レキシ 地元・福井県鯖江市で6,500人完売の野外凱旋ワンマンが大盛況で幕
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昨年6月から活動10周年イヤーに突入し、約7万人を動員した全国ツアー『レキシツアー2017 不思議の国のレキシと稲穂の妖精たち』を大盛況で終えたレキシが、29日(日)地元・福井県鯖江市の西山公園で初の野外ワンマンとなる凱旋公演を開催。完売となった6,500人の観客とともに笑いと音楽に溢れた濃密なステージを繰り広げ大盛況で幕となった。
つつじの名所として全国的に知られる西山公園には、開場前からオフィシャルグッズの稲穂と袴Tシャツを着たファンで溢れ、雲ひとつない快晴と満開のつつじに囲まれたアットホームな雰囲気の中、午後13時30分に開場。
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15時をまわり、開演を告げる法螺貝が鳴り止むと、ステージ中央に鎮座した巨大オルゴール箱からイルカのぬいぐるみに続きレキシが登場。「ただいまー、来たよ鯖江、最初から飛ばしていくよ!」と第一声を投げかけると「KMTR645」のイントロで会場は一気にヒートアップ。続いて「このまま鯖江に家督を譲っていくよ」とそのまま「KATOKU」へと流れた。その余韻さめない中、ドラムのイントロが鳴り出すと「次の曲を当ててみて」とのMCからNHK大河ドラマ「西郷どん」のパワープッシュソング「SEGODON」を少しだけ初披露し、会場が大きな歓声に包まれる中、ギターイントロと共に「姫君Shake!」がスタート、立て続けに3曲を披露した。
続いて、「次は鯖江に年貢を納めようかな」、「鯖江と言えばメガネ、メガネと言えばこの人、足軽先生!」とMCし、ステージに足軽先生こと、いとうせいこうが登場。途中ネタ曲も挟みながら軽妙なラップと掛け合いで魅せると、次は十二単の衣装を纏って「SHIKIBU」に突入。
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一旦バンドメンバーがステージから引き上げ、「今回、凱旋ライブってことで、もう一人ゲストを呼んでます、みなさま温かく迎えてやってください、ニセレキシ!」のMCに続き、昨年開催した日本武道館ワンマン公演と同様に簡易の兜と鎧を纏ったニセレキシことU-zhaan(ユザーン)とタブラセットが登場。タブラのチューニング中にレキシがちょっかいを出し、それに返すニセレキシとの爆笑トークを経て、即興プレイの「takeda'」がスタート。途中、鯖江ネタもふんだんに盛り込みながらなんとか無事に終わると、次はニセレキシのタブラプレイから「古墳へGO!」へと続き、「じゃあ、このままの勢いで大塩平八郎と大石内蔵助に想いを馳せていきましょう」と「salt & stone」を立て続けに披露。途中、蹴鞠Chang(玉田豊夢)のドラムソロにタブラも加わった圧倒的な打楽器セッションも繰り広げ、会場は大きなグルーヴに包まれた。
続いては、松たか子に扮した和装のやついいちろうがサプライズで登場したが、会場には伝わりきれずステージを後にするという思わぬサプライズがあるも、その空気を打ち消すバラード「最後の将軍」に会場は聴き入り、いよいよ本編最後の曲へ。「最初は凱旋公演なんて少し照れくさいなと思っていたのですが、今、たくさんのツツジ、みなさま、鯖江と一緒にこの日を迎えられて本当によかった。ふるさとには人に会いに行く。また来るから!」と「きらきら武士」のイントロが流れると「ここでこの曲を歌えるのがこんなに嬉しいと思わなかった」と投げかけ会場はこの日一番の一体感で本編ラストを飾った。
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予告していたアンコールでは、キーボードの元気出せ!遣唐使(渡 和久 from 風味堂)の前説に、ゲストの足軽先生、ニセレキシも加わった寸劇ののち、西山公園の名物レッサーパンダの着ぐるみを着たレキシがステージに登場。途中キャッツの衣装でやついちろうも加わり代表曲「狩りから稲作へ」を20分以上にわたり繰り広げ無事大団円かと思いきや、レキシとメンバーが再度ステージに登場。レキシでは珍しいまさかのダブルアンコールで再度「きらきら武士」を披露し、約2時間30分のステージが幕となった。なお、この模様は6月29日(金)22時~、スペースシャワーTVにてドキュメンタリーを中心にオンエアされることが決定。
10周年の節目に福井での凱旋公演を大盛況で飾り、今年は11年目に突入するレキシ。すでに夏フェスへの出演も続々決定し、今年もさらなら活躍が期待される。
撮影:田中聖太郎