持ちじゃないっていう事実だったり、メンバーそれぞれのドラマも大事に研究しながら、バンドとしての説得力を持たせるようにもしました。

ーーライヴパフォーマンスも素敵ですよね。

滝川：最初にお客様の前に出るまではホントにドキドキでした。バンドをやるのは楽しいことだけど、やっぱり自分だけが楽しんでいてもお客様には伝わらないし、ミュージカルなのであくまでも役として……アルゴンとして盛り上げるというところも未知数でしたし。でももう最初に登場したときから、めっちゃ気持ちよかった！　自分が皆さんを楽しませなきゃいけないので、ホントはそれってダメなことかもしれないですけど、お客様のあの熱い反応を見たらこっちがどんどん楽しくなって来ちゃって。ステージの上でお客様のパワーを受け止め、だったらそれをもっともっと皆さんに返していかなくちゃっていうキャッチボールで、演奏もボルテージもどんどん上がっていけたように思います。

ーーリアルな盛り上がり！　それこそライヴステージの醍醐味です。

滝川：アルカレはヴァイオリンやピアノが入ってるというのもバンドとしてすごく特徴的で、その色を生かし、その色にノってくださるように演奏していくのが4人の課題だなって思ってます。なにしろ先輩方がスゴすぎて……ホントにこの舞台はすごいカンパニーで、稽古場がすでに対バンのバトル的な空気なんです！　それが自分はすごく心地いいんですけど、お互いに「バンドとしてこっちのほうが上だぞ」って気持ちがみなぎっているので、頑張らないと自分たちの色が薄まっちゃう。そこの凌ぎ合いが日々積み重なり、本番に向かってどんどんいいテンションに持っていける。どれだけ「ヤベェ。広大めっちゃいいじゃん。俺たちも刺激になるわ」ってことを先輩方に言ってもらえるかを目標に頑張るのがまたいいんです。

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ーーその真剣勝負の結晶が、本番の熱気に直結している。

滝川：いつも「この幸せってなんだろうな」って思うんです、ステージが終わると。「いやいや、まだまだもっと叩きたい。でももう腕がしんどい」……って（笑）。それくらい幸せに思い切りバンドに打ち込めてるのが『SHOW BY ROCK!!』なんです。先輩方がやりたいことをメチャメチャやってて（笑）、お客様もそれを「うわ、面白い！」って受け入れてくださるという関係性ができていて、僕らも遠慮なく……むしろどんどん先輩たちを喰えるくらいに突き進みたい。だから6月のFESもね、ホントにスゴいことになっちゃうと思いますよ〜。

ーーZepp DiverCity(TOKYO)で、２日間だけのスペシャルステージを行いますね。

滝川：今までもお客様、「ぐわぁあ〜〜！」って頭振って、熱気がすごかったですからね。さらに盛り上がるのは絶対だと思うし、やっぱりFESですからね。MCとか含めて、自分たちの時間をどう自分たちでつくっていくのか……。まあ、アルゴンが暴れないことには僕らは始まらないよなぁ（笑）。これからまた作戦会議ですけど、まずはアルゴンがどんどん「セイセイ」言って（笑）、黄金アーティファクト（アルカレファンの愛称）の皆をあおって、お札をまきたいですね、いつも通り（笑）。あー、めっちゃ楽しみです！　稽古場もぜひ皆さんに見に来てもらいたいなぁ。ホント、進んでお見せしたくなるくらいすっごい盛り上がってるので。他のバンドの演奏中、みんなで「イエェェ〜〜！」って頭振って、声出して、大盛り上がりですから（笑）。それがこのカンパニーの良さ。いい空気だなぁっていつも感じます。

ーーアルゴンとしてのトレーニングも？

滝川：これからまだまだつめていくところですけど……ドラマーの方ってスゴいですよね。自分はまだどうしても力みが入ってしまうので数曲でヘトヘト（笑）。プロの方の力加減、パワフルだけど抜くところは抜いたしなやかなプレイを目指したいですね。まだまだ難しいですけど、家でも布団叩きながら猛練習してます（笑）。もちろん、僕だけじゃなく一致団結してそれぞれに成長した4人、もっともっと素晴らしいアルカレを見せたいと思いますので、6月のFES、楽しみにしていてください。イヤなこともすべて忘れられる時間、空間だと思うので、初めていらっしゃる方もずっと応援してくだっている方も、みんなを巻き込んで最高のステージにしなくちゃね。あ、よかったらぜひアルゴン色のピンクのライトもご用意いただいて（笑）。あとは……お芝居の中でも言ってるんですけど、いつか僕らのソロライヴがやれたら最高ですね。とにかく毎公演、お客様をガンガン巻き込んでいきたいと思います。あー、早く叩きてぇ〜！