女性アーティストによる女性のための“少しいい香りのする”新感覚音楽イベント『Girls Code』をレポート

レポート
音楽
2018.5.11
『Girls Code』

『Girls Code』

女性アーティストによる女性のためのライブイベント『Girls Code』が、4月27日(金)に南青山FutureSEVENで開催された。color-codeのレーベル移籍第一弾シングル「if~この声が届くなら~」のリリースを記念したこのイベントは女性じゃないと入ることができないという、完全に女性だけという”少しいい香りのする”新感覚音楽イベントとなった。

出演アーティストはこれまた完全に色の異なる次世代ダンスボーカルユニット4組。まず、オープニングとして、主催のcolor-codeがアッパーダンスチューンのオープニングナンバー「this city」を披露し、呼び込んだのはJ☆Dee’Z。パワフルなハーモニーでファンの心をつかむと、「好きな人っていますか?」という女性客しかいない会場ならではの質問を投げかけ、元気で可愛らしいステージを展開した。

続いては、男顔負けの異色なダンスボーカルグループxDがまさかの騎馬を組んでステージに登場。遊園地に来ているかのような、圧倒されるダンスパフォーマンスと破天荒なパフォーマンス展開に、会場は笑いと感嘆の拍手に包まれた。

新メンバーの加入が発表されたばかりのCHERRSEEは、カッコいい女性アーティストの中でかえって目立つ、可愛らしくチャーミングなステージパフォーマンスを披露し、会場の女性客の目を釘付けにした。

そしてトリは多様性ダンスボーカルユニットcolor-code。5月に東京と大阪でのワンマンライブも控えている彼女たちだが、まずは挨拶代わりと女性なら共感間違いなしの楽曲を続けざまに披露した。そしてMCを挟んだ後、新曲「if~この声が届くなら~」を披露した。バラード曲だが、それも彼女たちの手にかかれば切ないダンスナンバーに。他にも幅の広い楽曲に大満足のカッコよくて愛くるしい、圧巻のステージが観客を惹きつけた。

ラストでは、出演アーティスト全員が登場し、イベントは幕を下ろした。同じ女性ダンスボーカルユニットというジャンルの中でも、各アーティストそれぞれの個性が色濃く出て、見応え抜群のイベントだった。印象的だったのは、「このイベント、いい匂いがする。笑」「お客さんのノリが最高でした!」「他の出演者さんと仲良くなれた!」という自由なコメントだった。見る側だけじゃなく、出演する側も大満足のイベントだったようだ。是非、次回開催を期待すると共に、まだまだ進化の余地のあるこのシーンの躍進にも注目したい。

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