渡辺麻友主演　ミュージカル『アメリ』初日前会見&ゲネプロレポート

2001年に公開され大ヒットした映画に基づいてつくられ、2017年4月に米ブロードウェイで上演されたミュージカル『アメリ』。日本初演となる今回、AKB48を卒業した渡辺麻友がアメリ役で主演する。

2018年5月18日、天王洲 銀河劇場にて初日を前に行われた会見で渡辺は「緊張と不安とドキドキと楽しみが入り混じっているが、最高の舞台をお届けできるように、一生懸命、精一杯頑張りたい」と意気込んだ。会見の様子とゲネプロ(※総通し稽古)の様子を写真とともにお伝えする。

内気だが想像力豊かなヒロイン・アメリを演じる渡辺麻友。昨年12月にAKB48を卒業した彼女にとって、初の舞台となる。初日前の会見では「正直に言うと不安の方が大きい。一人でやっていかなくてはいけないという不安はある」と素直な思いを語りつつ、「でも、舞台は生モノで、楽しむことが大事だと思うので精一杯挑みたい」と決意を見せた。

全33曲ある楽曲の中で20曲を歌い、2時間の上演時間(休憩なし)のうちほとんど舞台上にいる渡辺。個性派のベテラン俳優たちに支えられつつも、渡辺自身、緊張も不安も見せることなく、安定感があった。アイドル時代に磨かれた存在感と華やかさはさすがだった。

演出の児玉明子が「初舞台、初主演、初ミュージカルの渡辺麻友ちゃんは本当に成長した。一公演一公演重ねるごとにもっともっと成長できると思う。その成長ぶりが見所」と語るように、彼女の女優としての活躍がますます楽しみだ。

ちなみに、渡辺のキスシーンが気になる人も多いだろう。会見でキスシーンについて問われた渡辺は「幕が開いてからのお楽しみ♩」と答えていた。（キスシーンに限らないが、）ぜひ劇場でミュージカル『アメリ』の世界観を見て欲しい。